2010.2.20
単独、23週連続の高所出動!
自身未踏ルートを使い、標高差1020mの登山にチャレンジ!
往復12.8km…、きつかったものの3週間ぶりにホソツヤルリ2♂をゲット!!
2009年9月19日にスタートした今回のシリーズの高所出動。
先週で22週連続(23回)となりました!
原則、週末1回の日帰り出動という自己規制の中、毎回天気がもってくれました。
向かえば23週連続の出動となる2月第3週の週末。
2月第3週の関東南部、山沿いでは水曜、そして木曜にまとまった積雪があったようです。
それでも、金曜は気温が上がってアクセス道の積雪は恐らく大丈夫そう。
そして土曜日の関東周辺は「晴れ」の予報!
ならば出動しよう!!
この冬は、一つのエリアの登山道を徹底的に歩くことを意識しています。
色々な登山ルートを歩いてみて、それぞれに雰囲気が違うことに感動…。
一方で、凍結・積雪シーズンの本命「ホソツヤルリ」を狙えそうな登山ルートは、残りあと2つになっていました。
今回は、迷うことなく残った2つの内の1つの登山ルートに向かうことにしました!
このルートの登山、駐車スペースから相当な距離の舗装道歩行、あるいはバスを使った登山が必要かと思っていましたが、何回か前の採集行で、思いもよらない駐車スペースを確認!
完全に1台限定です。
観光用に作られたのでしょうか?
この季節なら、駐車は大丈夫かと思いつつ、気合を入れて4:20に自宅初!
まだ薄暗い、6:00少し前、無事にその駐車スペースにB4を停めることが出来ました!
身支度を超スローで整えたり、車内でダラーンとして時間調整。
気温は-2℃。
日の出は大分早くなりました。
今回は往復13km近い登山。
時間を少しでも大切にしたい所です。
待ち切れず、6:12スタート!
まずは薄暗い舗装道を100数十m歩きます。
標高を上げると雪が増えて来た!
新雪後、このルート1番乗りのようです!
それでも植生は、針葉樹植林だらけで最悪…。
広葉樹2次林が出てきましたが、ルリ属棲息には厳しすぎる乾燥…。
木曜の新雪は10cm以下で済んでいるようですが、その下の(それまでの)積雪層が凍結融解を繰り返し、アイスバーン。
新雪の下側は、氷の層がある感じになっていました…。
ピン付長靴でも厳しい…。
意図して、ガニマタでつま先をグリップさせるように登ります!
ルリクワガタ属の棲息を確認出来ないまま、目安にしていた1つ目のピーク着!
ここから一旦下りますが、一気に吹き溜まり登場。
新雪の下の層は凍結しているのでそこで沈み込みはストップ…、助かりますが、その凍結層を貫いて膝位まで「ズボッ」の瞬間も何度かありました…。
登山道は鹿の通り道にもなっています。
鹿の足跡、ボーっとして辿っていたら、檜林に紛れ込んでしまった…。
自分は人間でした(笑)。
ハッとして、10数m歩いて、登山道に復帰!
思わず、笑ってしまいました…。
巨大な倒木が登山道を塞いだ…。
考えて、右側から迂回。
雰囲気が変わり、山頂は間近??
この最後の登り、キツイ…。
前回歩いた防火帯に到着!!!
前回とは反対側から、記憶の鮮明な山頂に辿りつけました!!
6.4kmって、やはり遠かった…。
おにぎり2個を食べ、岩ゴロゴロの山頂とお別れ。
登山道ではない尾根を下りながら、いよいよルリ属を狙ってみることにしました!
結果、山頂周辺でホソツヤルリ成虫を2材から2♂ゲット出来ました!
それでも、標高を少し下げたら、ルリ属の産卵マークは全く見付からなくなりました…。
南斜面の採集、やはり厳しい…。
今日見えた富士山のベストショット!
下山でも10数回、数10mの登り下りを繰り返しました…。
キツイ…。
お一方が、スノーシューを着用されて登って来られました。
やはり必須でしょうか??
目安にしていた一つ目の山頂に戻ったのは11:43。
これでようやく行程の3/4。
長い…。
WEBで、あわや遭難(and滑落)の話が出ていた、このルート最大の危険ゾーンを越えて下山。
気付かずに普通に歩けば進んでしまいそうですが、トラロープの先に決して進んではなりません。
気温が上がり、斜面と一緒に凍結しいた落ち葉が、一体でズルっと滑りました。
この滑り、ヤバイ感じ…。
1回だけあわや尻餅の滑りを経験しました…。
植林…。
今週も林道が見えてホッ!
往復12.8kmは、やはり遠かった!!
自宅には14:30過ぎに到着!
ホソツヤルリ2♂