2009.1.17
単独、雪山登山採集。
結果:夢にまで見た大絶景に感動!! ルリ属成虫はホソツヤ1♀のみ。
2008年の秋〜年末、週末は好天に恵まれ、9/13以降、ほぼ毎週、いずれかの山に向かい、ルリクワガタ属採集を楽しむことが出来ました。
2009年1月2日、ピイさんと採集、絶景を楽しみ、2009年のスタートを無事に切ることが出来ましたが、高所に雪がまとまって降ってしまうと、自身本命のコルリ採集は厳しくなります。
2009年1月9日(金)、関東平野では冷たい雨。
かろうじて平野部の積雪を避けられた感じでした。
こうなると周辺の高所は雪のはず…。
3連休初日の1月10日(土)、予想通り、晴天下浮かび上がった関東周辺の山々は真っ白でした。
地上材に入るコルリの採集は厳しい状況。
新雪の登山も楽しみたい、と思ったものの、1/10〜1/12の3連休は事情により出動不可。
一週間待って1/17(土)、雪山登山に向かうことが出来ました!
天気予報によると、関東周辺は快晴になりそう!
となると、絶景が拝めるポイントに決定!
昨年12月、きっちゃさん、ピイさんとルリクワガタ属採集をした山です。
採集時間と登山時間のバランスを考えると時間的制約が大、更にガスに覆われた山頂を確認して山頂に辿り着くことが出来なかったのでした…(採集記)。
今回は山頂まで行って絶景を拝む!
ルリクワガタ属採集より、登山が優先されてしまいそうな昨今です。
完全に「登山病」に感染…。
気合が入り、浅い眠りで迎えた朝。
4:50に自宅発!
高速道路の一律\1,000、現実味が出て来ました!
本当にありがたい一方、渋滞の増加は心配です。
路面凍結はかろうじてかわせた感じで、駐車スペースに到着。
気温は-2℃。
意外に暖かい!
下限の月を眺めながら、6:48に出発!
アスファルト舗装の道を進み、登山道に着いたのは7:00。
丁度、集落に有線放送?が流れ始めました。
標高は600m台なのに雪。
前回の採集で、このポイントのルリ属は満足レベルでゲット出来たので、今回は登山を楽しむことにします。
愛用の手斧はリュックの中。
実は、登山ガイドに記されている登山の目安時間をどの位短縮出来るのか、チャレンジしてみました。
尾根まで、半端でない急勾配を登ります。
ガイドで55分とされている時間、43分でクリア!
自己満足!
登り、登り、登り…。
今日は足跡の感じからしてこの山一番乗りのようです。
ただ登山道は間違えることはあり得ないほど踏み固められていてクッキリしています。
先週の3連休、多数の方が登られたのでしょう。
この状況、愛用の「ピン付長靴」のグリップが最高でした!
アイゼンを使ったことは無いですが、ピン付長靴の場合、一部分でなく、つま先からかかとまで、ピンがしっかりと雪を捕まえてくれます!
しばらくは、ピン付長靴で登山をすることになりそうです。
この山唯一と言える感じのタワに到達。
時刻は8:48。
ここまで飛ばしすぎた感じで、少し息切れ気味…。
水分補給。
ここから最後の急勾配がありました。
完全に失速…。
今後の登山、ペース配分も必要なことを痛感。
若くはないです。
でも、とにかく山頂を目指します!
休み休み登り、30分近くかかりました!
見覚えのあるこの標識!!!
山頂だ!!!!!!
日常生活では、あり得ない風景が広がりました…。
相模湾がオレンジ色に輝いている!
今回の登山道、富士山との対面は山頂で初めて、というのも魅力的です!
南アルプスもくっきり…。
この先の尾根もいつか歩いてみたい!!!
1985年以来となる、この山の登頂も今年は必ず!
低地とは違う色の青空…。
撮影に夢中になっていたら、手が痛くなってきた…。
気温は-5℃以下なのでしょうか?
ガイドでは3時間5分とされている登山道、2時間20分で登頂することが出来ました!
この先、齢を重ねる毎に、同条件でも、時間が延びて行くのでしょうか?
おにぎり1個を食べて、9:45、下山開始。
ペットボトルに入ったコーラは凍らないものの、冷蔵庫で冷やしたより冷たい感じです。
山頂の絶景、大満喫!
ずっとリュックの中にあった手斧を腰のベルトにセット。
下山では、いよいよルリクワガタ属を意識するつもりです。
ただ、コルリは積雪&凍結で絶望的でした…。
ホソツヤルリの成虫がを出して、帰ろう。
この山、ホソツヤルリは既に満足レベルでゲットしています。
とりあえず、成虫材を見つけて1頭でもゲット出来たら帰ることにしました。
ボーズでも良い!
最高の条件で登頂出来ただけ大満足です!
今回、秘密兵器のデビューがありました。
プラスチック製のカンジキです!
こんな安物に効果があるのか??
山頂直下のややなだらかな斜面に、このカンジキを装着して入ってみると…。
信じられない!
フカフカの新雪なのに、ちょっと沈み込むだけで前に進める!
左右のカンジキが当たってしまう為、ガニマタ気味に歩くことが必須ですが、今後の冬季の斜面歩きに使えそう!!
楽しみが増えました!
ホソツヤルリは、幼虫すら確認出来なかった(・)マーク材の隣にあった、枯れ枝の根元部分からいきなり1♀!!
下山を始めてから僅か6分…。
幼虫の確認もゼロ。
あっと言う間に満腹!
終了です!
笑ってしまうような不自然に曲がりくねる登山道を楽しみながら下山…。
登山道入り口には、11:55着。
ちょうど「5時間」、夢のような登山になりました!
関東平野も快晴!
自宅には、13:55着。
3月末以降になるのか(?)、全開コルリ材採集が出来るようになるまで、ルリ属を少し意識しつつ純粋に登山を楽しむことが出来そうな気がしてきました。