2011.6.18
 単独、
2011年初、あの高層湿原に長野県側から登山! 貸切の湿原を満喫出来たものの、コルリはボーズ。
 そして、本命の新潟県の初チャレンジのポイントに移動したものの、激しい雨とガスでB4から出ることも出来ず…。
 ふと思い立った日本海の砂浜に20年振りに立って自己満足で終了!


 今シーズンのコルリ新芽採集は間もなく終了。
 先週は、悪天候の中、今まで実現出来そうで実現出来ていなかった6ポイントのハシゴを実行し、(ヤマビルの襲撃でボーズに終わった1ポイントを除き)5ポイントでコルリ成虫をゲットすることが出来ました!
 自己新規プロット2ポイントも含まれていて大満足!

 6月3回目の週末、雪国は曇りがちながら雨は落ちないとの予報。
 ということで、先週は諦めたあの標高2000mオーバーの高層湿原に登山した後、自身初チャレンジのポイントでコルリを狙うことを意識して、単独出動することにしました!

 今週も気合は十分で、1:45自宅発!
 2時台なのに高速はかなりの交通量。
 地方高速の土日祝日一律\1,000、最後の週末ということがあるのかもしれないです。

 関東平野では雨粒が落ちる時間もありましたが、国境のトンネルを越えると薄雲の向こうに月が見えました!
 この時点では、イメージ通りの一日になる予定でしたが…。


第1ポイント
 そう言えば今年の新芽採集シーズン初の長野県入り!
 高層湿原、長野側の登山口の場合、山道が続くため遠いです…。
 B4は、何と3台目の駐車!
 1台は山頂にある山小屋の業務用車、もう1台は車中泊されている方の姿が見えます。
 今日は1番に登山を開始することが出来そう!

 登山開始は5:04!
 気温は13℃。
 登山開始直後のエリアはほとんど葉っぱ…。

 雪が出て来たのは、ブナ林の上、シラビソ林に入ってからでした…。
 このエリア、ミズナラは無く、ブナの新芽は終了…、かろうじて認められるトネリコの新芽をざっとチェックするもののコルリの姿は無し…。  

 ネットは下山時に出すことにして、とりあえず山頂を目指します!
 こんなにキツかったっけ?と思うエリアも…(笑)。

 危険だと思って撮影してしまう箇所は毎回同じようです。
 これが最期の画像にならないようにせねば(苦笑)。


雪渓横断


雪渓登り

 湿原の入口はもの凄い残雪!

 このルートからは1年振りの高層湿原!!!
 前回は1時間19分、今回は1時間20分の所要時間でした(笑)。

 薄日が差してきた!




 このルート、一旦シラビソの低木林に入りますが、そこは雪で覆われていて、更にガスが濃くなったためルートが判り難くなりました。
 ガス…、やはり危険…

 雪解けが進むと、前日以前に登った方の足跡も判らなくなります。

 今回は、登山ルートに赤いマークをされた竹が差してあり、それを頼りに登山ルートの目安を付けることが出来ましたが…。

 シラビソ林を抜けると雪が一旦無くなり、この湿原のハイライトエリアへ!! 

 毎回撮影してしまう池塘群!

 標高は2000mを越えているので、やはり雪が多いです。 



 
 雪原の場合、何処でも歩けてしまいますが、目安は赤色マーク付き竹の棒。
 雪解けが進み、倒れているものが多数(下山時に全て雪に挿しておきました)。

 そして山頂の山小屋が見えた!

 広大な高層湿原のインパクトが強いので、毎回毎回、シンプル過ぎる山頂は不思議な感じです!
 来週末位には、山頂の雪は無くなるのか?

 寒いので早々に下山!
 何度来ても良い山です!!
 次は初秋か??




 そして、湿原の終わり。
 登山開始から、ここに至るまで、人の姿は全くありませんでした!
 初めての経験!
 湿原の貸切って、相当に贅沢!

 下山では数組の登山者の方々にお会いしました。

 こちらは網をセットし、シラビソ帯にあるトネリコ新芽、そしてブナ帯にあるすこし芽吹きの進んだトネリコ新芽のスィーピング!
 しかし、全く駄目でした…。
 やはりここのコルリは先々週位がベストだったのか…。
 材起こしも意識しましたが、登山道脇に良材は無し。
 (・)マーク2材の確認で終了…。
 今日の本命の第2ポイントで何とかなるはずと、この時は楽観視していましたが…。
 9:02、B4着!
 往復4時間かからなかった!



移動中
 ここまでは天気予報通りに雨粒は落ちていません。
 初めてのルートを使って進んだら、魅力的な沼の脇を通ることになり、思わず撮影!

 長い長い下道走行中に雨粒。
 あれっ?
 そして高速で移動を始めたらまとまった雨…。
 やばい…。

 高速を下りて、今日の本命の地を目指します!
 軽い登山がセットになるはずでしたが…。



 雨は激しさを増し、何より激しいガスになってしまった…。
 最終的に視界は20m位。
 突然、目の前に対向車が現れる感じでした。
 目的地まで数kmを残して、ヘッドライトにフォグランプを点けても20km/hr位で進むのが限界…。
 新芽が駄目だったら、登山道周辺で「材起こし」をイメージしていましたが、この状況では自分には無理…。
 B4を
出ることなくUターン。
 この地は、来年必ずリベンジしたいです!


 天気予報では、南に行くほど雨の確率が高く、雪国は曇りだったはずですが…。
 先週体験した「降雨の中、不快な虫が少ない状況での材起こし採集」をして、コルリ新プロットを刻む??
 B4を停めて、地図、そしてカーナビと睨めっこ。
 180km離れた山梨に魅力的な地あり!
 一旦、カーナビにそのポイントをセットしたものの、画面を良く見ていたら目の前には日本海があった!!
 そう言えば、最後に日本海の砂浜に立ったのは、1991年だったはず!
 今日は標高2000mオーバーの地点に立つことが出来た!
 同じ日に標高0m、しかも日本海の砂浜に20年振りに立つ??
 苦痛過ぎる材起こし採集より魅力的!

 自己満足以外の何物でもないですが、その方向で決定!

 目的地は判らないので、カーナビで海岸が近付いたら下りてみることにしました!

 そして…、雪国の漁師町へ。

 20年振りの日本海!!






 別に特別な悩みがあって海を見に来たわけではありませんが(笑)、波の音を聞きながら、ボーっと釣りをしている人の姿を眺めるのも快感!!
 数時間前に居た小鳥の鳴き声が響き渡る標高2000mの湿原のことを思い出すと不思議な感じ…。

 一方で、あの大津波のイメージも沸いてきました…。
 今、激しい揺れが起こったら、どうすれば良いのか??
 何とも…。

 B4初の北陸自動車道&日本海!
 地方高速、土日祝日一律\1,000のETC割引最後の週末に、結果、実現出来ました! 

 4週連続、関越道→北関東道→東北道のルートで帰還!

 お世話になった「割引 普通 \1,600」の表示もこれが最後…。

 15:47に帰宅。
 走行距離は今年最長の770.5kmでした。

 コルリが採れなかったのは残念ですが、満腹感で満たされました!

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hidarikara ,

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