2009.6.27
同行:ピイさん
魅力的なカミキリ2種の採集+軽登山目的で出動。
結果:目的のカミキリゲットに、想像以上の絶景登山で感動!
そして、まさかのこの時期の材起こし採集で、自身トウカイコルリ1♀、
ピイさんも1♀をゲット!!
先週は、念願だった雪国の登山を満喫出来ました(登山記録)。
ルリ属のゲットはならず、自分的、2009年シーズン前半のルリクワガタ属採集は終了したつもりになりました。
ちょっと気合が抜けてしまった感じの6月の最終週の週末、土曜日は太平洋高気圧に覆われて全国的に好天になるとのこと。
今回は、ピイさんにご一緒させていただくことが出来、魅力的なカミキリ2種の採集に、軽登山を組み合わせて、出動することになりました!
ピイさんにお迎えに来ていただき、B4に乗り換えて、自宅発は4:30。
第1部
現地着は7:20過ぎ。
今日の第3部の下見をしてから、第1部のポイントへ!
素晴らしい天気です!
第1部の本命のカミキリは、「アカムネハナカミキリ」。
クロツバラに集まるこのカミキリ、確実に採集出来るのは、日本広しと言えども、歩いて回れるほど狭い狭いこのポイントだけとのこと。
2年振りに見るクロツバラ!
しかし、歩き回れども姿はなし…。
少し時期的に早過ぎたのでしょうか?
今日はボーズ?、そう思い始めた9:58。
クロツバラの葉の上に、本命のアカムネハナカミキリが居た!
直後、ピイさんも1頭ゲット!
何度見ても不思議な光景です!
この後、現地に2日前から来られているというベテランのカミキリ屋の方とお話しをさせていただき、カミキリ全般に関して非常に勉強になるお話しを聞かせていただくことが出来ました。
この時間帯になると、アカムネハナカミキリの追加は難しいようです。
第2部の軽登山に向かうことになりました。
第2部
登山開始は12:00丁度。
今回の山、ピイさんに完全にお任せしてご選定いただきましたが、標高は1800m台、登山口の標高がそれなりに高いので、山頂までの標準所要時間は1時間とのことです。
果たしてどんな登山を楽しめるのか?
ワクワク気分で登山道を進みます!
最初は、細い広葉樹林。
ピイさんはここで、コルリと思われる(・)マーク材を見つけられました!
尾根に出ると、針葉樹が出てきました。
やがて、岩がゴロゴロ。
眼下には、ビニールシートで覆われた高原野菜の畑が輝いています。
やがて登山道は、ロッククライミング?と思うような岩登りになってきた。
普通に下山出来るのか、ちょっと不安に…。
登ってきた尾根!
軽登山と呼ぶのは…。
山頂直前も岩登りでした。
もしかしたらホソツヤルリの(・)マーク?
広葉樹林に戻ってからは、コルリのマークも意識してみました。
意外にも濃い感じ。
まさかの材起こしでの成虫ゲットもあり?
自分的、シーズンオフだったのに、一気にやる気モードで斜面に入ってみました。
(・)マークは多いけど、成虫の姿はなし。
ここは、雪の少ないトウカイコルリの生息地。
さすがにもうコルリ成虫は居ないでしょう!
そう思い込もうとしたら、ピイさんから「コルリ♀が居た!」との声。
まじですか????
ピイさん、凄い!
斜面を駆け登って確認、まじでした…。
まさかのコルリ成虫ゲット、本当に嬉しい…。
下山は14:14。
信じられないほど冷たい湧き水を汲み、ダムを眺め、コルリマークの濃い斜面を確認して時間調整。
さっき登った山が見えた!!
第3部
日中の採集は難しいようなので、夕方を待ちました。
今日2種目の本命カミキリは「ハンノキカミキリ」。
2年前、日没直前に数頭のハンノキカミキリを確認したハンノキ林へ。
時刻は16:30。
発生しているのか、不安になりましたが、ピイさんは30分位して本命ゲット!
やはり発生している!
一気にやる気モード。
ただ、こちらの網に入るのはジョウカイばかり…。
何頭ジョウカイを見た?
やはり駄目か…。
そう思った17:50。
ジョウカイかと思いつつ飛翔個体を掬ってみたら、ついにハンノキカミキリがネットに入っていました!!!
標本箱で映えるこの色彩、大好きなカミキリの一つになっています!
結局、ピイさんが3頭、私が2頭のハンノキカミキリをゲットして、今日の採集は終了!
梅雨真っ只中のこの時期の高速道、PAも含めてガラガラでした。