2008.03.01
単独、2ヶ月振りの出動は山梨県。

結果:オオルリ1♂+3♀をゲット!

 今年は1月3日に出動して(採集記)コルリをゲット出来たものの、その後、高所ではまとまった積雪が続いてしましまい、出動は諦めました。
 これが本来の「冬」なのでしょう。
 1月に3回、2月に4回も高所に出動出来た去年が異常でした。

 結局2月は一度も出動することがありませんでしたが、シーズンオフを作ったことで、標本整理が捗るというメリットもありました。

 先週末の2/23(土)、ピイさん、そしてきっちゃさんがそれぞれのポイントに出動されました。
 いずれも雪山の中での格闘とのことでしたが、高所は爽快だったようです。
 爽快を味わいたい!
 このままでは3月下旬まで出動はしない可能性もあったのですが、刺激を戴き、急遽出動することにしました。

 きつい登山をせず、この時期のルリクワガタ属採集にチャレンジ出来そうなポイントは、数箇所しか思いつきません。
 悩んだ末、山梨県に向かうことにしました。


 体内時計があるのか??
 就寝前にアラームをセットしたのに、その10分前にスッキリ目覚め!!
 ちょっと手間取りながら身支度をして、いつものように5:00発となりました。

 \157/Lのハイオクガソリンを給油してスタート!

 山梨へは、首都高速中央環状線の山手トンネルを利用します。
 便利過ぎ!


 目的地着は6:50。
 ゆっくり進んだつもりなのに…。
 晴れ!! です。

 早朝なのに気温は氷点下でなく、何と1℃!

 気合を入れて、軽い登山を開始しました。
 意外に雪がない?

 でも、甘かった。
 標高を上げると、一面の銀世界。
 しかも上り坂になると身体が異常に重い感じ…。
 例年、シーズンオフ明けの身体は、まるで鉛の鎧を着用したような感覚になりますが、今回もそうでした…。
 日頃、極力階段を駆け上る習慣にしているはずなのに…。

 ゆっくり進みます。
 オオルリは直ぐに出ましたが、コルリ材は雪の下で絶望的でした。


オオルリ♀

 積雪でコルリのチャレンジが出来ないこと、そしてこのポイントのオオルリが濃いことは想定済み。
 ここでゲットしたことのないホソツヤルリを目指すことにします。
 ホソツヤが好みそうな材を精一杯探しますが、細材は乾燥し過ぎ…。
 太材はオオルリが優勢的に産卵しています。
 

 進んでもホソツヤマークが全く見付からない。

 とにかく、今回は歩いてみることにしました。
 ザック、ザックと鳴る雪の音は爽快でした!

 やがて、人の踏み締めた痕が全く無くなりました…。
 この冬、この先に進んだ「ヒト」は居ないのか?
 歩き始めて2時間、ホソツヤ材を見つけることが出来ずについにUターンを決意。

 もう少し進めば、ここのホソツヤルリが採れるのでしょうか?

 標高を上げると、積雪は40cm位か?
 前に進もうとしても、足を前に出すことが出来ません。
 一旦、上に大きく持ち上げてから、前に足を運んで下ろす感じ…。
 まるで、腰位まで浸かる小学生用プールを、一歩一歩、歩いているような感覚です。
 半端でない疲労…。
 先週のピイさんが表現された「雪山を泳ぐ」感覚を身をもって体験しました。

 これまで、何度か雪山に行きましたが、これだけフカフカの雪山は初めての体験。
 今まで、運が良かったことを痛感しました。


 帰途、ヘロヘロになりながら登山道脇の「やや細材」に(・)マークを発見!
 ホソツヤを期待して出たのは♂。
 ホソツヤ?
 でも、やっぱりオオルリの♂でした…。


 

 獣の足跡です。

 ブナ、青空、流れる雲…。

 次のチャレンジはここかな?

 ヘロヘロになりながら、4時間雪山を歩き続けてB4の駐車場所に帰還…。
 厳しい冬の山でした。

 それでも、高所で久し振りの深呼吸をして本当に「爽快」!!!!
 身体を鍛えて、もっともっと山に向かいたいと思ったのでした。

 お昼前には、急に風が吹き荒れ始め、帰りの(何故か)関越道では雨まで…。

 13:00少し前に帰宅することが出来ました。

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