2011.10.8
 単独コルリクワガタ♂狙いの全開材採集にチャレンジ!
 3ポイントを回って、コルリ21♂+14♀に蛹1♀をゲット!!
 更に妥協して採集チャレンジをしてしまい、ルリ3♂+1♀にホソツヤルリ3♂+1♀をゲット!!


 10月の第2週は3連休。
 関東地方周辺の天気予報は最高の晴天続き!
 自身2度目となる東北地方最高標高の山に向かい、登山して紅葉を堪能することも思い浮かびましたが、今シーズンはコルリ採集への意気込みが強い状況…。
 と言うことで魅力的な山頂は全て諦め、まだ(自分で)コルリ♂交接器内袋(ゲニ内袋)の確認をしたことのない、ポイントに向かうことにしました!
 目指すエリアは多すぎますが(苦笑)、悩んだ末、3ポイントのハシゴが可能な地を目指すことにしました!

 ようやく奥日光の紅葉が始まったようですが、コルリ狙いのポイントの多くは、まだまだ落葉前…。
 薄暗い林床の徘徊は、正直、爽快とはかけ離れています。
 一方で、落ち枝に入るコルリ、冬になると材凍結で採集はままならない状況になります。
 コルリ狙いの全開材採集可能なシーズンは短い。
 成虫採集が可能となるこの時期、気合で斜面を歩くことにします。

 日の出と同時の斜面は薄暗過ぎることを先週体験したので、少し遅らせて3:30過ぎに自宅発!


第1ポイント
 まずは、コルリとルリとホソツヤルリを車横付けで狙える有名ポイント!
 ここのコルリ♂ゲニ内袋は「トウカイ型」になるようですが、自身、膨らませた経験は無し。
 「宝石箱(=標本箱)」に膨らませたゲニ内袋を納めたい気持ちです。

 ここはコルリ狙いでは、自分的に相性の良い地。
 2006年のチャレンジでは27頭、前回、2008年のチャレンジでは23頭のコルリ成虫を材採集でゲットしています!
 あの時持ち帰ったコルリ♂のゲニ内袋を一つでも膨らませていれば、材採集で2度と訪れることは無かったかも知れません…。

 順調にB4で林道を進み、目的地までもう少しと言う所…。
 ガーン…。
 ゲートが掛っていました…。
 下調べ不足。法面の崩落防止工事とのこと。

 ゲートの手前にB4を停め、歩くことにします。
 気温は6℃。
 横付けをイメージしていた斜面までは、早歩きで15分位か?
 往復30分のタイムロスですが、採集を諦めなけらばならないという、最悪の状況は回避できました。

 斜面突入は6:03.
 2時間をタイムリミットにして、コルリ♂狙いの採集を始めました!

 この時期、コルリ好みの湿度の高い斜面は苦手…(笑)。
 下草をかき分けて、材のチェックをしてみるもののイメージ以上に(・)マークが薄い…。

 結局、斜面を変えて、初めての成虫(=テネラル・コルリ♀)が出たのは、6:42でした。
 本当にここは相性が良い地??(笑)

 試練は更に待っていました…。
 何とゲットした成虫は、7頭連続でコルリ♀…。
 今日の本命は先週に続きコルリ♂のみです。
 ガッカリの連続で、材から出た個体を撮影する気にもなりませんでした…。

 晴れた斜面は今シーズン初?

 ♂成虫が出たのは、タイムアップ寸前の7:59!
 テネラルでしたが、嬉しかった!!

 しかも近くの太材が当たり材になり、コルリ4♂+2♀(1♂は帰宅後ルリだったことが判明)を追加することが出来ました!





 材を削っていたら、タイムリミットをオーバーしてしまった。
 結果、第1ポイントではコルリ4♂+9♀(1♂+1♀はテネラル)、ルリ1♂をゲットすることが出来ました!
 ルリ♂は、最後の「コルリ当たり材」から出た個体。極小だったこともあり、現地ではコルリ♂と判断していました。

 そう言えば、目の前に見えた美味しそうなホソツヤルリ材に手をつけることを諦め、気合でコルリ材を狙うことが出来ました。

 斜面を掛け下り、B4まで林道を早歩きで戻りました。
 8:36、移動開始。

 第2ポイントは、林道が通行止でなければ、15分位で到着出来る地。
 30km弱の迂回をすることになりました…。


移動中
 道沿いに植えられたサクラが赤く色づき始めました。


第2ポイント
 第1ポイントからの移動に1時間近くかかりました。
 9:35、斜面突入!
 乾燥したミズナラ林、でもコルリマーク材は多い!
 この季節、大好きな環境です(笑)。
 ここでは、かつてコルリ4♂成虫を材採集でゲットしています!

