2014.5.24 
 単独、群馬県でコルリ狙いの登山新芽採集!
 成虫採集個体では、自身初プロットとなるエリアで、コルリ12♂をゲット!!!。
 下山では自身4度目となる熊との遭遇を経験!!!!


 今シーズンのコルリ狙いの新芽採集、5/3の埼玉県でのトウカイコルリ狙いのチャレンジ以降、4回出動し、結果、自身初プロットとなる2ポイントを含む3ポイントでトウカイコルリ計10♂を新芽でゲットすることが出来ました!
 材採集をすれば何とかなるポイントが多い印象ですが、採れるか採れないか判らない、スリル満点の新芽でゲットしたトウカイコルリの価値は数倍高まる印象です!
 更に今年は、現役大学生の虫屋さん「かっきーさん」に3度もご一緒させていただき、強烈な刺激をいただきました!

 5月4回目の週末、思い切って(自分的)「大チャレンジ登山新芽採集」として、群馬県の山に登ることを決めました!
 このポイント、過去2回の材採集チャレンジで、成虫はゼロ。幼虫数頭しかゲット出来ていないエリアです。
 昨年秋のチャレンジでは、標高を上げると出てくる笹藪帯でのチャレンジを諦め、笹藪の無い南斜面でかろうじてコルリに間違い無い幼虫(1頭)をゲットしましたが(採集記)、笹藪帯では、条件さえ整えば、材採集より容易に新芽採集で結果を出せる印象。
 それでも行ってみないと判らない。
 レベルが低いのかも知れませんが、自分的「大チャレンジ」なのです。


登山編
 昨年の材採集チャレンジで登ったルートの方がアクセスは良いのですが、今回は初チャレンジとなる反対側から登ることにしました。
 この季節、昨年チャレンジしたルートはヤマビル地獄とのことで…(苦笑)。

 登山開始は5:15!
 このルートのヤマビルは少ないようですが、それでも登山口には「
ヤマビル」と「注意」の赤文字だけが消えてしまった看板がありました。

 
 ヤマビルの姿を見ることなく、順調に進む。
 最初は単調なカラマツ植林もある登山道

 ここは「登山道」と言うよりも「遊歩道」的な感じで歩き易い、幅の広い道となっています!

 やがて広葉樹林となり、コルリの(・)マークも確認!
 このルートを使えば、材採集でコルリ成虫を狙えそうです!!




 

 少し進んだら、間違いなく熊によると思われるウンチを発見…。
 デカイ…。
 しかも周辺に複数ある…。
 ポシェットに2個付けた熊避け鈴を高らかに鳴らし、更に防災用ホイッスルを吹き続けました。

 
 
 笹藪エリアは周辺を見渡せ無いのが不安をそそります(苦笑)。 

 
 結局、「獣」は猿だけの確認で、見覚えのある尾根歩きになりました!!

 当初は、この尾根を少し進んだだけでコルリをゲットし、下山して別のポイントに向かおうかとも思っていましたが、気温は15℃位でコルリ成虫が簡単には飛びそうもない…。
 スィーピングをしても何も入らず…。

 と言うことで、登山口から片道7kmも歩かなければならない山頂を目指すことにしました!
 大絶景で有名な山頂!

 笹藪エリアを歩くことになりましたが、登山自体は爽快の極み!!!
 一方で、コルリ狙いの新芽採集は、ちょっとタイミングが早い印象…。





 それでも、群馬県奥地から富士山が見えて感動!!





 そして、そして…、貸切の山頂の360度大絶景は凄かった…。










採集編
 下山する頃には気温も上がり、コルリ狙いの新芽採集チャレンジ!!

 芽吹きにはまだ早いと思われた山頂直下のブナ新芽でコルリ2♂をゲット!!
 正直、意外な状況でした…。



 

 そして、標高を下げてミズナラとトネリコの新芽でコルリ10♂を追加!
 こちらは、想定通り!!



 今の自分のレベルでは、材採集で10頭以上のコルリ成虫をゲットすることなんて簡単に出来ない場所だったのに、新芽採集でコルリ成虫を多数ゲット出来て大満足!!
 採れるか採れないか、ギリギリの状況でチャレンジする豪雪地帯以外の地でのコルリ狙いの新芽採集。
 はまって来てしまいました(笑)!


 

 環水平アーク?



下山編
 新しいコルリプロットを刻むと言う目的を達成し、今年初のコシアブラもゲットして、意気揚々と順調に下山…。



 
 
 のはずが…。






 時刻は13:30頃。
 少し開けた巻き道を下っていたら、前方左上、40m位の所にある木の下に不自然な黒い色…。
 本能的にヤバイと思い、立ち止まらずにゆっくり歩を進めながらその黒い色にピントを合わせたら…。



 
熊のぬいぐるみ???
 なわけ無い(苦笑)。

 小熊がジッとして、こちらを見ていました…。
 
 熊避け鈴2個を装備し、右側の1個は常に手で持って鳴らし、更にホイッスルも吹き鳴らしてきたのに…。
 小熊なので、突然の変な音の接近に逃げるに逃げられない状況だったのか…。

 小熊が居ると言うことは、近くに母親の熊が居るはず…。
 全身に鳥肌が立ちました…。

 前か、後ろか、左か、右か…。
 どの方向も笹が深く、視認は出来ません…。
 
 一瞬、戻ることも考えましたが、既に熊の縄張りに入りこんでいることは間違えなし…。
 迷った末、進むペース、音の立て方を変えることなく、進み続けることに…。

 時間にして1分位…。
 恐ろしく長い時間でした…。
 もちろん撮影何て出来ず。

 思えば、登山時に熊の糞を複数確認した場所の近く…。


 
 小熊はけたたましい音を立て続けていても、逃げて行かない(行けない?)ことがある…。
 勉強になりました…。

 その後の下山道はとにかく長かった…(苦笑)。
 笹の無くなるエリアに入って少し安心。 

 

 15:00に関東平野に無事「着陸」。
 渋滞皆無で帰宅することが出来ました!


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