2012.9.8
 単独、2年振りとなる東北最高峰登山!!
 下山では、前回は歩かなかった方向の湿原に向かい、標高差1290m、沿面距離21.5kmの歩行!
 下山後、ヒメオオ1♀をゲット!

 9月2週目の週末、天気が良ければ毎年恒例となりつつある「きっちゃさんにご案内いただくヒメオオ狙いの林道歩き」に向かう予定でした。
 しかしながら、秋雨前線が西日本から北上して来て、目指すエリアの天気は悪そう…。
 残念ながら、きっちゃさんとの合流採集は延期。
 天気が悪ければ、おとなしく標本整理に励もうと思っていたら、土曜日の天気予報、東北地方は意外にも終日快晴!
 ならばと、1年振りとなるイシさんにヒメオオ狙いの林道歩きのお声掛けをしてみたものの、何とイシさんは木曜日に、熱中症のような症状になってしまわれ、林道歩きはとても出来ない状況とのこと…。ヒメオオ採集に向かいたいお気持ちは強いようで、なんとも残念…。
 ほぼ回復されているということで安心しましたが、暑い日が続くのでどうぞお大事になさって下さい!!

 結局は単独出動…、と言うことでヒメオオ狙いの林道歩きは止め、東北地方で一番高い山に2回目の登山をすることにしました!!
 前回は登頂を果たした後、あの超有名湿原に下り、結果21.2kmの山道歩きを経験しました(記録


 登山口はかつて、ヒメオオクワガタのルッキング採集、コルリクワガタの新芽採集、そしてオオクワガタ狙いの街灯採集で通い続けた印象のある南会津!
 今回が28回目の訪問になりました!
 夜明け前の懐かしい風景!
 気温は18℃です!
 

 WRXを有料駐車場に停め、登山開始は4:58!
 標高が上がり、気温は15℃まで下がっています!

 木道を順調に歩き始めたら、背後から掛け足の音!
 この数年、単独登山で登山目的の方に道をお譲りした(抜かされた)経験が無く、正直ショックでしたが、男性の方が凄いスピードで木道を進んで来ました。
 素直に先に行っていただきます!
 とても付いて行けないスピード!

 密かな目的の一つであった山頂着1番乗りを諦めた数分後、木道が終わり急勾配になったら、先ほどの方の姿が目前に迫って来た!
 今度は、逆に道を譲っていただきました。

 その後も、木道区間ではその方との差が縮まり、急勾配区間では差が広がると言う感じで、ずっとその方の姿が後ろにありました。
 どうやら私は、木道歩きより、急勾配区間の方が得意なようです(笑)。
 


 登山道は幾つかの小さな湿原を通ります!
 芝枯れが始まり気味!

 池塘で迎えた日の出!
 先週のあの高層湿原の池糖は、楕円形の整った形をしているものが多いのに対し、ここでは不規則な形に繋がった池糖が多い印象です!

 

 登山道の変化が大きくて良い山です!







 荒れている区間の補修はなされていませんでした。
 傾いた木道は進みにくいです…。

 このルート最大の難所は、ガレ場の枯れ沢を200m位直登する所か?
 キツイですが、山頂一番乗りを目指して、気合で足を進めました(笑)。



 今回は富士山は拝めませんでしたが、関東平野の方向からもの凄い雲が押し寄せていて、見事な雲海を拝むことが出来ました!!

 最後は大きな岩にしがみつきながら登る感じで、6:29一つ目の山頂着!
 一番乗りを達成!!
 無給水でキツかった(笑)。
 気温は15℃!
 風が強く寒い!



 残念ながら東北地方最高標高はここではなく、隣のピークです!
 一瞬の達成感を味わったものの、もう一度気を引き締め、一旦下って今度こそ東北地方最高標高となるピークまで登ります!

 目指す有名湿原は雲の下ですが、山頂は晴れていました!

 一つ目のピークよりもっと激しい岩よじ登り!



