2010.1.10
 単独、近場の登山。
 この山の登山時間短縮に成功! そして、大絶景に感動!
 ルリ属は、下山時にホソツヤルリ1♂をゲット!

 2010年に入ってまだ10日しか経っていませんが、毎日、色々なことがあり、もっと時間が経過しているような感じです。
 3連休となった1月の2回目の週末、本来なら冬季の休眠に入りたいところでしたが、近場の高所ではまとまった積雪がないようです。
 ということで、1/10(日)に単独出動決定!

 候補地は幾つかイメージしましたが、結局は、快晴なら大絶景が味わえる山に向かい、登山時間の短縮にチャレンジしてみることにしました!
 選んだ登山ルート、このエリアの登山道の中で最もきついルートとされているようです。
 ある意味、自虐的登山…。
 最大標高差は1170m…、妥協との戦いになりそうです。


 B4を先週と全く同じ場所に停め、まずは舗装道路を歩くことになります。
 気温は-1℃。

 このエリア、冬型の気圧配置が強まると、突然の雪雲に覆われることがありますが、今日は大丈夫そう!
 ここで奇跡!
 先週のピイさんとの採集行、歩き出した直後、道の狭い箇所で向かいから大型バスがやってきて、思わず戻って少し広い場所で待機したのですが、今日も全く同じタイミングで大型バスが現れました!
 先週と同じタイムスケジュール。
 集落に流れる朝の放送も全く同じ位置で流れ出しました。
 先週登った登山道入り口を眺め、そのまま舗装道を直進。

 登山開始は7:06となりました。
 このルート、まずは谷に向かって65m程標高を下げます。
 これが、下山(帰りは登りになります)でも本当にキツイ…。
 距離は大したことないのですが…。

 今日の最低標高は560m。
 ここから1170m上にある山頂を目指すことになります。

 この山、山頂までとにかく登りが続きます。
 まずは尾根に到着する時間がターゲット。
 杉林を抜けると沢登り。
 しかし、きつい…。

 そして、尾根まで続く北斜面が現れます…。
 何でこんな斜面に登山道が刻まれているのか…。
 気合で進みます。 

 尾根到着は7:45。
 正直駄目かと思いましたが、前回の43分を4分短縮していました!
 やはり、毎週(軽)登山を繰り返していることで、前回より身体が出来上がっているようです。

 ただ、尾根に出ても登りしかない…。
 緩急の変化はあるものの、とにかく登り、登り、登り…。
 これだけキツイ印象の山は、ここでしか経験していない感じです。
 このエリアの山で最もきつい登山道ということに改めて納得。
 





 標高を上げると、雪が増えてきました。
 自分との戦い、本当にキツイ…。


 そして、そして、そして、この登山ルート唯一の「タワ」に到着!
 時間は…、前回を少し上回っています!
 少し後を追いかけている目に見えない自分との戦い…。
 意地でも休みません(笑)。

 前回は、このタワから山頂の急勾配で、大失速しています。
 今回は、きついけれども意外に余裕がある!
 とにかく、山頂の絶景をイメージして、足を一歩一歩前に進めました。

 ここから山頂まで、30分弱のはず。

 キツイ…。

 この北斜面を回り込めば山頂のはず!!
 積雪は20cm位か?

 見えた!!!!
 想定はしていましたが、やはりキツイ登山でした…。

 登山時間は…、前回を9分短縮、2時間16分でした!
 自分的には、大満足!!!
 あと5kg位痩せないと、この数字を上回るのは無理そうです(笑)。

 この山の最大の魅力。
 山頂で富士山に初対面!


 東〜南〜西。





 北西には、昨年、24年振りの山頂に立てたあの山。

 南西には、2009年6月に登ったあの山。


 そしてまだ登ったことのない南アルプスも見えた!

 江ノ島と三浦半島も。

 富士山は青白く見えました。


 9:49、下山開始。
 調子に乗って、素手で撮影していたら、手が半端でなく痛くなってしまいました。
 恐らく気温は-5℃位。
 グローブではどうにもならないので、ズボンのポケットに手を入れて温めました。

 下山では、ルリ属を狙わなければ…。
 正直、鞭を打たないとキツイ状態です。(笑)

 この山で追加したいコルリは絶望的。
 まだ、1頭しかゲットしていないルリは…(苦笑)。
 ということで、満足レベルでゲットしているホソツヤルリを狙ってみることにしました。
 
 今日、チャレンジ1材目の枝からはホソツヤルリに間違いない終令幼虫1頭、そして、手でポキッと折って登山道に持ち込み、削ってみた材から、あっさりホソツヤルリ♂!!!
 終了です。
 虫屋失格と言われても構わない心境です…(笑)。

 そう言えば、前回は同じような情況で♀が出ていました(採集記)。
 いつもなら苦労してようやく出るホソツヤルリがあっさり出るって…、この山の神様に感謝です!

 膝が笑ってしまうような、ジグザグ下山。
 これも、この山の魅力なのかも知れません。



 長かった尾根の終わり。
 この左側、北斜面を下ります。

 恐怖は感じませんが、やはり急…。

 11:35、今日の最低標高着。

 ここからの杉林の登り、やはりきつかった。

 そして、民家の庭を横切る感じの最後の階段、一段一段をゆっくり…。


 所用時間以上に、キツイ登山になりましたが、大満足。
 
 自宅には、13:48着。

 来週は…、休養したい心境です(笑)。


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