2010.9.18
単独、4年振りとなる南会津で登山!
東北地方最高峰経由、超有名湿原へ! 歩行距離21.2km、累積標高差1220mのキツイ爽快登山になりました!
下山後、2000年以降、2005年までヒメオオクワガタをゲット出来た小規模な柳林でヒメオオゲットに成功!
今年は、9月に入ってからも猛暑が続きましたが、3週目に入って、ようやく低地でも秋の涼しさを感じることが出来ました。
例年なら、ルリ属採集シーズンインとなるタイミングですが、今年は暑さが続いたこともあり、テンションは上がらず…。
一方で、9月に入ってから登った2つの標高2000mオーバーの山の刺激は強すぎでした。
9月第3週の週末も晴れの予報!
ということで、ルリ属採集シーズンインは先送りし、標高2000mオーバーの登山にチャレンジすることに。
何処にするか?
それぞれのエリアの天気の様子によって、3箇所をイメージしていましたが、出来ることなら登りたかった南会津の山周辺の天気は良さそう!
思い切って、チャレンジすることにしました!
南会津…。
一部(?)クワガタ屋さんの間では、「聖地」と呼ばれていて、ここに訪れることを「聖地詣」と呼ぶそうです。
私が、初めて訪れたのは1999年9月23日…。
雑誌で見た「ヒメオオクワガタが採れる地」というのが気になり、どの辺りで採れるのかも良く判らないまま網も持たずに訪問。
国道沿いで忘れもしない34mmの小型ヒメオオ1♀をゲットすることが出来ました!
その後は、2006年8月まで、コルリクワガタとヒメオオクワガタ狙いで訪れること26回。
自分的に、これだけ同じ地に通ったのは、ここが最初で最後になっています。
そして、いつの頃からだったか気になりだした、「聖地」を見下ろすように鎮座する山!
何と東北地方の最高峰だとか!
以前は、山頂に辿り着くなんて想像もしていなかった。
でも、今、最優先で登りたい!
気合いが入り、2:30過ぎに自宅発!!
3連休初日ということで、交通量は多めでしたが、順調に懐かしい道を進み、かつて寄ったことのあるロッジ着は5:36!
駐車場の車は少なめ。
気温は、この秋初の10℃。
身支度を早々に整え、5:41登山開始!
湿原への入場数を自動カウントしています。
ほどなくして、超有名湿原へのルートを見送り、左折!
いよいよ、登山道です!
登山道は、水が流れています。
こんなルート、ピン付長靴、最高!!
勾配は緩く、余裕な感じ!
やがて、湿原が出て来ました!!
このエリア、多数の湿原があり、それぞれに興味深い名前が付いています!
紅葉と同様に、芝枯れは遅れている感じ。
久々に見る巨人!(笑)
池塘に映るウロコ雲!!
東北地方の最高標高エリアを目指しているだけあって、山腹でも周辺の山々を見下ろす感じ!
この時間帯、曇ってしまいましたが、目指す山が見えた!!
湿原横断では、木道が整備されています。
やがて、笹藪、そしてガレ場へ。
振り返れば登ってきた湿原!
ふと、山容を意識すると、先々週登った山がクッキリ!!(登山記録100904)
7:15、あれあれっ?と言う感じで、第一のピーク着!
岩をよじ登る感じです。
眼下には、原生の沼!!
いつか湖畔を歩きたい!
(左端上は先々週登った山です。)
向かおうとしたら日が再び差してきた!
一旦標高を下げ、再び岩登り!
遠望が望めるところで、あれ?あれ?あれ?????
あの山容は!!
画像処理でクッキリさせました
富士山です!!!
東北地方からも見えることに感動!!
そして、正真正銘の東北地方最高標高地点着!!
7:28。
目的とした山に到達出来て、大満足!!!
西の方角に見えた!!
先週登った高層湿原!!!(登山記録100911)
また、登りたい!
この山の麓に広がる超有名な湿原は霧の中。!
今日は、このピークに立ったら、ピストンで戻るつもりでした。
あの湿原、いつか行きたい!!
いつになるか…。
時刻はまだ7:30過ぎ。
天気は良さそう。
思い切って行ってしまう??
身体の疲れは無し。
自己責任で、B4に歩いて戻ることは出来そう!!
ということで、計画していなかったあの湿原を目指して、反対側に下ってみることにしました!
一気に標高は下がります。
それでも、岩ゴロゴロのあの距離…。
長かった…。
木道に辿り着けてホッ。
湿原の入り口着は、9:09。
既に霧は晴れて、素晴らしい湿原歩きが出来そうです!
もう語ることがありません。
晴れた湿原!!
(振り返れば)、あのピークから歩いてきました
湿原を途中まで歩き、登った山の北側を巻くようにして下山しました!
湿原が終わると7.4kmのブナ純林&湿原歩き。
標高差は大したことないのに、登山で飛ばしたのがいけなかったのか、最後はヘロヘロでした(笑)。
朝一で歩いた登山道への分岐に着いてホッ…。
B4着は12:23でした。
やはり、紅葉前のシーズンオフ気味なようで、満車には程遠い駐車場でした。
正直、疲労は最近では最高レベル。
このまま帰還へ、
と行きたい所でしたが、どうしても撮影したいショットがあり、鞭打って帰還とは逆方向へB4を進めました!
今日登った山を背景に、B4を国道で撮影したかった!!
かつて、何度も見て来たショット!
湿原は、あの山の向こう側です!
そう言えば、この30m位先の左側にある柳でヒメオオをゲットしたことがありましたが、今日は国道沿いの柳を丁寧にチェックする根性は無し。
帰ろう!
と、一瞬思ったものの、南会津には、ヒメオオ採集でどうしても外せない場所がありました。
2000年9月に初めて、「ヒメオオの鈴なり」を体験した柳林。
10数本の柳が茂る低標高のショボイ場所で、チェックは10分もあれば終わる感じです。
2006年はボーズで終わりましたが、2000年〜2005年まで、行けば必ずヒメオオが採れる感じでした。
今、どうなっているのだろう?
鞭打って遠回り!!
残っていた!
今もその柳林はありました!
ただ、かつてはヒメオオの齧り痕だらけだった柳に、今はその痕跡すら無し…。
駄目か…。
そう思ったら…。
今までヒメオオの居たことがなかった柳に齧り痕があり、♂が居た!!!
40mm台中盤のヒメオオ♂!!
最後に確認した2005年秋から5年…。
2000年に初めて確認してから、10年…。
今も、ヒメオオが居てくれたことに感謝!!
そして近くの柳に、更に大きいヒメオオ♂が居た!!
少し上に付いている♀の方向に向かって歩いていました!
この大きい♂のみ持ち帰り、最初の♂と♀はリリース。
(帰宅後、計測したら今年初の50mmオーバー、53.5mmの立派な♂でした!)
hidarikara ,