2010.12.4
 単独、コルリ狙いの出動!
 過去にコルリをゲットした地の♂交接器内袋を自分の目で確認したい思いで4ポイントのハシゴ採集にチャレンジ!
 3ポイントでコルリ5♂、まさかの細い落ち枝からルリ1♂+1♀をゲット!
 

 あっという間に12月になってしましました。
 いよいよ高所は材凍結が進み、落ち枝に入るコルリの採集は効率が果てしなく悪くなってしまいます。

 この秋のシーズン、とにかくコルリゲットを目指して来ました!
 9月25日にシーズンインしたこの秋のシーズン、内容を見直すと自分的に80点は与えられそうな結果になっっている感じです。
 一方で、先週ゲットしたトウカイコルリ1♂、嬉し過ぎる1頭が出たことで、更に難度の高いコルリゲットを目指すというテーマも出来てしましました…。
 単独でのチャレンジは絶対に無理…(苦笑)。

 今回は、急遽単独出動になりました。
 と言うことで、まだまだチャレンジポイントが沢山ある「過去にコルリをゲットしたことがあるものの♂交接器内袋(♂ゲニ内袋)の観察をしたことが無い地のコルリ採集」にチャレンジすることにしました!
 全ての再確認が終わるまで、あと何年かかるか…(笑)。


 日が短くなるこの季節に離れた4ポイントのハシゴ採集。
 とにかく日の出と共に斜面に入ることにします!
 下弦の月と明けの明星が写った!


@第1ポイント
 コンビニで時間を調整して、6:40過ぎ、成虫ゲットの可能性が高そうな斜面に突入!
 そして、20分弱でコルリ1♂が出た!

 コルリの追加は容易と思ったものの、ゲット出来たのは幼虫がやっとでした…。

 そんな中、コルリ狙いで拾い上げた直径3cm位の落ち枝から、何とルリのペアが出てしまいました…。
 この秋以降のシーズン、初ゲットでした!


ルリ♀


ルリ♂

 コルリ1♂の追加が出来たのは、斜面を変えて大分時間が経過した9:00近い時刻…。
 コルリ採集、毎回厳しいです…。
 

 晴れているけれども、北斜面なので薄暗いです。


A第2ポイント
 9:40、第2ポイントの駐車場へ。
 ここでは、今日唯一の軽登山をセットする予定です!

 まずは見覚えのある枯れ沢へ!

 ここでは、初チャレンジの2006年に間違いなくコルリ1♂+4♀をゲットしています。
 しかし、沢を変えて上に下に歩けどもマークが無い!!

 結局、今まで登ったことの無い急斜面のエリアでマーク材を確認し、コルリ2幼虫ゲットで終了でした…。
 もう一回行っても、コルリは採れる気がしません…(苦笑)。

 戻るか登るか迷った末、急斜面を上がって登り着いた尾根は、この山のメインの登山道でした!
 ということで、更に登ることにします!

 意外にも良い雰囲気のミズナラ林ですが、乾燥がキツ過ぎて、ルリ属の生息は厳しそう。
 この山、有名な山頂がありますが、断崖絶壁を登らないと辿りつけないため、そこを目指すルートは「上級者」向きとか。
 自分は「初級者」なので、最初からチャレンジする気はありませんでした(笑)。

 ということで、一般登山者が目指すことが出来る絶景ポイントまで行くことにします!
 決して上級者ルートでは無いはずですが、滑落したら★になることは間違いない岩の上を、身体をくねらせながら通過する場所があったり…。
 中央左の白い矢印がルートです…。

 久し振りに経験した「鎖を使わなければ進めない」鎖場が続々!

 ここを下るの??、という場所。
 鎖を頼りに数m下りることは出来そうですが、そこから鎖につかまりながら岩をカニ歩きで進まなければなりません。
 鎖場のカニ歩きは2回目の記憶ですが、正直苦手です…。
 ピン付長靴登山の弱点かも知れないです…。

 通過した…。

 振り返り…。
 今後の登山の為にも慣れねば…。
 左下はあの世への入り口(笑)。

 このルートが上級者向きでないって…(苦笑)。

 冷や汗をかきながらルートを進み、絶景ポイントに到達!

 絶景ポイントは登山道からピストンになりますが、そこまで6〜7mの鎖場登りが待っています。
 ほぼ同時に付いた登山のお方に、何故か先に登ることを優先していただけたので、ためらわずに登るしかありませんでした…(苦笑)。

 高速道からいつも見ている文字にタッチ!

 当然ですが、絶景でした!



 沢を登らなければ、本来登らなければならない登山道を下山。
 いきなりこのルートで最も長い鎖場が登場しますが、恐怖感は今日歩いたルートの中では低い方の印象でした。

 そう言えば、肝心のコルリは…(苦笑)。
 登山道沿いで、マーク2材の確認追加で終了でした…。
 この地の最初のチャレンジで5頭のコルリ成虫をゲット出来たのは奇跡でした…。


B第3ポイント
 高速道を使って移動!
 本命ポイントではありませんが、本命の第4ポイントへの移動ルート近くということで立ち寄ってみました。
 このポイントのコルリ♂、交接器内袋のチェックも初めてになります!
 狙うのはコルリ♂!

 やはりコルリの生息は濃い!!
 マーク材の確認は簡単!
 しかし、出るのは幼虫ばかり…。
 それでも、1時間ちょっとのチャレンジで、コルリ2♂をゲットすることが出来ました!


C第4ポイント
 再び移動!
 時計は14:00を回っています。
 3ポイント目を離れたのが、想定以上に遅かった上、第4ポイントは帰宅方角とは逆…。
 第4ポイントのチャレンジは後日にしようか、という気持ちも正直起きていました!

 それでも、向かってしまった…。
 単独採集で、これだけ気合が続くのは相当に久し振りかと思います!

 かつて、材凍結期に幸運にもコルリ1♀をゲットしてしまった地です。
 貧弱な広葉樹2次林…。

 それでもマークは濃い!! 

 1♂を分断して、目の前が真っ暗になりましたが、同じ材からコルリ成虫が出てくれました!!
 ありがたい!

 

 北側の斜面は、15:00を回って一気に暗くなりました…。

 17:54、自宅着!

 ルリクワガタ属の♂交接器内袋を膨らますことが出来るようになってもう直ぐ1年になります。
 その間、多数の方のご協力で、単独ではとても手に負えない範囲のルリクワガタ属の♂交接器内袋のチェックをすることが出来ました!
 
 交接器のチェック法に関して多大なご教示をいただいたねほさん、
 貴重な個体をご提供いただいたきっちゃさん、鍬路さん、ジョニーおじさんさん、たーさん、ピイさん、兵庫のWさん、やまねさん(50音順)、
 この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
 ありがとうございました!

 コルリクワガタの新分類に関しては、記載文とその後の報文に各種・各亜種の産地が相当数掲載されています。
 そこから推定は出来ますが、掲載されていない産地の個体は、少しでも自分の目でチェックして行くつもりです!

 今回、3産地の内2産地が掲載されていないポイントになります。
 交接器内袋は、予想通り全て「ユキグニ」型でした!


第1ポイント産コルリ2♂


左2頭:第3ポイント産コルリ2♂、右:第4ポイント産コルリ1♂


第1ポイント産ルリ1♂+1♀




hidarikara ,

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