2011.3.5
単独、採集優先の登山!
自身、初ルートを使って思い出の山へ!
ホソツヤルリ7♂+6♀、ルリ2♂+3♀をゲット出来たものの、コルリは成虫ボーズ…。
3月になってしまいました。
初夢登山(採集記)をつい先日に実行したばかりの印象なのに、月日はあっという間に流れます…。
昨年12月以降、シーズンオフのイメージで登山優先で高所に向かおうと思って来ましたが、結果、毎回ルリ属成虫を(何とか)ゲットするという出動が続いています。
本命の落ち枝に入るコルリ成虫ゲットに全開でチャレンジすることが出来るようになったら、自分的この春のシーズンインとしたいところですが…。
3月最初の週末の土曜日、天気は良さそう!
ということで、2011年10回目の高所出動は決定。
一方で、寒の戻りで、高所の材凍結は必至…。
シーズンインは早い段階で諦め。
何処にするか…。
迷った末、過去に2回、別ルートから登った山に、もう一つの別ルート(初チャレンジ)から挑んでみることにしました!!
正規登山道ではなく、地図では点線表示。
しかも片道2.7kmの林道歩きがセットになります。
単純標高差980m、累積標高差1140m、沿面距離は往復12.1kmと言うことで気合!!
スタッドレスタイヤの装着効果が発揮されたのは、まだ1回のみ(笑)。
今回も、B4の駐車スペースには余裕のノーマルタイヤでOKでした…。
気温は-3℃。
登山開始は5:54!
安全な林道歩きとは言え、この後明るくなることが保証されていなかったら歩くのは嫌な状況です(苦笑)。
ツララ…。
徐々に明るさの増す林道を進むこと40分。
既に車で通るのは不可能な状況になっていましたが、徒歩で辿りついた分岐点は、鮮明でした!
比較的勾配の緩やかな林道歩きでウォーミングアップは出来た感じ。
ここから植林帯の急登。
そして、ショボイ広葉樹林を左にした急登。
先週のような体調不良は無かったものの、キツイ…。
朝日との対面は7:12!
斜面崩落地帯が唯一の絶景ポイント!
あの大絶景の山から左方向に去年歩いた10kmの尾根…。
今年は歩くチャンスはなく終わりそうです。
その縦走路の後ろに、富士山が頭だけ見えました!
採集は下山時にしようと思ったものの、食痕が見えてしまい手を付けてしまいました。
昨年は無視していた典型的ルリ材!
そう言えば、先週の時点で、既に昨年1年間のルリ成虫採集数を超えています(笑)。
結果、1♂をゲット!
これまでの2回の登山から、この山のラベルで最も難しいと思ったルリが今日1番目の成虫になりました!
立派なブナが多数ありました!
点線登山道なので、縦走路に合流しても標識がありません…。
今日はピストンなので、下山時に見失わないよう注意せねば。
縦走路に入ると、雪が一気に増加しました。
結局、2時間半近くかかって山頂着!!
今回は右から、一昨年は左から、昨年は正面から登って来ました!
同じ山でもルートを変えて歩くことで、その印象が異なります。
登ってきた反対側は、懐かしい防火帯の縦走路!
この山、関東平野からもその特徴的な形状で直ぐに視認出来ます!
残念ながら、山頂からの遠望は今ひとつ…。
東京湾は見えますが、富士山は木の向こう側…。
往路は巻き道を使ったため通らなかった近くのもう一つのピークでは、「大正」の文字にビックリ!
下山では、ルリ属を狙いました!!
毎回、蛹室内の成虫の拡大画像ではワンパターンなので、今回は成虫が出た材の画像を意識して残すことに。
今日初めてのホソツヤルリ材
ホソツヤルリの小当たり材!
尾根筋北斜面のルリ材
南斜面のホソツヤルリ材
結局、ホソツヤルリ7♂+6♀、ルリ2♂+3♀をゲット出来ましたが、コルリは雪の少ない南斜面で大分時間をかけたものの成虫ボーズでした…。
この山のコルリは一応持っているので、次回訪れるのは1年〜2年先か…。
今週も11:30過ぎに下山開始。
3ヶ月前に登った山!!
この角度から眺めて、その名前の由来に納得!!
ヒノキ植林を歩いていてハッとした瞬間!
アセビ幼木群も印象に残りました!
林道が見えてホッ。
立派な橋があるのに今は通行不能な林道…。
ボーっとしながら、水の音が常に聞こえる林道をダラダラ下るのも意外に爽快でした!
B4着は13:27!
スタッドレスタイヤは高い高い保険になりそうです(笑)。
自宅着は15:20!