2011.6.4
 単独、2週連続の新潟県でコルリ狙いの新芽採集にチャレンジ!
 採集数ではなく、一つでも多くのポイントを回るという思いで出動したのに結果、自身初チャレンジの雪山登山をしてしまった!!
 それでも、その初プロットのコルリ14♂+5♀を新芽でゲット!!
 そして、先週「ゼロ敗」を喫したポイントで、何とかコルリ6♂+2♀を新芽でゲット!

 2011年のコルリ新芽採集…、そのベストタイミングは各ポイント共に遅れ気味なようです
 6月第1週の週末、「雪国」は晴れて気温が上がる予報!
 ならばコルリ♂交接器内袋のチェック(=ゲニチェック)をしていないポイントを一つでも多く回ってみたい!
 そんな思いで新潟県とその近くの7ポイント(ゲニ・チェック済みを含む)をピックアップし、一つでも多く回る思いでチャレンジすることにしました!
 1日にコルリの新芽採集ポイントをどれだけ回れるか??
 何か、日曜夜に放送されている人気TV番組のよう…(笑)。
 今回は、地図と睨めっこして選んだ、自身初チャレンジの山を一つ含みます。
 登山した場合でも、最適な標高を合わせて最短時間でチャレンジし、コルリ5♂をゲット、またはチャレンジから1時間を経過したら、素直に諦めて次のポイントに移動する、そんなイメージでポイントを次々とハシゴすることにしました。
 爆発に当たれば、5分で次のポイントに移動することも可能なはずです(笑)。


 今週も気合は十分で、自宅発は1:57!
 ほとんど寝ていません(笑)。

 そう言えば、ETC搭載車の地方高速道での週末一律\1,000、6/19をもって終了することになったようです…。
 2009年以来、ありがたい思いをして来ましたが、今回の大震災のことを考えると仕方ありません。
 あと3回、有効に使わせていただきます!

 「国境のPA」で、名水を調達!
 時刻は3:00台なのに、次々にペットボトルやポリタンクを持った方がやって来ます!!


 本来なら、遠いポイントから近い方向に戻って来たい所ですが、まずは途中に位置する新規チャレンジとなる雪山を目指すことにしました。
 この山のコルリに関する前情報は聞いたことが無く、あっさりボーズの可能性もあります…。
 一方で、自身プロットを刻めていない気になるエリア!

 田園地帯を通過中に夜明け!
 晴れています!


第1ポイント
 本来イメージしていた山道入口にゲートがあり焦りましたが、その先の別なルートからB4で山道に入ることが出来ました。
 南斜面なので雪の心配はなし。

 B4を駐車場所に停め、登山開始は4:26。

 この山、いつか登りたいと思っていましたが、登山開始時には、上記理由で山頂は意地でも諦めようと思っていました(笑)。
 標高は700m台。
 芽吹きは終わって葉っぱの広葉樹林。
 林床は暗いです。

 熊に注意しながら、いつものようにホイッスルを吹き鳴らしながら、標高を上げます。
 夜明けと共に登山を開始される方、多いようで余り居ません…。
 クモの巣が顔に付かないので、恐らく先行されている方は居るはずですが…。

 標高は900m台、林床の少し遅れて芽吹いているミズナラ新芽に違和感!
 手繰り寄せて、手にしたら「コルリ♀」でした!!
 あっさり新プロットを刻めた!!  

 しかし、♂の姿はなし…。
 標高を更に上げて尾根に出たら、何か良い感じ!!

 今日最高の芽吹き具合の印象のミズナラがあった!
 スィーピングをしたら、コルリ♀が3頭入りました!
 しかし♂が入らない…。

 それでも、5:21、ミズナラ新芽でついにコルリ♂が入った!!!
 やはりコルリ♂のゲットが無いと、今日の目的は達成出来ません!
 新プロットを刻めて嬉しい!!
 この時間帯、私のカメラでは歩くとブレてしまいますが、色はこの感じ。
 緑です!!


 若いブナの純林が綺麗なエリアの近くでした!!


