2009.10.4
単独、雪国で登山!
快晴、でも強風の厳しさを知った登山となりました!

 1年前の10月4日。
 自身初の「越後型コルリ」の材採集に向かっていました(採集記)。
 今思い出しても、大満足と言える採集の一つになっています!
 思えば、ここ数年、ルリ属採集シーズンインとなったら、とにかく週末はルリ属成虫のゲットを目指して各地に向かっていた感じです。
 ところが今年は何か変…。
 きっかけは5月16日にあると思います(採集記)。
 予定していなかった雪国の登山。
 植生の違い、そして目の前に広がる信じられない風景に大感動!!
 そして、満を持して6月20日に決行した標高2000mオーバーの高層湿原の体験で完全に打ちのめされました(登山記録)。
 この趣味、今後どのような方向に向かうのか、自分にも判りません。
 近い将来、このHPの閉鎖(あるいは更新終了)もあるのか?(笑)

 10月に入って最初の週末、雪国では、土曜に雨が通り過ぎ、日曜は晴れの予報!
 5/16に雪国の登山の素晴らしさを初めて体験したあの山に向かうことにしました!


 自宅発は4:00過ぎ。
 関東平野は雲で覆われています。
 国境のトンネルを越える直前では雨まで落ちて来ました…。


 それでも、トンネルを抜けたら晴れ!!
 嬉しい!


 身支度を整え、6:20登山開始!
 日の出と共に登山を開始したいところでしたが、少し遅れてしまいました。

 木々の合間からあの高層湿原が見えた!
 快晴間違いなし!
 実は、今日、そこに向かうことも少し意識していました(笑)。

 一方で関東平野の方向は怪しい雲行き。

 紅葉のピークには早そうだけれども、それでも十分に綺麗。

 記憶以上に勾配は急でしたが、目安となる一つ目のピーク着は7:16。
 自分なりに飛ばしました。

 この先、木がなくなり、笹野原歩きになります。
 ここで想定もしてなかった事態…。
 激しい強風が吹き荒れている…。
 風の当たる角度によってはまともに呼吸が出来ません。


 本当に息苦しい…。
 やむを得ずペースを落とし、被っていた帽子を鼻に被せ、何とか呼吸をする感じになりました。
 吹き晒しの尾根を登ってきました。
 背後に写るあの高層湿原も風が強いのでしょうか?  

 激しすぎる強風、画像では表現出来ません…。
 普通に歩こうとしても、風でバランスを崩してしまうような状況…。


 山頂が近付いてきた。
 ガスが近くまで寄ってきています。
 しかし、あり得ない風…。

 振り返れば絶景! なのですが、この撮影の瞬間も相当に息苦しいです。



 山頂着は8:01。
 所要時間、1時間41分。
 前回より15分位短縮出来ました!


 越後平野の方角は晴れていますが、反対側は激しいガス。
 実はこの先にある標高2000mオーバーの山を目指すつもりだったのですが、この状況を見てギブアップ。
 来年、是非!

 この山頂、かろうじて晴れのエリアに入っているようです。


 関東平野側は凄い雲…。


 越後側の快晴の状況は相変わらず。


 強風で一気に奪われる体温、想像以上。
 これで雨が降っていたらと考えると恐ろし過ぎ…。
 この夏、北海道であった遭難事故、イメージ出来てしまいました。
 やはり、登山に無理は禁物です。
 
 あまりの寒さで山頂に10分留まることは出来ず、8:10に下山開始。
 越後側は本当に素晴らしい天気なのですが。

 あの高層湿原、来年も必ず向かいたいです!



 陽も高くなってきて、紅葉も綺麗!







 この先は樹林帯。
 最後に今日の山頂を振り返りました。
 来年も必ず登頂したいです!

 高層湿原、今日の最後のショット!

 下山は10:00過ぎ。
 想像以上に時間がかかりました。
 今日はこの山への登山の方が多数、下山者は登山者に道を譲るのはマナー。
 登って来られる方が居れば、とにかくスペースを確保して道を譲ることが出来ました。

 12:16に帰宅!
 8時間ちょっとの出来事、夢のようです。

 来週は、ルリ属採集優先での採集行となるつもりです!

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