2008.7.5 関東周辺
結果:自身初の7月のコルリ成虫(1♀)を材起こしでゲット!
先週は、まさかの状況で、コルリ成虫とオオルリ成虫を材起こしでゲットすることが出来ました。
かならずしも高標高とは言えず、積雪が多い場所でもありません。
最近まで、コルリ成虫が野外活動する期間は、新芽採集シーズンの終了と共に終わってしまうものと思い込んでいましたが、「新芽」が終わっても意外に長い間、野外活動をする個体が居るのかもしれません。
以前、著名な方から7月中旬でもブナ立ち枯れで活動するオオルリ成虫が居るというお話を聞くことが出来たのを思い出しました。
今週は単独での出動となったことから、自身体験したことの無い7月のルリ属ゲットを意識して出動することにしました!
もしルリ属が採れなければ、そのままシーズンオフに突入、魅力的な数々のカミキリを狙うことになりそうです。
自宅発は4:15。
天気予報では、晴れるものの大気の状態が不安定とか。
なんとなく曇より…。
でも山は晴れていた!
爽快な朝!!
今日の大きな目標の一つ、「名水」をペットボトルに汲むことも出来ました!
水は冷たく、手が痛い!
江戸時代から語り継がれてきた水のようです。
水を汲めて、満足気分で現地着。
本命の落ち枝裏に付くコルリの他、立ち枯れのオオルリ、そして柳に付くヒメオオ、さらに広葉樹の立ち枯れに来る魅力的なカミキリを意識しながら山道を進みました。
材を何本も何本も起こして行きますが、コルリ成虫の姿はなし。
やはり、遅かったか?
やがて、コルリと思われる「幼虫」が材裏に付いていました。
材は全く削っていません。
何らかの理由で、材から出てしまったのでしょうか?
一瞬、スジクワガタの2令幼虫かと考えましたが、顎はおちょぼ口。コルリの終齢幼虫のようです。
この幼虫はこのままそっと元に戻しておきました。
やはり、自分には7月のコルリ成虫ゲットは駄目そう。
そう言えば、近くに気になっていたものの、まだ行ったことのない湿原があった!
ということで、その湿原に向かうことにしました。
かつて、山に向かう目的が虫(ヒメオオ、コルリ)のゲットが中心だったことを考えると相当変わってきています。
想像以上に素晴らしい湿原!
自身初の7月のルリ属成虫ゲット!
歩いた甲斐がありました。
結局、ルリ属成虫の追加は駄目。
ヒメオオは、路上歩行個体も意識したものの駄目。
カミキリも、ブナ立ち枯れに飛来した、今シーズン初のネキとなったソリダ(オオホソコバネカミキリ)のゲットが精一杯でした。