2011.1.2
 単独、2011年の「初夢登山」!
 かつて、足がつってしまったルートに2回目のチャレンジ! 満腹感を味わえる登山に大満足!
 ルリ属は、コルリ1♀にホソツヤルリ3♂で終了!

 2011年になりました。
 関東平野は、引き続きカラッカラの乾燥した晴天が続いています。
 1月2日は初夢の日。
 ピイさんとご一緒に2009年にスタートした1月2日の「初夢登山」も今年で3回目。
 毎回、「一富士、二鷹、三茄子」を意識出来る山に向かっています!
 2011年の「初夢登山の日」も関東平野は晴天の予報!
 ということで、初めて「二鷹」を意識出来る山に向かう計画でしたが、前夜、ピイさんのご都合が悪くなってしまいました…。
 急遽、今回は単独の「初夢登山」になりました。
 当初の目的の山は次回、ピイさんとご一緒にチャレンジ!

 地図と睨めっこした結果、かつて足がつってしまった経験のあるルートを使って、「三茄子」を意識出来る山に向かうことにしました!
 標高差は1000m強、沿面距離は往復10km丁度となります。


 このルート、自宅を早く出ても夜明け前着になるので、最近記憶にない5:00に自宅を出発(笑)。
 コンビニで時間を使ったつもりでも、駐車スペース着は6:30少し前。
 まだ周囲は薄暗いです。
 気温は0℃…。
 風も無く、これでは暑過ぎと思い、インナーを一つ脱いで登山することにしました。


 B4の駐車場所から撮影。
 この橋を渡ると登山道になります!

 

 登山開始は6:43!
 東の空には雲がかかっていて、余計に薄暗い…。
 しかも最初の一歩となる木製の階段は壊れていました。

 6:55、まだ薄暗い。
 暑くなって、手袋を外し、ジャンパーのチャックを全開に。

 見覚えのあるルートを進み、目安にしていた尾根着は7:56。
 雪はないので、標準登山時間2時間の所、6掛け位で進めています!

 その尾根の手前にあるヤセ尾根の急登を振り返り。
 画像では伝わり難いですが、砂質の道でズルズル、しかも急勾配なのにつかまる木がありません。
 このルートの難所の一つ、「●●の泣坂」と呼ばれています。
 ●●は女性の名前。
 江戸時代、この山の麓に住んでいた17歳の女性と僧侶の恋愛の逸話が残されているとか…。
 登山道、一つ一つに歴史が刻まれているようです。

 ここで、もう一つのルートと合流します。
 ここまで、相当な体力を消費した気がしますが、まだ半分以下…。
 山頂は遥か先です…。
 シーズンオフ開けの初チャレンジで、足がつった理由が判りました(笑)。 

 ルリ属採集は下山でチャレンジすることにして、とにかく登山道を登り続けました。
 雲の切れ間から朝日を浴びることが出来たのは8:29となりました。
 元旦の昨日、太陽は拝んでいますが、高所でのお日様は別物。

 雪は山頂直前の北斜面で僅かでした。
 これならコルリも何とか狙えそう!

 

 山頂着は8:57!
 結局、標準登山時間の×0.65でした。
 雪はほとんどなくても、結構きつかった…。
 なだらかなアップダウンの後、激しく急な登山道登りを何度か繰り返すことによるのかと思います。
 
 山頂は絶景!!
 まずは富士山!



 反対側には、当初登る予定だった山(左寄り)、そして2010年に登ってきた山々がクッキリ!!

 先週登った山(黒っぽいシルエット)の向こうに、あの山小屋のある最高標高の山!

 山頂で撮影中、数名の方が登って来られましたが、全て反対側からでした…。
 この山、反対側は公園として整備されていて、半分位の労力で登山することが出来ます。
 この季節、あえてキツイ登山道を進み、自己満足を味わう…(苦笑)。
 この数年で、山への意識が大分変わってきています。

 下山する頃には、上空は完全な晴れ!

 湖面を見てホッ!


 ルリ属は、この状況のコルリなら少しでも日当たりの良い斜面、と意識した西斜面でなんとか1♀。
 埋没材は動かず、地上に転がった材でのチャレンジ。
 これでも、凍りついています。
 ♂が採れなかったのは残念…。

 そして北斜面に移動して、凍りついた立ち枯れ&倒木からホソツヤルリ3♂で終了でした!




 2011年が、スタートしました!
 焦らず、地道にルリ属のことを追いかけて行きたいです!!

 まさかのUターンラッシュに巻き込まれ、初めて通る下道経由、東北道まわりで帰宅。
 数年後には、新しい圏央道がこのルートを結んでくれる予定です!


 採集個体の内、コルリ1♀にホソツヤルリ2♂。


左から、コルリ♀、ホソツヤルリ♂♂

 年末にコピースタンドを導入して、標本画像は少しレベルアップ?


ホソツヤルリ♂


コルリ♀

 ♂の交接器内袋画像撮影も試行錯誤中。


ホソツヤルリ♂


hidarikara ,

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