2011.7.16
 単独、
あの高層湿原に涼を求めて今年2回目の登山!
 やはり、標高2000mオーバーの湿原は爽快でした!!


 2011年、関東地方は例年より12日早い7月9日に梅雨明けとなりました。
 以降、自宅のある埼玉県の平野部では、連日35℃前後の暑い暑い日が続いています。
 例年なら、カミキリ狙いの採集で出動をしているタイミングですが、今年は全くテンションが上がらず…。
 天気が良さそうなら、純粋に登山を楽しもうと思っていました。
 7月の第1週、そして第2週の週末、やや大気の状態が不安定とのことで山への出動はせず。
 結果、出動していれば問題無く晴天下の登山を楽しめたはずの状況でした…。

 ということで7月の第3週の週末、3週間振りに山に向かうことにしました!
 当初は、自身最高標高となる山を目指そうと思いましたが、そのエリアの天気予報は今ひとつ…。
 少しでも好天が期待できる山をイメージして地図を見ていたら、一つの山が目にとまった!
 今年6月18日に登ったあの高層湿原(登山記録)。
 次に登るのは9月のつもりでしたが、今年まだ歩いていないルートをイメージしたら、待ちきれなくなってしまった!


 駐車場発は4:38!
 登山口の駐車場には、身支度を整える沢山の方がいらっしゃいましたが、何故か日の出と同時に登山を開始しようという方は居ない…。
 今回も一番でのスタートになりました。

 まずはスキー場の管理道路を20分位歩きます。
 気温は19℃で爽快!
 上空は快晴!

 そして登山口!
 ここでショッキングなものを見てしまった…。
 今年の6月23日、50代の男性の方がこのルートで登山をして行方不明になっているとの掲示…。
 このルートで遭難?
 今までイメージ出来ませんでしたが、やはり山は危険と隣り合わせなようです…。
 気を引き締めて登山開始!

 そう言えば9回目となるこの高層湿原登山。
 7月のチャレンジは初めてです。
 朝日が背中から当たり、空の色も青さを増して来ました!
 気温が低地より低いとは言え、やはり日が当たると蒸し暑くなります。

 ブナ林の少し上にあるダケカンバ林を抜けるとシラビソ林!
 かつて経験した(別な地での)「アラメハナカミキリ」狙いの採集で記憶している「良い香り」が周囲に漂っています!
 「ヒノキの香り」の入浴剤はありますが、「シラビソの香り」の入浴剤があっても良さそう。



 やがて灌木が多くなり、笹藪が主体に。
 このルート、進むにつれて植生が激変して行くのも魅力的です!

 この山にニッコウキスゲがあるのは初めて知りました!!
 綺麗!!

 そしてニッコウキスゲの先に、目指す高層湿原が現れた!!
 既に標高は2000mオーバー!
 このルートのハイライトの印象です!

 ここから一旦150m下ります。
 下山では上りになるので、キツイ場所になります(笑)。

 まだ残雪が認められます!

 TVでも紹介された有名な湧水で喉を潤す!!
 最高の贅沢!!

 「お花畑」と名付けられたエリアにはニッコウキスゲの群落がありました!
 まだ日が当たっていないので、下山で撮影します。

 ここから、標高差250mの急斜面上りとなります。
 ここまでの勾配が基本緩やかだっただけに、この最後の急勾配は相当にこたえます。
 ただ、上り切れば「天国」が待っているので、ここまで来て引き返す方はまず居ないはずです!



 ここで山頂の山小屋から下って来た方に初めてお会いした!
 さすがに
前回のような貸切の高層湿原はなさそうです(苦笑)。
 急勾配を登り切ると湿原の入り口!

 素晴らしい!!
 晴れた日の池塘の色、日常生活で目にすることが出来ない「青色」をしています!







 湿原を数分歩くと山頂着!
 駐車場からの所要時間は…、自身最高の2時間25分より大幅に遅延…。
 2時間42分かかってしまいました(苦笑)。
 定期的に止まって水分補充をしたことと風景の撮影をしまくったことが理由ということにします(笑)。
 定点撮影! 


 前回登って来た側の木道を下って高層湿原を満喫!!
 7月の高層湿原も素晴らしい!!







 まだかろうじて雪を踏みしめることができた!!
 残雪の周りだけ「冬枯れの芝」です。



 20分程湿原を歩いて、前回も座って朝食を食べた分岐地点で朝食。





 定点撮影のつもりが少しずれていました…。




2011.6.18

 20分位、鳥のさえずりを聞きながらボーッ…。
 最高の時間!
 標高が高いから?、鬱陶しい虫も全くやって来ません!!

 前回登って来た側から2組の方々が登って来られました。
 3連休の初日、この後、この高層湿原に多数の方がやってくるでしょう。
 下って来た木道を戻ります。
 雲が大分出てきて、日陰の時間が増えました。

 定点撮影になっていないですが(苦笑)、一ヶ月で風景激変…。




2011.6.18

 1時間程湿原を満喫して下山!
 淡白ですが、十二分な満足感!

 雲が大分出てきて、日陰の時間が増えました。





 湿原最後の場所。
 毎回毎回、このまま素直に下山して良いのか考えてしまいます。

 覚悟はしていましたが、下山では数十人の登山中な方々とすれ違い。
 登山優先なので、その度に登山道脇に身をずらせ、進む道を譲ります。
 多くの方が、私が履いている(ピン付)長靴に興味を示されました(笑)。
 冬も夏もこのスタイルで登山…。
 効果は絶大なのですが、登山で使っている方は少数なようです。

 250m下って150m登るルートがクッキリ!
 この画像の中にも10数名の方が写っていました。
 

 ニッコウキスゲ群落はかろうじて青空の下で撮影!



 一旦、雲が増えて来ましたが…。



 標高を下げたら再び晴れ!
 スキー場の管理道歩きは相変わらず苦痛…。
 風には冷たさを感じるものの、ジリジリと照りつける太陽の暑さの方が勝っていました…。
 

 B4着は10:44。
 気温は27℃でした。
 毎度毎度のこの時間の静寂感は異様…。

 キツ過ぎず、楽過ぎず、かなりの満足感を得た上で辿り着ける高層湿原!
 このルートから行く高層湿原は、これまで経験した登山道の中で「ベスト」な位置付け。
 7月の風景を満喫出来て良かった!

 次は9月になるかも知れませんが、年内にもう一回この高層湿原に向かうこと間違いなさそうです!!
 自宅着は13:03。


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hidarikara ,

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