2009.12.12
合流:きっちゃさん
 年末恒例となった夜行バス・停留所合流・ルリ属狙いの登山材採集。
 きっちゃさんは大爆発!! 自身、ホソツヤルリ11♂+9♀、コルリ2♂+2♀、ルリ1♂をゲット!

 今回は、岐阜県ご在住のきっちゃさんと、年末恒例となった?、夜行バス・停留所合流・ルリ属狙いの登山材採集を実行することが出来ました!
 きっちゃさんとの合流採集は、今年8回目!
 そしてこの年末の高速バス停合流採集も3年目に入りました!
 2007年
 2008年
 2009年

 夜行バスのバス停着時刻は、時刻表によると5:20過ぎ。
 本来なら、5:10過ぎにバス停まで迎えに伺えば余裕でOKという感覚ですが、昨年、何ときっちゃさんは5:00にバス停で降ろされてしまった…。
 この季節、外でお待たせすることは出来ません。


 ということで、気合が入って3:10に自宅発!

 昨日は冷たい雨でした。
 今日の関東周辺、一気に天気が回復するとの予報。
 余裕で晴天下の登山、を意識していたら、何と現地に向かう高速では連続ワイパー必須の雨…。
 天気の回復が遅れているようです。
 雨カッパを羽織って登山開始、その後、晴天に近付くことに期待です。

 出発時間が早すぎるのは判っていますが、途中のPAで時間を潰すことにします。
 イルミネーション、昨年とは全く違う感じ…。

 4:40。 普段、何気なく目にしている高速バス停着(高速でなく、一般道からです)。



 きっちゃさんはほぼ定刻にバス停到着。

 先々週チャレンジされた、キュウシュウニセコルリの材採集の状況をお聞きしながら、目的地へ。
 きっちゃさんの感覚、自分にとって別次元です(笑)。

 今回は登山採集。
 自身、ホソツヤルリとコルリは満足レベルでゲットしたことがある山
 棲息確実なルリのゲットと、ホソツヤルリ、コルリの追加を目指します。
 この山、なだらかで広い尾根が続くイメージが強いため、「登山」をなめていましたが、先週挑んだ870mを越える980mの標高差があるのに気がついたのは、現地に到着する頃でした。

 身支度を整え、7:00少し前に登山開始。
 上空は晴れています!!
 下限の月がお出迎え。
 気温は6℃位ありそうです! 


 最初の標高差400m弱、改めて歩いてきつかった…。
 ウォーミングアップ無し、いきなり急峻な斜面に刻まれた不鮮明な登山道を登ります。
 途中、積もった落ち葉で登山道を見失い、斜面をショートカットすること2回。 

 まさかのこの時期の早朝6℃位、暑かった…。

 杉林で今日の朝日に対面!
 結局は晴れてくれてありがとう!

 尾根に出ると勾配はなだらかになります。
 ただ、なだらかな分、長い距離を歩かねばなりません。



 雪が出てきた。
 昨日の関東平野での冷たい雨、高所では最初は雪だったものの、最終的にはやや暖かい雨になり、一旦積もった雪を溶かしたようです。

 

 今年初、標高を上げると雪をじっくりと踏み締めることが出来ました!
 今年も暖冬? 少し心配です。 

 やがてアセビ林に!

 あの遠望を楽しんだ山がはっきり見えた!

 採集をしながらゆっくり進んだ結果、シンプルな山頂着は11:45。
 この山頂では、嬉しいことがありました。



 この秋以降のシーズン、きついきついルリ属狙いの材採集を繰り返していた印象ですが、今回は夢のような結果になりました!
 自身、ホソツヤルリ11♂+9♀、コルリ2♂+2♀、ルリ1♂成虫をゲット!
 (ホソツヤルリはきっちゃさんが見付けられた当り材の一部を削らせていただいた数を含みます。)
 きっちゃさんは、何とホソツヤルリ22♂+22♀、コルリ3♂、ルリ1♀成虫をゲットされました!
 あり得ない数字…。
 ホソツヤルリご専門のきっちゃさんでも、今日の数字は、過去最高だそうです!


ホソツヤルリ♀


ホソツヤルリ♂


この山初のルリ♂


コルリ♂


コルリ♀


 登山ではきつかった急斜面を滑るように下山…。


 17:40、きっちゃさんを今晩宿泊される宿までお送りすることが出来ました。
 きっちゃさん、今回もありがとうございました!


 長い長い一日は続きます。
 自宅に戻り、B4を停めたら直ぐに歩いて最寄り駅から都内へ。

 今回、緊急ミーティングに同席させていただく幸運を得ました。
 ヘロヘロな状況でしたが、十二分に貴重な勉強をさせていただくことが出来ました。


 ♂交接器内袋の膨らませ、何とか成功しました。
 100点には程遠いですが、ルリとホソツヤが似ていること、コルリとルリ・ホソツヤが別物なのを実感することが出来ました。

 初めて目にしたルリ♂交接器内袋。


 同じく初めて目にしたホソツヤルリ♂交接器内袋。
 ルリに似ているようです。

 コルリは…、トウカイコルリの棲息エリアのはず。
 やはり、トウカイのようです。

 まだ、トウカイとされるコルリの内袋しか膨らませたことが無く、経験不足。
 「ユキグニ」、そして「コルリ」も膨らませてみなければ…。
 展足だけでも時間が掛るのに、内袋観察という新たな課題が生じてしまいました(苦笑)。



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