2012.1.28
 単独、今シーズン初の雪山登山!
 当初目指した山には辿り着けず、手前の山でギブアップ…。
 ルリ属は、かろうじてボーズは免れたもののルリ2♂+1♀で終了。


 乾燥が続いてきた関東平野、先週は土日共に悪天候。
 しかも駄目押し的に月曜日に、まとまった降水がありました。
 火曜日の朝、至る所に立ち往生する車、車、車…、雪に弱い関東平野を再実感…。
 これが本来の冬の姿なのかも知れませんが…。
 やはり1月に関東平野周辺で、ルリ属狙いの全開に近い採集が出来るのは異常なのかも知れません…。

 一方で、この季節にしか味わえない関東周辺の晴れた日の雪山!
 限りなく静寂で、ちょっと歩くと寒さは緩和され、限りなく爽快!

 いくつかのルートの中から、2年前にチャレンジしたルートを使って、今シーズンはまだチャレンジしていない自身大好きな山を目指すことにしました!


 自宅発は4:37。
 納車から1カ月でのWRXの走行距離は2359km。
 これまで乗って来た愛車の中で、最もハイペースになっています(笑)。


 2年前にB4を停めた駐車スペース着は6:20。
 ノーマルタイヤで問題なく辿り着けました。

 気温は-5℃。
 身支度を整え、登山開始は6:27。
 周囲はかなり薄暗い状況でしたが、今回目指したルートは片道6.5kmオーバー。
 少しでも時間を稼ぎます。

 7:20に朝日と対面!
 正面のピークは、今日の1つ目のもの。
 この先、2つ目、3つ目、を越えてようやく本命ピークに辿り着く感じです。
 遠い!

 月曜日のまとまった積雪以降、お一人の方がこのルートを下って来ている足跡がありました。
 登山ガイドで「迷」の注意マークが記載されているルート!!
 ありがたい!
 標高を上げるに連れて、積雪量は増加。
 下山の歩幅と登山の歩幅は異なるので、積雪が増えるに連れて1歩1歩ラッセルするような状況になりました。
 1歩1歩微妙に滑る。

 第1のピーク着は7:38.
 標準登山時間を10分オーバー…。
 身体の疲れ具合から、もっと飛ばした印象…。
 時計を疑ってしまいました…。

 ここからはアップダウンのある尾根歩きとなります。
 休憩はせず、「さてこれから」と思った瞬間、足元がゴーっと唸る。
 「何だ、何だ、…」と立ち止まったら、ユサユサ…。
 地震でした。
 冬枯れの木に残っている枯れ葉がパラパラと降って来ました。
 山で地震に遭遇したのは、初めての記憶。
 直ぐにおさまったので、先に進みだして4分後、再び、今度はもっと大きな唸り音。
 今度は、更に激しく揺れました…。

 溜まらず、自宅にTel。
 どうやら、山の方が揺れているようです。
 2つの地震は、富士五湖が震源のものでした。
 尾根で良かった感じ…。
 岩場を通過中だったら、落石が恐い。

 もし、3つ目を感じたらUターンしようと思いましたが、3つ目には気付かなかったので、結果、地震には影響されずに進むことに。

 標高を更に上げると、積雪は40cm近くになりました…。
 冬の登山を始めてから、最も積もっている印象。
 とにかく疲れます…。

 場所によっては、足跡の上を風で飛ばされた雪が覆い、新雪と同じ状況に…。
 進むルートをラッセルしながら自分で判断する状況。

 かろうじて第2のピークに達どり着けました。
 吹き溜まりでは50〜60cm位、積もっています。 



 登山道から外れたシンプルな山頂の標識を確認。
 ここまで、標高差880m、距離4.1kmを歩いていました。

 当初、目指した山頂はまだまだ先…。
 山頂に行って、戻って来るまでの時間を逆算すると、日没も意識しなければならない状況。
 あっさり、山頂は諦めました…。
 新雪の山がここまでキツイとは。


正面が目指した山頂

 前回の登山では、かろうじてホソツヤルリ、コルリ、ルリの3種ゲットを達成している登山道ですが、雪が無くても乾燥が強くて、決してルリ属が濃いとは言えない状況…。
 遠くから枯れ枝と立ち枯れを確認して、ラッセルして辿り着き、(・)マークを探す感じになりました。
 正直、半端でなくキツイ(苦笑)。

 ボーズも覚悟しましたが、立ち枯れでルリ2♂+1♀をゲット!




ルリ♀


ルリ♂

 
 地面は雪で覆われているのでコルリ採集は不可!
 ホソツヤルリゲットも目指しましたが、(・)マークの確認のみ、幼虫すら確認出来ずに終了…。
 この山の南側のルート、幾つかありますが、いずれもホソツヤルリは雪が無くても採り難い印象です。

 今日、ホソツヤルリに最も期待した(・)マーク付き、食痕も見える枯れ枝もスカ…。

 いつか雪の無い季節に再チャレンジか?


 下山も途中まではラッセル…。
 雪の積もった山の下山がこんなに辛いとは…。
 下山画像はほとんどなし(笑)。
 本命の山頂を素直に諦めて正解でした。


 第1のピークを目指された4名の方とすれ違いましたが、このルートから本命の山頂を目指される方はゼロなようでした。

 かつてB4を停めた場所にはWRX。
 WRXの運転感覚にもようやく馴染めて来ましたが、今でもB4は違和感なく運転出来そう…。

 当初は下道で帰宅するつもりだったのに、あまりの疲労感で高速道を選択。
 気付けばWRXになって初の定点撮影になりました。

 14:30過ぎに帰宅。
 来週は…、海へのドライブを選択してしまうかも知れません(笑)。


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hidarikara ,

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