 ♂の追加を目指して新芽を見て行くものの駄目…。
 5♂をゲットして、早朝の内に下山する目論見は崩れ去りました…。
 採集エリアで1時間チャレンジしたら、採れなくても次のポイントに移動する!
 そのつもりでしたが、初プロットのコルリをゲット出来ているのに、1♂+4♀しか手元に無いのは悔し過ぎでした…。
 早くも第1ポイントで負けました…。

 気温が上がらなければ、コルリの追加は難しそう。
 時刻はまだ6:00前。 
 とりあえず進んで時間を稼ぎ、気温が上がるのを待つことにしました。
 登山道に、雪が出て来た。

 先行している方がお一人いらっしゃった。
 年配の男性の方。
 写真を撮りながらゆっくり登るとのことで道を譲っていただき、先へ。
 登山道が雪で覆われて来ました。
 登山道を見失うことしばしば…。

 振り向けば絶景!!
 あの高層湿原が霞みの向こうに薄っすら。

 時刻はまだ6:06。
 戻ってもコルリが飛ぶはずもなく、先を目指します。

 あのピーク、本命の山頂の手前にあるこの山の特徴的なピークのはず!!
 あそこまで行ってしまおう!!
 この頃、今日の当初の目的は、どこかに飛んでしまっていました…(笑)。

 森林限界を超えると笹野原。
 風が無いので余裕で進めます!

 勾配は急に…。




 南斜面なので、登山道の雪は少ない印象でしたが、尾根に出たらもの凄い残雪が出てきた!
 雪国の山です!




 目標にしていたピークが見えた!


 6:36ピーク到着!
 所要時間は2時間10分。
 登山ガイドを開いてチェックしたら、標準登山時間は…。
 4時間20分。
 半分??
 コルリが付きそうな新芽をチェックして登ってきたのにあり得ない…。
 登山ガイドの標準登山時間、雪国の山ということがあるのか、相当に安全係数が掛けられているようです。

 そしてそしてこのピーク…。
 遠望はイマイチで、三角点は無し…。
 何よりここは「九合目」…。

 山頂はあの辺り??

 
 一旦、標高を50m位下げるのがキツイですが、行ってしまうか?
 行きます!!

 この先は雪渓歩き!
 ある意味、普通の(雪の無い)登山道より歩き易い印象ですが、危険を感じる瞬間も沢山出てきます。
 登るにつれて、雲行きが怪しくなってしまいました。








 正直、山頂はまだまだ先と思っていたら、あっさり到達!
 山頂標識は、山名と標高が確認出来るように、掘り出されていました。

 
 9合目から1時間とされている区間、所要時間は何と23分。
 あり得ない。
 やはり登山ガイドの標準登山時間が変です(笑)。

 それでも、結果、単純標高差1240mの登山道、採集もしながら2時間33分で登れたのには大満足!!
 
 しばし山頂を満喫!
 (周辺にもっと高い山があるのは見ないことにしました[笑]。)

 直ぐに下山開始!
 残雪の斜面。
 ピン付長靴をグリップさせると、安心な状況で、走り下りることが出来ます!
 これだけ晴れていると、ルートを見失う可能性はなし! 
 下りて来た尾根を振り返り。

 
 そう言えば、まだ1♂+4♀しかゲットしていない。
 この山ラベルのコルリ新芽採集を意識して、来たルートを急いでかけ下ります!
 
 道を譲って下さった年配の方とは、9合目を過ぎた辺りで再会!
 もう下山してしまうことに、驚かれていました…。
 「虫」を採るためにとは言えず…(苦笑)。

 

 今日の本命エリアで、コルリ新芽採集にチャレンジ!
 本命では無いミズナラ幼木で今日2頭目の♂をゲット!
 安定して緑!

 そして、今日の本命のミズナラ幼木前へ!
 良く見れば、コルリ♂が枝を這いまわっている

 落ち付いて順番にゲット!

 5分に1頭位の感じでコルリ♂が飛来してきました!

 粘ればまだまだ追加が出来そうな状況でしたが、次のポイントに移動することにして下山!
 結果、自身初プロットのコルリ14♂+5♀をゲットすることが出来ました!

