D軟化・再展足
 展足が不十分な状態で購入した標本や、乾燥後、再展足が必要な標本の場合、軟化させて再調整することになります。
 触覚やフ節を整形したり、脚の位置を少し
動かす程度であれば、湿らせたティッシュを敷いたプリンカップに数時間入れておくことで、調整可能な柔らかさになります。
 ただし、乾燥前に比べて、はるかに破損し易いことに十分な注意を払う必要があります。


濡れティッシュでの軟化状況

 大顎が硬く閉じていたり、大幅な脚の位置修正をしなければならないようなケースでは、更に軟化をさせないと調整が出来ません。
 この場合には、
 @熱湯の水蒸気に晒す。
 Aタンパク質分解酵素など市販の昆虫用軟化剤を使う。
 Bある種の切手剥がし液に浸す。
などの方法をとるようです。
 いずれもまだ、経験不足なので、いずれ自分にマッチした方法に辿り着けたら公開したいと思います。

@殺虫 A保管 B展足 C乾燥 D軟化 E脱脂 Fマウント

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