2010.12.25
 単独、冬季軽登山シーズンイン!
 今年1月〜2月にチャレンジしようと思っていて、チャレンジ出来なかった登山ルートにチャレンジ!
 自身、未踏の山頂を踏みしめることが出来ました!
 ルリ属はホソツヤルリ1♀で終了でしたが、その達成感に大満足!!!
 

 先週はギリギリの状況でコルリクワガタの材採集チャレンジをすることが出来ました!!
 その後、関東平野周辺では12/20に雨雲が通過し降水…、北関東ではまとまった積雪となった一方、秩父〜奥多摩〜丹沢のほとんどの標高帯では雨で済んだようです。
 そして、12/23からは年末寒波が到来…。
 高所の材の凍結は一気に進んでしまった印象です。
 更に12/25には激しい「クリスマス寒波」が襲来するとか…。

 悪あがきをすればコルリ狙いの採集にも何とかチャレンジ出来そうですが、素直にギブアップ…。
 
 単独出動となるため、今年1月〜2月に初登頂をしようと思っていたものの、実現出来ていなかった山にチャレンジすることにしました!
 登山口まで舗装道が続きますが、一旦雪が積もってしまったらノーマルタイヤではアクセスは難しそうな印象の地。
 先日の降水が雨だったことに期待して、その地に向かいました!


 道を横断するように流れる沢水が凍結していて、スリップする瞬間もありましたが、何とか登山口着!
 気温は-4℃。

 まだ暗闇なので、ゆっくりと身支度を整えながら夜明けを撮影!


B4のボンネット

 

 1年で一番夜明けが遅いタイミング。
 それでもちゃんと明るくなって来ます!

 6:40、ゲートの脇から林道に突入!
 暗くて不安になる林道、ホイッスルを時々吹きながら進みます。
 

 程なくして、林道から登山道分岐の表示。
 登山ガイドで実線の登山道ですが、薄暗いと不安を感じます。


 この季節の軽登山の魅力を思い出した!
 朝日に出会える時間。
 斜面の方向によりまちまちですが、今回は7:03でした!

 一旦林道を横切って再び植林の斜面へ…。
 尾根歩きで無く、山腹を迂回するようなルート!
 勾配は緩いものの、単調…。
 下山では、苦しめられそうと思いました。
 50分ちょっと歩いてようやく明るくなった!
 と思ったもののカラマツ植林地帯…。
 開けてくると、強風で山が唸りだしました。

 標高を大分上げても植林との付き合いが続くルート…。
 単調…。

 

 8:16、防火帯の尾根に!
 ちょっと遠回りをして山頂を目指します!

 絶景ポイント着!
 東京湾がクッキリ!

 途中で木々の間から見えていた富士山もようやくクッキリ!
 東側には雪雲?

 12/20の降水。
 1700mを超える標高では雪だったようです。
 恐らく降雪後2名の方が歩かれた尾根を進みます。
 「クリスマス寒波」の影響か、時々普通に進むのを躊躇う位の強風…。
 気温は-6〜7℃位か?
 素手でデジカメを持とうとすると10秒位で限界を感じます。

 正面は、このエリア最高標高の山!
 あの山小屋が見えた!!

 その手前にある今日の目的地はもう直ぐ!

 山頂直前のヤセ気味の尾根で、植生がちょっと良くなりましたが、ルリ属は不発。

 そして、辿りつけた山頂!
 人為的に防火帯になっているおかげ?で見晴らしは最高でした! 





 初めて見るアングルで、江の島に三浦半島が見えた! 

 西の方向には、あの山小屋のある最高標高の山!
 防火帯を進めば目と鼻の先??
 今日、行ってしまう??? 

 

 正直、相当な葛藤の末、日の短いこの季節、今日は止めることにしました(苦笑)。

 代わりに、下山では「別ルート」に徹底的に拘ることに!

 尾根歩きで危険を感じた瞬間はゼロでしたが、迂回路の山腹横断では冷や汗な場所も…。
 今回は東に戻りましたが、西に向かうと登山ガイドで「危」マークのある登山道でした…。
 このエリア、至る所に危険を感じる場所があります…。
 滑落して直ぐに★にならなかったとしても、動けないまま登山道を見上げ続けるのか?
 この季節、このルートを歩く人間は限りなく少ないはず。(今日出会った「人間」は、有名尾根で1名限りでした…。)
 動けないまま、寒さで眠くなって、そのまま★になるのか…。
 軽登山と言えども、この季節の登山、自己責任の元、十二分に注意するつもりです。

 下山では別ルートを使い、イメージに無かった山頂経由、林道歩き!


 左はブナ巨木の残る広葉樹林、右はスギ植林…。
 悲しくなりました…。
 

 明るい林道を歩いて、悲しい思いを払拭!
 あの長い長い植林帯を歩かずに済んだのは幸運でした。


 途中、広葉樹2次林が出て来ましたが、乾燥しすぎ…。

 そして杉林では昨年の10倍というスギ花粉の元(スギの実)がスタンバイしていました…。

 そしてそして、植林帯を歩き続けB4着!!
 ホッ。
 累積標高差1270m、沿面距離12.7kmの登山になりました。 

 来年1月にこのエリアで最もキツイ登山道(反対側)から挑むことに決めた山を見ながら帰途へ。

 関東平野はカラッカラの乾燥状態の晴天です。
 

 

 ルリ属は…、ホソツヤルリ1♀に幼虫数頭、そしてコルリに間違いない幼虫3頭で終了でした。
 ホソツヤルリは、このエリアの南斜面で一番厳しい印象、コルリは材凍結が無ければ何とかなりそうな感じでした!
 新しいラベルを追加出来て良かったです!






hidarikara ,

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