 「雪国」なら、気象条件が良くて、新芽の状況が良ければ、何処でもコルリは簡単にゲット出来る?
 この時点では「Yes」でしたが、この後、とんでもない苦行を味わうことになりました(笑)。



i移動中
 約70km離れた第2ポイントへ!
 先ほど、登った山を集落から見ることが出来ました。
 気温は26℃!!

 雪国の地方都市、日中は想定外の市街地渋滞や工事渋滞があり、移動には時間がかかりました。
 一日で7ポイント回る何て、その意味でも無理(笑)。

 雪国!


第2ポイント
 ここは先週、「ゼロ敗(=ボーズ)」を喫してしまった場所。
 先週は早過ぎた印象だった新芽の芽吹きも進んでいるはず。

 期待を込めて現地着は11:25。
 そしてB4をゆっくり走らせながら観察していた、本命ポイントのかなり手前のブナ新芽に違和感。
 網を当てたらあっさりコルリ♀(黒色)が入りました!


 これならコルリ♂ゲットは容易!
 次々に飛来する個体を確認出来そう!

 先週の第3ポイントの雪の壁とほぼ同じ場所での画像!
 雪解けは一気に進んでいます!


先週の状況(5/28)

 気温は高く、風も無く、最高の状態のブナ新芽が多数!
 コルリ乱舞に期待!

 しかし、しかし、甘かった…。
 標高を上げ、標高を下げ、側道に入り、斜面に入り、歩き続けるものの、良い状態の新芽にコルリの姿は無し
…。
 まさかのコルリ1♀で終了?



 あっという間に1時間が経過。
 コルリ1♀のみ…。
 このまま、イメージしていた第3ポイントに移動か?

 出来ません!(笑)
 コルリ1♀が居たのだから、絶対に♂も居るはず!!
 今日の移動は諦め、ここで徹底的にチャレンジすることにしました。

 キツかった…。

 執念が実ったのは13:14。
 目の前のブナ幼木の新芽に明らかにコルリ♂と判る甲虫が飛んできました!
 撮影は出来ない高さだけれども「青い」印象!!

 
 これで「ゲニチェック」が出来ます!
 最低限の目標を達成!

 その後、僅か5分間にもう2♂が飛来!
 いずれも青い(画像処理はしていません)!



 このブナ幼木に絞り、待ち続けること1時間10分。
 結局、このブナ新芽周辺ではコルリ6♂をゲットすることが出来ました


 さあ退散、そう決断しようと思った頃、見続けていたはずの目の前のブナ幼木の新芽の裏側に違和感。
 コルリ♀が入っていました!
 気付かなかった…。
 これを目指して♂が飛来したのか??
 第2ポイントではトータル・コルリ6♂+2♀ゲットとなり、満足!!

 ここのコルリ、これで3回連続のゼロ敗は免れたものの、どの位の感じのタイミングがベストなのか、どうしてもイメージ出来ません…。
 


 関東平野には無事に着陸できたものの…、


 まさかの事故渋滞は、「5kmを110分」の掲示…。
 迷った挙句、高速を下り、別ルートで迂回することに。
 地方都市は渋滞気味…。
 それでも30分位の下道走行で別のICから再び高速へ。
 

 自宅着はちょうど18:00。
 あの渋滞表示が正しければ、ようやく渋滞を抜けた頃でした(笑)。
 折角のETC割引は意味がなくなってしまいました。

 1日に7ポイントを回るなんて、やはり自分には無理そうです。
 初チャレンジの雪山を極め、コルリでも結果が出て、十分に満足出来る一日になりました!



 ゲットした2産地のコルリ、外見は全く違いますが、その♂の交接器内袋はいずれも「ユキグニ型」でした。


第1ポイント産コルリ♂


第2ポイント産コルリ♂


第1ポイント産コルリ♀


第2ポイント産コルリ♀

 


第1ポイント産コルリ5♂の交接器内袋


第2ポイント産コルリ5♂の交接器内袋


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hidarikara ,

hidarikara ,