2010.6.12
単独、ルリ属狙いの新芽採集第5弾!
2週連続であの高層湿原に登ってしまった!!!
新芽のコルリは3ポイント回って、計62♂+21♀をゲット!
今年は雪国の残雪が多く、コルリの新芽採集は6月中旬までは余裕で楽しめそうです!
先週のピイさんとの高層湿原登山…。
ガスっていましたが、何度登ってっも良い山だと感じました!
今週も登ってしまう?
一方で、今シーズン、何とかコルリ♂をゲットして、その交接器内袋を確認しておきたい地が残っていました。
豪雪地帯ではないけれども、この週末でも何とか採集になりそうです。
ということで、6月2回目の週末は、コルリが欲しい産地で朝一番で新芽潜り込み個体のゲットにチャレンジ!
ゲット出来たら、移動して先週も登った高層湿原登山、
ゲット出来なかったら、その地の近くにある山に登って時間調整し、気温が上がってから飛来するコルリのゲットにチャレンジする
という流動的な状態での出動になりました!
自宅発は2:28!
第1ポイント
高速道北上中、星は全く見えませんでしたが、霧が出ている標高を超えると、青空ゾーンに入りました!
気温も十分に高い!
久しぶりに雨粒も全く無し!
昨日、晴れていた時間帯があるのは確認しているので、潜り込み個体に期待です!
5:00前なのに、気温は16℃!
林道を歩いてみることにしました!
爽快なブナ林!
ブナ新芽は良い感じの場所が多数。
一方で、トネリコの新芽の芽吹き具合はちょっと早めな印象でした。
黒ポッツンを見つけ、あっさりコルリ♂をゲット!
現地で感じる印象も大事です!
トネリコの新芽を掬って2ペア!!
この地は、ブナよりトネリコというお話しを幾つかお聞きしていますが、私は50:50位の印象になっています。
ブナ新芽で、より多くのコルリ潜り込み個体をゲット出来ました!
まだ、早朝なので、自然光で撮影すると露出不足、ストロボを弱く焚くと変な色になってしまいました…。
結局、10♂+4♀のコルリ潜り込み個体をゲット!
今日は、気温は上がりそう!
昼まで待てば、飛翔個体も多数見られそうですが、目標を超える個体をゲット。
5:54、思い切って、先週登山したあの高層湿原に向かうことにしました!
第2ポイント
気合で移動…。
身支度を早々に整え登山開始です!
毎回意識してしまうウダイカンバのトンネル。
やがて、相変わらず雪原状態の笹野原へ。
青空が本当に綺麗!
高層湿原との対面が待ち遠しいです!
今日は身体が軽く、飛ばしました!
先週、最も危険に感じた雪渓も大分雪が溶けていました。
今日は、危険と感じた瞬間はゼロ。
昨年の登山で危険に感じた最後の雪渓登りも余裕。
雪山をなめることは絶対にしないつもりですが、ピン付長靴を一歩一歩グリップさせれば、滑落の危険は無い感じです。
そしてそして、「この先、風景激変エリア」着!
先週と違って、晴れです!
凄い色!
そして高層湿原!
雪原のエリアは1週間で相当に減っていました。
湿原までの標準登山時間:2時間40分の所、1時間19分で到達!!
今日は体調が絶好調だったようです!
一旦通り抜ける針葉樹林帯は、相変わらずの積雪。
ただ、先週より足跡はクッキリ刻まれていました!
この辺り、積雪はまだ1m以上…。
そして、ハイライトの高層湿原!!!
何処を見ても、凄っく綺麗!!!
先週は聞けなかったカエルの声を聞きながら山頂着!!!
物足りなさ過ぎな山頂です!
山頂の積雪は1m50cm位か?
それでも先週より50cm位は減っている感じでした。
山頂で、おにぎりを食べて直ぐに下山!
下山では、いよいよコルリを狙います!
高層湿原を撮影しまくり!!
今年、あと2回は登ること間違いない感じです(笑)。
下山道も綺麗!!
標高を下げ、新芽でゲットしたコルリは19♂+2♀となりました!
気温が上がり、先週より余裕な感じ。
ただブナ、ミズナラ新芽は完全に終わっていて、全てトネリコ新芽からのものでした。
「この先、風景激変」
第3ポイント
第2ポイントの登山を終え、B4の駐車場所に辿り着いたのは12:53。
日の長いこの季節、まだまだ時間はあります!
かなり飛ばした登山だったのに、体力的にも何故か余裕。
登山で十二分に満足だったのですが、思い切って今年は目にすることが出来ないかと思っていた「越後型コルリの生息地」に向かうことにしました!
見覚えのある林道。
ナラ枯れは、昨年より深刻な状態になっているようです…。
今日のこの地、大当たりだったようです!
30〜40m位の道沿いのブナとトネリコの新芽をチェックするだけで続々とコルリ成虫をゲット出来ました!
網に入れて先に進み、もう一度戻って枝を見ると新たに飛来した個体を確認出来る状況…。
今年初の黒コルリ♀もゲット!
気付けば、実質45分の採集で、33♂+15♀をゲットすることが出来ました!
毒瓶に移す時間が無い位の「続々飛来」も、今年初経験!!
5♀は現地でリリースしました。
持ち帰り個体。
第1ポイント産コルリ:3♂
第2ポイント産コルリ:3♂
第3ポイント産コルリ:3♂
第1ポイント産コルリ:3♀
第3ポイント産コルリ:3♀
♂の交接器内袋の形状は、第1ポイント産は「コルリ型」、第3ポイント産は「ユキグニ型」でした。
第1ポイント産コルリ♂
第3ポイント産コルリ♂