2011.1.15
単独、ホソツヤルリ狙いの登山採集!
ホソツヤルリ4♂+2♀にルリ2♂をゲット!
1月もあっと言う間に3回目となる土曜日。
関東平野周辺は、申し訳ない位に晴れが続いています。
ただ3回目の土曜日となる1/15は、雲が多く、夕方からは降雪の可能性もあるとか。
今回の週末、日曜の出動は出来ないことから、やや強行気味に高所出動をすることにしました!
快晴なら「大絶景登山」で決まりでしたが、曇より空では採集に時間制約のある登山は諦めます…。
どうするか。
結局、B4横付けでルリとコルリをゲット出来るポイントに向かうことにしました!
コルリ♂の交接器内袋のチェックをしていない地。
材凍結の厳しいこの時期では、苦痛なコルリ採集になりそうですが…。
自宅発は先週と同じ5:00過ぎ。
カーナビにその目的地をセットし向かい始めましたが、空を見上げると満天の星空!!
ここで欲が頭をもたげ始めます。
セットした目的地は、もう少し条件が悪くなってもチャレンジ出来そう!
一方で、これだけ降水の無い関東平野だったらチャレンジ出来そうなポイントも複数思い浮かびます!
ホソツヤルリの中でも魅力を感じる「キンイロホソツヤルリ」が高確率で採れる地、4年振りにチャレンジしてしまおうか?!
急遽、目的地を変更しました!
雪は全く心配していませんでしたが、ダート林道に入ると雪が出てきました…。
今シーズンもノーマルタイヤのB4でかろうじて辿りつけたスペースに駐車。
気温は-5℃。
身支度を整え、雪が無ければB4でも進めそうな林道を歩き、登山開始は7:26になりました。
植林帯を越え、沢を何度か渡り、そう言えば歩いたことがあるのを思い出した登山道!!
そしてそして枯れ沢の直登り。
過去2回のチャレンジでは半端でなくキツく感じましたが、先週の急坂登山を思い出せば距離は僅か。
尾根着はなんと登山開始21分後。
この斜面をきつく感じていたとは…。
苦しい登山を繰り返して来たことのありがたみを痛感…。
一気に山頂を目指し、下山でルリ属採集を目指そうと思っていたものの、美味しそうな材があると、ついつい手を付けてしまいました(笑)。
登山ではまずルリ1♂をゲット!
そして、ホソツヤルリの小当たり材で4♂+2♀をゲット!
このエリアのホソツヤルリ♂、黄色味の強い個体が高確率で混ざるのが特徴です!
大分時間がかかってしまった印象なのに、山頂着は登山開始から1時間4分でした!
標準登山時間1時間25分を余裕で短縮!
山頂の気温は恐らく-5℃位。
先週とは打って変わって風が強く、手袋を外すと10秒位で手が痛くなります。
それでも、今年3箇所目となる山頂からの富士山を拝めました!!
オレンジ色に輝く相模湾もクッキリ!
寒過ぎて、山頂で朝食を食べる余裕はなし。
直ぐに登山道を引き返し、いよいよルリ属採集を目指すことにしました!
このエリア、笹が深く、斜面の徘徊には相当な体力を使います。
一方で、登山中にゲットしたルリ1♂とホソツヤルリ4♂+2♀は何の苦労もしない登山道沿いの材から…。
数年前は、半日かけて斜面を歩きまわってようやくゲット出来たこの地のホソツヤルリ、という印象でしたが、登山中にあっさりゲット出来てしまい、キツイ藪漕ぎをする根性は無し…。
笹が薄いエリアをチョロチョロ狙い、ルリ1♂の追加がやっとでした。
ここでは、ルリの♂も黄色味の強い個体が普通に混ざります!
「藪を漕がずんばホソを得ず。」の格言?通り、手抜き採集ではホソツヤルリは追加出来ません。
登山時のホソツヤルリ4♂+2♀はマグレだったことが証明されました…(苦笑)。
気付けば、沢から尾根に出たT字路に戻ってしまった。
@もう一度山頂方向に戻って、藪を漕ぎ続けてホソツヤルリの追加を狙うか?
Aこのまま沢方向に下山し、早々に帰途に向かうか?
B尾根を反対方向に進み、別のルートから下山してB4の駐車スペースに戻るか?
考えた末、「B」を選択することにしました。
今まで歩いたことが無いルート。
登山道も荒れ気味でした。
アップダウンを繰り返しながら、徐々に標高は下がりました。
ルリに間違いない産卵マークは確認出来ましたが、ルリ属成虫の追加は出来ず。
今日、最後の山頂。
右奥が最初に登った山です。
下山は物足りない位にあっという間でした…。
B4着は12:00前!
気温は3℃でした。
シーズンオフのつもりでも、採集優先で登山して結果が出て満足!
ホソツヤルリの♂と♀、そしてルリ♂まで同じ傾向の色をしていました!
ホソツヤルリ3♂
左から、ルリ1♂+ホソツヤルリ2♀
hidarikara ,