2010.5.22
単独、ルリ属狙いの新芽採集第2弾!
2ポイント回り、新芽でコルリ38♂+21♀、材起こしでコルリ1♀をゲット!!
昨年味わえなかった「例年通り」の新芽採集を満喫!
先週は、家族を巻き込んでコルリ狙いの新芽採集を強行!
持ち帰ることが出来たのはコルリ1♂のみでしたが、何とか新芽採集シーズンインとなりました!
先週のポイント、芽吹きが例年より遅れているという印象の一方、残雪は予想外に少ない感じでした…。
どうやら、3月〜4月の低温の影響で芽吹きが遅れている模様。
このパターンの場合、気温が上がると一気に芽吹きが進み、新芽採集シーズンも一気に駆け抜けてしまう印象です。
1週も無駄に出来ない!
5月4回目の週末、土曜日は晴天の予報!
気合いで出動します!
今シーズンの5月は、今までゲットしたことのある地でコルリを新芽で狙い、♂交接器内袋のチェックする、という目標を設けました。
梯子を沢山して、複数ポイントのコルリ♂ゲットを目指したいところですが、1シーズンでは時間が足りません(苦笑)。
ルリ属採集にはまってから6年半…。
I先生とK先生が大きなテーマを与えて下さいました。
多趣味な自分にとって、これだけ長く続いた趣味はレアです(笑)。
これまでは、のめりこんだとしても大体4年で飽きてしまっていました…。
気合いが入り、自宅発は2:40!
いつもの近所のスタンドで給油しましたが、ガソリン価格は上昇傾向…。
ハイオクガソリンは何と\150/L…。
第1ポイント
現地着は5:00過ぎ。
今回は、車横付けの2ポイントを回る予定です!
B4で侵入しようとしたら、通行止…。
まじっ??
周辺の通行止情報はWebである程度チェックしたつもりですが、「●●〜▲▲の冬季通行止解除は○月□日」とあっても、厳密なチェックが出来ません。
こうなったら歩くしかない。
舗装道を歩くのは嫌いですが、仕方無いです…(苦笑)。
通行止の理由は「積雪」になっていましたが、標高を上げても道路の積雪はゼロでした…。
5月のやや早いタイミングでコルリ狙いの新芽採集が出来るポイントとして大切にしたい場所でしたが、今後は新芽採集の場合、苦痛の舗装道を歩きが必須になるようです…。
標高も上がり、いよいよ新芽でコルリを狙えるエリア。
しかし、残雪は沢沿いに僅かに確認出来たのみで、新芽採集の終盤に突入しそうな印象でした…。
ブナ新芽の齧り痕はそこそこ確認…。
タイミングはベスト??
今年初のコシアブラもゲットし、7:15過ぎ、今日の本命の第2ポイントへ移動…。
第2ポイント
ここは過去に2回訪れたものの、コルリの新芽でのゲットはやっとな場所。
苦痛な採集を覚悟して、とにかく交接器内袋形状のチェックをしたい一心でチャレンジです。
芽吹きは進み、コルリを狙える新芽は少ない…。
芽吹きの遅れたブナ、ミズナラ、トネリコの新芽を求めて、とにかく歩きました!
新芽を見続けたものの駄目…。
困った時の神頼み的に材起こし採集もしました。
今日は何処にいてもブヨが大量に寄って来ました…。
虫避けスプレーを多用。
そして、1♀だけでしたが、産卵中のコルリ♀を確認することが出来ました!
再び、第1ポイント
時計は13:00近く。
もう1箇所チャレンジすることも考えましたが、第2ポイントがあまりにもきつかったので、もう一度第1ポイントに戻って、昨年まともに味わえなかったコルリ狙いの新芽採集を純粋に楽しんでみることにしました!
気温も相当に上がり、まさかの乱舞まである??
B4を停めて、舗装道を歩きます。
朝とは全く違う暑さ…。
撮影もしないまま、乱舞を意識して先を急ぎました。
そしてコルリ新芽ポイントまであと少しという場所。
20〜30m先の右側の下り斜面でガサガサという音…。
明らかに獣の音です。
その音は、少し動いて停まった。
猿か?鹿か?それとも???
チリン、チリン、と腰の鈴を高らかに鳴らしてみます。
停まったその獣はザッザッザッと音を立てて、斜面を下って行きました。
今度は立ち止まらず一気に…。
勇気を振り絞って、斜面を覗いてみます。
笹藪の先に真っ黒な獣をはっきり視認…。
2003年秋以来の熊との遭遇でした…。
帰りに撮影した画像ですが、この中央付近の先でその黒い獣を確認しました。
正直なところ、コルリのポイントを目指して、音を大きく立てることを意識せず、先を急いでいました。
大反省です。
直ぐに引き返そうかと思いましたが、熊が下って行った先には、登ってきた林道がある…。
少し時間を稼ぐため、戻らずに先に進んでコルリを採ることにしました。
動揺していましたが…(苦笑)。
コルリの方は、乱舞とはならなかったものの、16♂+5♀を追加。
結局、第1ポイントでゲットしたコルリは朝の分と合わせて36♂+18♀となりました!
画像の撮影がほとんどありませんでした(苦笑)。
帰途に撮影。
この左斜面に獣は居ました…。
帰途では防災ホイッスルを定期的に鳴らした上、落ち枝でガードレールを叩いて大きな音を出しました…。
熊が逃げて行った先に向かう道を歩かなければ帰れないって、キツイです(苦笑)。
しかも山菜採りの人すら居ない道…。
B4に辿り着いて、とにかくホッ!!!
気温は27℃でしたが、暑さも全く気にならない感じでした(苦笑)。
雪国で、貴重な貴重な経験をすることが出来ました!
熊避け鈴1個の音では、決して安心できないことを学びました…。
新芽採集の満足感は、衝撃的出会いで大分薄れてしまったようです…(苦笑)。
持ち帰り個体。
現地での印象通り、違います!
第1ポイント産コルリ:2♂+1♀
第2ポイント産コルリ:2♂+1♀
そしてそして♂の交接器内袋!!
この確認のために向かった地です。
第1ポイント産、ここまで6頭膨らませましたが、形態の差こそあれ、典型的「ユキグニ」タイプでした!
予想通り。
で。最も気になった第2ポイント産はどうでしょう???
貴重な個体なのに最初の1♂は膨らませに失敗…。
ショック。
気を取り直して2頭目の♂は膨らんだ!
形態は…。
あれあれあれ???
これは…。
来年も苦痛な新芽採集で向かうことになりそうです…(苦笑)。