2010.7.10
 同行:ピイさん
 ピイさんとカミキリ狙いのつもりで高所出動!
 自身、(想定外の)立ち枯れで産卵するルリ1♀をゲット!、そして★直後のコルリ1♀を確認!!
 ピイさんは目標のカミキリ2種に加え、落ち枝の接地面に付くルリ♀をゲット!

 前回の出動、6月第2週の高層湿原登山&コルリ新芽採集(採集記)から、およそ1カ月経ってしまいました…。
 出来ることなら6月3週にコルリ新芽採集の最後のチャレンジをし、6月4週と7月1週はカミキリ採集&コルリ狙いの材起こし採集!、とイメージしていましたが、天気はイマイチ…。
 強行も考えましたが、結局は諦めました。
 
 自分的には、先週の出動が出来なかったことでルリ属採集はシーズンオフに突入。
 この週末は晴れればカミキリ狙いの採集をしようと考えていましたが、テンションは今ひとつ上がらず…。
 それでも、6月4週か7月1週に向かおうと思っていた地の天気は良さそう!
 今回は、ピイさんにご一緒させていただく予定。
 その地のカミキリ狙いでは、少し中途半端なタイミングのとのことですが、思い切ってご一緒にチャレンジさせていただくことになりました!
 
 カミキリメインなので、ピイさんに我が家に来ていただいたのは5:30と遅め。
 B4で出発!

 高速道は、夏休み前でも混雑気味でした。


 あっと言う間に現地着!
 晴れた高所は本当に爽快!
 気温は18℃でした。
 今回デビューとなった、おニューのピン付長靴で進むことになります!
 ピイさんも久しぶりの高所にご満足なよう。

 そして、そして、歩きだしてから20分ちょっと。
 ミズナラの巨木の立ち枯れに、ルリの(・)マークを確認。
 暗い林床、目を凝らしてみたら…。
 
ルリ♀が産卵行動中!!

 今日はほとんど諦めていたルリ属成虫!
 ゲット出来て嬉しい!
 こうなったら♂も、と徹底的に凝視したものの、甘くはありませんでした…(苦笑)。

 その後、先週だったら本命だったはずの砂浜へ…。
 ここは何度来ても素晴らしい印象です!

 駄目元で、コルリの産卵材を起こしてみます。
 新しい(・)マークは多数ある…。
 せめて先週来ていれば…。
 
 20分ほど経過。
 
起こした材の下にコルリ♀!!

 やった!
 ただ、触っても動かず。
 ★個体?
 腐敗臭は無く、身体もしっかり。
 腹の赤味も生体同様。
 そして、強く触ったら足が動いた気がした!

 この時点では、瀕死の生体として、今日の採集数にカウントしようと思っていましたが、帰宅後、撮影画像を拡大してみたら、交接器辺りに白いカビ…。
 ★個体でした…。
 カウントは出来ず…。
 自身のコルリ成虫をゲットした最も遅い記録(7/5)を更新した!と一瞬舞い上がりましたが、やはり甘くはありませんでした…(苦笑)。

 直後、ピイさんも「コルリ♀」をゲットとのこと!
 まだ、起こした材の裏に付いているとのことで、近くに駆け寄り、撮影させていただきました!
 ピント合わず…。

 この時は、コルリ♀と決めつけていましたが、実は大分時間が経って、腹の色を見てルリの♀だったことが判りました…(苦笑)。
 ピイさんも苦笑…。

 上翅に浜の砂粒が付いています!
 これで、3年連続、ルリ成虫をこの砂浜に落ちる材の接地面でゲットしたことになります!
 コルリが産卵するような材の状況で、ルリを確認出来るのは、ここが砂浜だから?
 疑問は引き続き残ります。

 湖岸の砂浜。






 自分的、本気で2種のカミキリを狙いましたが、ボーズ…。
 持ち帰りは、現地でリリースするかどうか迷った1頭の普通種カミキリで終了でした…(笑)。

 ピイさんは、サワフタギ立ち枯れでジャコウホソハナカミキリ、そしてオオシラビソ立ち枯れでアラメハナカミキリをゲットされました!!


ピイさん採集、アラメハナカミキリ

 高標高のオオシラビソ林は、日差しが遮られ、23℃の爽快環境でした!

 まるで模型のような、ルリヒラタムシを久しぶりに確認。

 自宅には18:00過ぎに到着。
 まさかのルリ属で結果を残せ、これで満足レベルでシーズンオフに入れそうです!
 ピイさん、ありがとうございました!


 持ち帰り個体。
 この季節、ボロボロの個体が多いようです。


左から、ピイさん採集ルリ♀、自身採集コルリ♀とルリ♀


hidarikara ,

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