2012.11.10
 単独、群馬県でコルリ狙いの材採集にチャレンジ!!
 2ポイントを回って、合計6時間強、斜面を歩き回ったものの、コルリ2♀+幼虫ゲットで終了!

 2012年の秋の材採集シーズンは、2011と同様に9月末にシーズンインとなり、コルリ狙いの材採集目的での出動が続いています。
 数字を見ると、昨年(2011年)は、9月末〜11月1週までで、コルリ成虫56♂+47♀をゲット!
 一方の今年(2012年)は、同じ期間でコルリ10♂+9♀…。
 出動回数は昨年の方が1回多いだけなのに、劇的に違う…。
 2011年は過去にコルリ成虫を採ったことがあるものの、その♂交尾器(=ゲニ)内袋をチェックしていないポイントへのチャレンジが中心。
 2012年は、新規チャレンジが中心。
 その差が数字に出ています。
 間違っても、この1年で採集レベルが極端に低下したとは思いたくありません(苦笑)。
 


 先週は苦行確実な群馬県のポイントにチャレンジして、成虫ボーズ…。
 想定していたとは言え、やはり悔しさも残ります。
 思い切って、2週連続で同じ「苦行」ポイントに向かおうとイメージしていましたが、天気予報を見ると、ポイントは日本海側から雪雲が流れて来て、ミゾレが降る時間帯もあるとのこと。
 最高の条件でチャレンジしてもコルリ成虫が採れるかどうかの地。
 材の凍結も始まっているポイントなので、今シーズンはギブアップ決定です…。

 と言うことで、同じ群馬県でも天気の良さそうな群馬県中央部の「過去にコルリ成虫を採ったことがあるものの、その♂交尾器内袋をチェックしていないポイント」に向かうことにしました!
 ゲニチェックをしていない地、まだまだ複数残ってしまっていますが、昨年通った成虫2桁ゲットが余裕で達成出来るようなポイントは、ほとんど残っていません(苦笑)。


 第1ポイント

 先週は日の出時刻の1時間も前に着いてしまったので、今週は出発時刻を1時間遅らせました!
 現地着は6:00過ぎ。
 気温は2℃。
 北風が吹き荒れているので、体感温度はもっと低いです。


 15分ほど登山道を歩いて、目的の北斜面へ。
 この山、カラマツ植林は少しだけで、植生は(ルリ属棲息と言う意味で)良い印象なのに、コルリの(・)マークは中々見付からない印象です。

 斜面の凍結が始まっていましたが、材の凍結は始まったばかり。
 落ち枝のほぼ全てを思うように動かすことが出来ます!
 やはりどの材にも(・)マーク、と言う状況ではありませんが、先週とは打って変わって、(・)マークが簡単に見つかりました。
 ★になったコルリ♂成虫を確認!

 これなら時間を掛ければ♂成虫のゲットは容易!、と思ったら、甘かった(苦笑)。
 苦手な笹藪が続きますが、根性で斜面を歩き続けました。

 幼虫数頭をゲットした後、8:32、ようやくコルリ成虫が出た!!
 ただし♀です(苦笑)。


 その後も、気合で歩き続けたものの、コルリ1♀成虫と幼虫数頭の追加で終了…。
 風景撮影はほとんどしないほど、集中したのに…(笑)。


 時刻は11:00を回り、そろそろギブアップ、と思った頃、笹藪からガサガサと言う獣が動く音。
 腰に下げた熊避け鈴を強く鳴らし、身構えたら、向こうの動きも止まった…。

 …。

 良く見ると、十数m先に、巨大なイノシシが立ち止まって居ました。



 斜面に入った直後は、定期的にホイッスルを吹き鳴らしていましたが、陽も高くなり、鳴らすのをさぼり気味になったのがいけなかったか…。
 強風で山が唸っているため、熊避け鈴の音が聞こえ難かったのも一因かもしれません…。

 時間にすれば大したことが無いはずですが、しばらくにらみ合い…。
 もしこちらに突進してきたらどうしようと考えていたら、幸いにもイノシシは向きを変えて、反対側の斜面に走り去ってくれました。
 なんだか、アニメの1シーンを見ているようでした。
 ホッ…。
 今後の教訓が一つ増えました!
 
 一気に採集テンションが下がり下山決定(苦笑)。

 第2ポイント
 WRXで大幅移動。
 紅葉見物のピークは過ぎたようですが、道路も周辺の観光施設も混雑気味でした。

 ここは、2005年〜2006年に2度チャレンジして、コルリ2♂+2♀を採集している地。
 何とかコルリ♂をゲットして、まだ見ていない交尾器内袋チェックをしたい思いでチャレンジしましたが…。

 当たり材があって、コルリ幼虫12頭をゲット出来たものの、成虫はボーズ…。
 結局、見付けることの出来た(・)マーク材は1時間半程のチャレンジで5材程度…。
 厳しい…。
 第1ポイントでの結果といい、やはり採集レベルが大幅に低下しているのか??
 成虫をゲットした当時の採集記を読み直すと、「(・)マークはそれなりに確認」となっている。
 やはりコルリの棲息数が当時より減少しているとしか思えない感じでした…。

 持ち帰った幼虫をしっかり管理して、ゲニチェックをしたいです!

 紅葉のピークは一気に1000m未満のエリアまで下がって来ました。
 斜面の完全凍結が始まるまでに残された時間は僅か。
 「週末1回、日帰り」の自己規制は守りながら、あと2〜3回、コルリ狙いの出動をする予定です。
 気付けば、今シーズンホソツヤルリとルリを1頭も採っていませんでした(笑)。


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