2014.10.11
単独、群馬県の初チャレンジのエリアの山に登り、コルリクワガタ狙いの材採集!
やはり居た!!
嬉し過ぎるコルリ1♂+2♀をゲット!!!
10月2回目の週末は3連休。
10/6(月)に関東地方を通過した台風18号に続き、19号が日本列島に迫っているものの、10/11(土)か10/12(日)なら天気は良さそう!
と言うことで、10/11(土)の出動は決定!
当初は、山梨県のやや高標高なポイントに向かおうと思っていたものの、地図を眺めていたら気になるエリアが急浮上!!
そこは群馬県!!
この趣味を始めた頃から最も気になっていた群馬県のコルリ、♂交尾器(=ゲニ)内袋チェックを始めた今でも自分的に気になるエリアが非常に多い県になっています。
急浮上したポイント、前情報はゼロで、本当にコルリが棲息しているのかどうか行ってみないと判らない…。
標高がやや低いため、もう少し落葉が進んでからの方が良いのでは?と思いつつ、虫の採集は「行ける時に行くのが大切」と言うねほさんからお聞きした言葉を思い出し、苦行確定的な群馬県の初チャレンジエリアでの登山採集にチャレンジすることにしました!
埼玉県の自宅から…、群馬県は近い(笑)!
気合が入り過ぎてコンビニでゆっくり買い物をして時間を潰したつもりなのに、貸切の登山道入り口の駐車場着は5:50…。
久し振りのWRX画像です!
ここまでトラブルフリー!
12月に初めての車検をむかえることになります。
周囲がより明るくなるのを待つために、ダラダラと身支度を整え、6:02登山開始!
最初は植林された針葉樹林帯の為、かなり薄暗い…。
やがて広葉樹林になるものの、落葉は進んでなく、薄暗いまま…。
しかも標高を上げても乾燥が激しい印象…。
本当にこのエリアにコルリが棲息しているのか??
山頂が見えて、もう一度テンションを高めて登山。
登山道沿いでは、常にルリ属の(・)マークを意識しました。
しかし、甘くは無い…。
それでも山頂直前、ついに発見!!!
状況から、間違いなくコルリの産卵痕!
やはりこのエリアにも居た!!
斜面に入るのは帰途と決めて、取りあえず山頂着!
360度の大絶景が広がる良い山でした!
山の案内盤に「東京都最高標高の山」の名があったので、その方向を見たらあった!
感動!!
数年登ってないけれども、またいつか登ってみたい!!
奥に薄っすらと見えるピーク!
そして、今年は1回も行かなかったあの高層湿原も見えた!!
群馬県からだと意外に近い!
今日向かっていれば快晴だったはず…。
爽快な高層湿原の木道歩きのことを考えながら、まだ落葉がイマイチで決して爽快ではないこのタイミングの薄暗い斜面に突入!
登山時に(・)マーク材を確認した場所の近くからです。
コルリゲットの期待十分。
しかし、甘くは無かった…。
登山道沿いでたやすく(・)マーク材が見付かったので、コルリの幼虫ならゲットは容易と思ったのに、(・)マーク材の追加確認が全く出来ない…。
結局コルリに間違いない幼虫をゲット出来たのは、斜面突入から30分後…。
その後も斜面を歩きまわるものの15分に1幼虫をゲットするのがやっとと言う印象の状況…。
キツかった…。
そして、その1時間後にコルリ♀成虫、その45分後に♀成虫!
新しいプロットを刻めたのは嬉しいのですが、♂でないことが正直残念…。
何とか♂を採りたい!
しかしこの斜面、標高を下げて湿度が高くなると(・)マークが全く見付からなくなり、標高を上げて尾根に近いエリアの乾燥気味の細い材でのみ(・)マークが見付かる。
コルリのこと良く判りません(苦笑)。
もう見る材がなくなり、持ち帰りの10数頭の幼虫を羽化させてコルリ♂のゲニ内袋をチェックすれば良いや、と言う気持ちになり始めた頃…。
ついに、コルリ♂が出た!!!
やった!!!
いつものように低レベルですが、苦行過ぎた採集だったため、これで終了…(苦笑)。
今日の出動の目標を達成出来たのは夢のようです!
下山はスイスイ!
今シーズン初の定点撮影をして、13:45に帰宅!!
生展足中…、先週採集した長野県の2ラベルのコルリ♂と今回の群馬県ラベルのコルリ♂を並べて撮影!
例えゲニ内袋を見なくても、コルリの地域変異は本当に面白いことを痛感!!
左:2014.10.4 長野県第1ポイント産コルリ♂
中:2014.10.4 長野県第3ポイント産コルリ♂
右:2014.10.11 群馬県産コルリ♂