2017.3.11
 復帰後2回目となる出動は、一生忘れられない日に決行…。
 体力回復を意識した軽登山材採集にチャレンジ!
 結果、コルリ4♂+2♀、ルリ2♂、ホソツヤルリ2♂ゲットして、久し振りのルリ属3目ゲットを達成!!


 3月11日…。
 今後もその日が来たら色々と考える日になるのは間違いないです…。
 2010〜2011年のシーズン、30週連続(出動は31回)となる高所出動の自己新記録を更新しようと思っていた3月12日の前日にその大災害が起こってしまいました…。
 そして、1ヶ月の出動自粛…。



 ルリクワガタ属採集に復帰した2017年3月の2回目の週末はその特別な日に重なりました。
 天気予報は好天!
 と言うことで出動することに!
 高所に行きたいと思う時に行ける「幸せ」をかみしめながら目的地に向かう!

 今回の目的地、いきなり標高差1000m以上の登山材採集は無理なので(苦笑)、体力回復を意識した比較的軽い登山で辿り着ける、ルリ属3種を狙えるポイントにしました!


 事情により、登山開始は7:50になってしまいました…。
 目的エリアまで、それほど標高差はないので急ごうと思いましたが、身体中に鉛のシートが貼り付けられている感じで思い通りに進まない(苦笑)。
 オレンジ色に輝く東京湾を久しぶりに見て感動!!


 体力が無くなったことにより、山頂到達への拘りはあまりなく、あとちょっとで山頂を踏めるのにそれは無視してルリ属狙いで今日の目的斜面に突入!
 比較的早いタイミングで、立ち枯れからルリ属♂成虫が出た!
 まずはルリ♂!
 と思ったものの、この数年で老眼が進み良く見えない(苦笑)。
 ルーペは持ってこなかった…。
 かつて、きっちゃさんとの採集で、輝く朝日の中、2人でルリをホソツヤルリと同定してしまった経験があり、ルアーケースの番号順に個体を入れて持ち帰り、正確に同定することにしました。 


 同じ材の食痕の続きから、今度はホソツヤルリ♂!
 と思うものの、自信は持てない…(苦笑)

 その後も同じ材からは♂が2頭出て、現地での4頭の同定結果は、ルリ♂→ホソツヤルリ♂→ルリ♂→ホソツヤルリ♂
 (帰宅後の確認、現地での同定通り「ルリ♂→ホソツヤルリ♂→ルリ♂→ホソツヤルリ♂」で間違いなかった!)

 同じ材からルリとホソツヤルリが出ることは、それほど珍しいことではありませんが、一定の方向に食痕をたどって行って、交互に出続けたのは記憶にないです。

 とりあえずボーズを免れて安心!
 と言うことで、コルリ狙いの採集に集中することに!
 
 ただ問題が…。
 今回の斜面、日当たりの悪い所には残雪があるためコルリ採集は絶望的。
 なので、残雪が消えている日当たりの良い斜面がターゲットになりますが、材の凍結が残っている。
 (凍結材、氷の棒のような状態になり、削った材が目をめがけて飛んでくるだけでなく、コルリの材採集で有効な幼虫時の食痕が良く分からない状態となります。)
 少しでも日当たりの多いエリアの方が、落ち材を簡単に動かせるものの、(・)マークがより多いのは落ち枝が簡単には動かない少しでも日当たりの悪いエリア…。
 



 結局2時間以上斜面を歩き回って、コルリ4♂+2♀をゲットすることが出来ました!
 ただ、ルリ、ホソツヤルリを含めて、2桁ゲットにトータル3時間10分…。
 先週も3時間位で成虫2桁ゲットでしたが、苦行度は今週の方が遥かに上でした。


 しかし、前回の「特別なコルリ」の♂は「青緑」だったのに対し、今回の(トウカイ)コルリ♂は「黄緑」!
 その色の違いに改めて感動! 





 乾燥斜面で狙い目になることが多い樹皮付の(・)マーク未確認材からもコルリ♂が出た!




上の画像の拡大

 やはり本来のルリ属の生息地?である「高所」…、「特別なコルリ」の生息エリアとは爽快感が違います!
 思わず岩に腰かけて、ゆっくり昼食をとる時間も…。


 今週も定点撮影をして、15:00に帰宅!
 体力回復は簡単には出来ない感じですが、なまった身体に鞭を入れると言う意味では、ちょうど良い感じの出動になりました。


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