2008.10.4
自身初の「越後型コルリ」の材採集。
結果:成虫11♂+11♀をゲット!

 ルリクワガタ属の材採集を始めたのが2003年の秋。
 これまで関東周辺の日帰り圏内で様々な採集を行って来ましたが、ひとつ実行したことのない採集がありました。
 「越後型コルリ」の材採集。
 「越後型コルリ」は豪雪地帯に生息しているため、材採集は、羽化する初秋から積雪の始まる11月までの期間限定となります。
 今回の目的地は、新芽採集では、タイミングさえ合えば、3桁のゲットが容易な地とすることにしました。

 あれだけの爆発がある地なら、周辺のあらゆる材に成虫が入っているなんてことがあるのか?、あのブルーなコルリが材から出る感じは?、もしかしたら黒♀が材から出てしまうこともあるのか?
 様々な期待を思い巡らせながら、4:26に出発!


 今日は、晴れそう!
 この季節に、この地を訪れるとは思わなかった。

 採集スタートは8:20。
 やはり、「越後型コルリ」のポイントは遠い…。

 気温は16℃。
 まだ紅葉の始まり段階で、林床は暗いです。
 雪の重みで斜めに傾いた細木があって、歩き難い。

 (・)マーク材の発見は直ぐ。
 幼虫の確認も直ぐ。
 そして、いきなりブルーに輝く♂成虫が出ました!!

 ブルーのホソツヤルリとは、ボリューム感が違います。

 これなら、追加は容易?
 でも、相当に甘かった…。

 何度か斜面を変えてみるものの、追加はパラパラパラパラ…。
 材から出るブルーな♂、そしてツルツルの♀に感動するものの、新芽であれだけの爆発があるポイントに居るんだとは、到底信じられません。








 
 豪雪地帯では、落ち葉の腐朽が中々進まない感じ。
 その落ち葉の下にコルリ材は埋まっているのでしょうか?

 
14:00を過ぎて、ようやくコルリの濃い斜面に辿り着くことが出来、合計11ペアの成虫ゲットを達成することが出来ましたが、新芽採集の状況を考えると、解せない感じでした。





 黒♀も1頭だけゲット出来ましたが、林床が暗く、フラッシュ撮影がやっとでした。


 高所では紅葉が始まっていました。






 自分的に粘って、16:00で採集終了…。

 結果的に22頭(11♂+11♀)のコルリ成虫をゲット出来ましたが、新芽であれだけ簡単に採れるコルリがこの地でどのように棲息しているのか?、考えれば考えるほど判らない採集になりました。
 相当に貴重な経験を積むことが出来ました!


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