 今日はどうなるか?
 期待を込めて材のチェック!

 結果は…、第1ポイントとは打って変わって、コルリ♂が続きました! 





 何と8頭連続でコルリ♂が続きました(途中コルリ♀蛹が混ざりましたが)!
 前回の結果と合わせると何とこの第2ポイントで出たコルリ成虫は12頭連続の♂!!
 ♂と♀の割合が一緒だとすると、「2の12乗分の1」の確率!!
 今日の目的からすると嬉しいのですが、あり得ません…(笑)。


 このポイントにはコルリ♀成虫が居ない?
 そんなはずはありません(笑)。
 B4は目前という11:36。
 ついにコルリ♀が出ました。
 今日は「雑魚」の扱いだったのに嬉しい瞬間でした!
 結果、コルリ8♂(2♂はテネラル)+1♀+1♀蛹をゲット!!

 

再び移動中
 やはり植林だらけで、コルリポイントの間は分断されています。


第3ポイント
 ここでの材採集では、過去3回のチャレンジで、1回目はコルリ7頭をゲット、2回目はコルリボーズ、3回目はコルリ4頭をゲット、と言う結果です。
 決して濃い印象では無い地。
 もっとも楽に入ることの出来る2回目にコルリボーズを喰らったポイントにチャレンジすることにしました!
 コルリ♂のゲニ内袋チェック、幼虫採集羽化個体でも十分なので、最悪、複数の幼虫ゲットが出来れば◎とします。

 12:15、斜面突入!
 ここも乾燥気味のミズナラ林で、自分的に◎(笑)。

 持ちあげた1材目、2削り目でコルリ♂があっさり出ました!
 12:17!!
 残念ながらテネラル。
 丁寧に持ち帰って固まるのを待つことにします。 

 その後もコルリが連発。
 このポイントでは比較的♂と♀がバランスよく採れ、結果9♂+6♀(5♂+1♀がテネラル)のコルリ成虫が採れました!
 2時間で15頭…。
 十分に濃いです!(笑)
 特に♂のテネラル個体が多いのが何ともでしたが、〆ずに持ち帰りです。





 実は、途中でやや太い落ち枝からルリとホソツヤルリが出たのですが、今日の目標外ということで撮影はせず。
 冷静に考えるとルリもホソツヤルリもこのポイントラベルは十分に持っていなかったのでした。

 コルリも十分に採れたことから最後の20分間、コルリだけでなく、ルリとホソツヤルリも狙った採集を敢行!

 結果、ルリ2♂+1♀(テネラル1♂)、ホソツヤルリ3♂+1♀(テネラル2♂)をゲットすることが出来ました! 

 車横付けでルリ属3種(ルリ、ホソツヤルリ、コルリ)の濃いポイント?
 そうではないようです…(苦笑)。
 コルリは材の朽ち方のタイミングが最高だったのか??  数年前は同じアプローチで(・)マーク材は少なかった。
 ホソツヤルリは私には狙って採れない印象の環境です…。 

 13:54採集終了。


 結局、3ポイント合計でコルリ21♂+14♀+1蛹、ルリ3♂+1♀、ホソツヤルリ3♂+1♀という出来過ぎの結果になりました!
 この季節、テネラルが混ざるのは苦痛ですが、時間がありません…。
 来週は、自身初チャレンジのポイントに向かう計画です!

 

 上り高速の渋滞は皆無で16:25自宅着!
 

 外観の画像。
 
第1ポイント産の極小ルリ♂、コルリ3♂+2♀と共にやや太い落ち材から出た個体。
 ゲニチェックをするまでコルリと決めつけていました(笑)。
 混棲ポイントでは、コルリ狙いでもルリやホソツヤルリが混ざる可能性のあることを改めて肝に銘じます。

 第1ポイントから東に10km弱の第3ポイントのコルリ♂は、黄色味が増す傾向が感じられました。


第1ポイント産
左から、コルリ♂♂、ルリ♂



第2ポイント産コルリ3♂


第3ポイント産コルリ3♂

 ゲニは…、テネラル個体はワインセラーの中で固まるのを待っていますが、即〆をした全ての♂の内袋を観察することが出来ました!
 予想通り、全て「トウカイ型」。
 地道なチェックを継続して行きます!!


第1ポイント産コルリ3♂の交接器内袋


第2ポイント産コルリ6♂の交接器内袋


第3ポイント産コルリ4♂の交接器内袋


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hidarikara ,

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