2009.5.30
同行:ピイさん
現地合流:きっちゃさん
4年目となったホソツヤルリ狙いの新芽採集。
結果:自身ホソツヤルリ5♂、きっちゃさん3♂+2♀、ピイさん2♂+1♀と信じられない結果!!!
コルリも、自身、第1ポイントで128♂+24♀、第2ポイントで31♂+10♀
(いずれも大半はカウント後にリリース)と大満足!
岐阜県ご在住のきっちゃさんとの合流ホソツヤルリ狙いの新芽採集も4年目となりました。
これまで、2人合わせてゲット出来たホソツヤルリ成虫は、
2006年6月3日:1♀ 採集記
2007年6月2日:3♂+1♀ 採集記
2008年6月7日:4♂+1♀ 採集記
かろうじて毎年結果を出すことが出来ている感じです。
このポイントでのホソツヤルリの新芽採集は、天候が相当に重要という印象。
過去3年間は、運よく好天に恵まれて、太陽がギラギラと照りつけて気温が上がった瞬間に多くのホソツヤルリ成虫をゲットすることが出来ました。
この週末も、目指すポイントの天候は微妙…。
今年の関東周辺のルリ属新芽採集は…、何故か週末になると、雨、あるいは低温に悩まされていて、まだ満足なコルリの新芽採集すら実現出来ていない状況です。
週末しか出動出来ない身としては、もどかしい限りです。
しかも、今年は残雪が少なく、新芽採集のピークも一気に終了となりそうな5月末の土曜日…。
今回は、ホソツヤルリ狙いの新芽採集に初めて挑まれるピイさんにご一緒させていただき、きっちゃさんと現地で合流して、チャレンジすることになりました。
ピイさんに我が家まで来て頂き、4:00過ぎにB4でスタート!
動きの遅い低気圧が日本の南岸に停滞。
目的地の天気は微妙…。
仮に雨が降っても、気温が少しでも上がって、ホソツヤルリが飛んで欲しい、と言う思いです!
途中、きっちゃさんと連絡、何と1時半にご自宅を出発され、ゆっくりと待ち合わせ場所を目指されているとのこと。
ピイさんと話していると、時間が単独の場合の数分の一位に短くなる感覚です。
北上すれば晴れ、を期待したものの、雨…。
更に進んだら、雨は激しくなるばかり…。
正直、今日の出動の選択は大失敗?という思いがよぎりました。
6:50、待ち合わせの道の駅着!
1時間位前に到着されていたきっちゃさんと合流。
晴れとは行きませんが、雨は落ちていない!
第1ポイント
B4に乗り、まずは今日の本命のポイントへ!
相変わらずの曇より空ですが、雨は降りそうも無い感じです。
気温も早朝にしては高めの18℃。
今日が5月なんて信じられない位、雪が無い…。
それでも、コルリはあっさりとゲット!
昨日の潜り込み個体と思われますが…。
きっちゃさんも、ピイさんも、続々とコルリをゲットされている模様。
晴れれば、コルリ乱舞もありそうな状況。
しかし、晴れない…。
本命のホソツヤルリをゲットすることは出来ず。
それでもこんな喧嘩シーンを初撮影!!
コルリ♂+コルリ♂の対決。
相手の大顎で自分の大顎を挟まれて持ち上げられた方の♂、この後、何とか持ちこたえてブナ新芽に着地しましたが、逆方向に歩いて逃げ出しました。
コルリ成虫は、パラパラとゲット出来るものの気温は思ったほど上がらず、飛翔する個体は少ない…。
ホソツヤルリ成虫が混ざることはなし。
周辺を移動。
結局、気温はギラギラ状態まで上がらず、今日のホソツヤルリゲットは無理?、そう思い始めた10:30。
ピイさんが、トネリコの新芽でホソツヤルリ♀をゲットされました!!
直ぐに近付いて、見せていただきましたが、このポイントで安定している「緑」の♀です!
きっちゃさんも私も、一気に気合が入り、周辺を徹底探索。
こちらは数分後(4分後位?)、飛翔する小さな個体をネットイン!
ここのコルリでは、滅多に混ざらないような極小サイズ。しかもブルー!
ホソツヤルリ?
じっくり見ると、間違いなくホソツヤルリの♂でした!
4枚撮影したものの、手が震えてピントは合わず…。
今年もゲットしてしまった…。
その数十秒後、きっちゃさんもホソツヤルリ♀をゲット!
僅か5分足らずの時間で、3人共、ホソツヤルリ成虫をゲットすることが出来ました!!!
信じられない結果…。
そう言えば、昨年も1頭ホソツヤルリが採れたら、周辺で続々と採れたのを思い出しました!
しかし、同じパターンでは追加出来ず…。
一方で、ピイさんはちょっと視点の異なる果敢なチャレンジをされ、ここのポイントでの安定したホソツヤルリの新芽でのゲット法を更に進化させて下さいました。
今日が単独出動だったら、とてもチャレンジしなかった方法…。
実践してみたら、結果が出ました!!
11:24、ホソツヤルリ♂
コルリは、続々とゲット出来ました!
結局、第1ポイントでは128♂+24♀のコルリを新芽でゲット!
ようやく今年初の全開新芽採集を楽しめた感じ!
今回、湿らせたティッシュを入れた容器に回収、色やサイズなど、気になる個体だけ持ち帰り、その他は、再カウントが無い状況でリリースしました。
時計は14:00を回ったものの、雨がパラツキ始めたことから移動。
結局、私が単独、先週訪れたものの、低温でギブアップしたポイントに向かうことになりました。
第2ポイント
風景は1週間で激変…。
雪は一気に無くなり、ブナ新芽も一気に開いてしまった…。
先週のほぼ同じ地点
ブナ
トネリコ
トネリコ
40分足らずで、自身31♂+10♀の「越後型」コルリをゲット!
大半の個体は現地でリリース。
下山途中では、自身初となる5月のヒメオオ活動個体をゲット!(路上歩行個体)
道の駅に着いた途端、雨…。
水準以上に美味しい暖かい蕎麦を食べて帰途へ。
1泊されて、明日帰宅されるきっちゃさんとお別れ。
単独だったら退屈過ぎる雨の高速もピイさんと話をしていたらあっと言う間!
思えば、コルリの新芽でのゲットすら不安で出発した状況…。
3人でホソツヤルリを新芽で13頭ゲット!という信じられない結果になりました。
2009年の新芽採集シーズンは、一気に駆け抜けてしまった感じ。
来週からは、天気が良ければ、登山にウエイトを置いた出動になりそうです。
きっちゃさん、ピイさん、素晴らしすぎる一日になりました!
ありがとうございました!
ホソツヤルリ3♂
ホソツヤルリ2♂
左2頭:第1ポイント産コルリ♂
右1頭:第2ポイント産コルリ♂(越後型ブルー)