 正真正銘の東北No.1!!
 標高は2,356m!
 沿面距離4.5km、単純標高差800mの登山で「No.1」を体験出来るこのルート、私が冬に通っている近場の山々に比べて、危険個所は皆無で、標高差も大したことなく、(ピストンで向かうなら)かなり「おいしいルート」と言う印象です(笑)。





 (コーラでなく)スポーツドリンクを飲み干して下山開始!
 前回は、この2つ目のピークの先に下って、超有名湿原のメインエリアを歩きましたが、今日は、もう一度1つ目のピークに戻って、そこから南へ伸びる登山道を下り、この湿原のもう一つのハイライトと言える「沼」に向かうことにしました!



 ガスの中に入る前に二つ目のピーク、そして一つ目のピークを振り返り!





 そして、ガスの中へ…。

 この後、太陽は拝めないと決めつけていたら、予想外!
 意外にも、ガスは薄くなり、最後には消えてしまいました!
 山頂から眺めたあの雲海が1時間位で消える何て信じられません。
 ただ、下山は単調なシラビソ林が続き長かった…。



 沼のほとりに出るものと思っていたら、やや遠かった…。
 それでも、超有名湿原のもう一つの姿!!

 一昨年に向かったエリアに比べると変化には乏しいものの、3km近い湿原の木道歩きも出来ました!
 一気に駆け抜けて来たことで、ハイカーの姿の入らない湿原画像を撮影出来ましたが、このエリアにはメインの木道が一つしか無いことから、もう1時間遅れたら、人、人、人…になったはずです(苦笑)。







 湿原が終わると「休憩所」までは登りが主体。
 大した傾斜では無いのにキツかった…(苦笑)。

 「休憩所」からWRXを停めた有料駐車場までは10km弱の舗装道が伸びています!
 しかし、現在は路線バスしか進入不可。
 タイミングが良ければ、バスに乗って楽をしようと思いましたが、予想の他、便数が少ない。
 次のバスが出るまで1時間10分。
 待てないので、10kmの舗装道を一気に歩くことにしました(笑)。

 山道よりは歩き易いですが、10kmの舗装道歩きって楽ではありません…。
 ヒメオオの姿も意識しますが、この舗装道は全区間昆虫採集禁止の「特区」なので、仮にヒメオオを見付けても採集することは出来ません。
 (網を持っていないので「特区」で無かったとしてもまともな採集にはなりませんが…)。

 ヤナギにヒメオオ1♂の姿を見付けましたが、手は出さず(笑)。
 結局、それで終了でした…。
 濃くは無いポイントのようです。
 何度来ても印象的な深い深い南会津のブナの森を見て心の洗濯!

 気合で歩き続け、舗装道10km弱を1時間51分で走破しました!
 キツかった…。


 折角南会津に足を運んだので、もう一鞭!
 2年前にB4で走ったコースをWRXでなぞってみることにしました!
 さっき登った山を背景にWRXを撮影!
 もう少し進むとあの超有名林道です!
 (今日も沢山の方が来られていたのでしょうか?)

 この国道、昨年の豪雨の影響で、現在も新潟県側には抜けられません…。
 かつて、何度も通った道を進めないのは、残念…。

 と言うことで、2000年に発見して以来、南会津でヒメオオを狙った時には必ず立ち寄って来た自称「ヒメオオ壮絶ポイント」へ寄りながら帰ることに!
 採れてもせいぜい数頭なので決して「壮絶」ではないですが、自分の中でヒメオオをゲットの効率が劇的に高いのです…(苦笑)。
 ヒメオオが採れなかったことも何度かありますが、車横付けの小さな広場のヤナギ10数本を見るだけで、高確率でヒメオオを観察出来る場所!

 今日は駄目かと思ったら、前回までとはまたまた別のヤナギに齧り痕が沢山刻まれていて、ヒメオオ1♀をゲットすることが出来ました!
 そう言えば、今シーズン2頭目のヤナギでゲットしたヒメオオ(笑)。
 もちろんリリース!

 居てくれてありがとう!
 そして、来年以降も採れますように!

 ルリクワガタ属採集シーズンインはもう少し先の予定です。

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