2010.1.30
 単独、初チャレンジのルートから絶景の山頂のある山に2週連続の登山!
 期待通りの絶景!!
 そして貧果ながら、コルリ1♀、ホソツヤルリ1♂+1♀、ルリ1♀と3目の新プロットを達成!!

 関東平野は、カラカラの晴天が続いています。
 1月5週目の週末。
 17:00からこの時期(本来ならシーズンオフ)恒例となった採集仲間での飲み会の予定が入っていました。
 今年向かっているエリアの高所へのアクセスは問題なし。
 天気はベスト!

 ということで、向かうことにしました!
 限界はありますが、このエリアの一つ一つの登山道を歩いて、その雰囲気の違いを味わってみたいという新しい欲望が頭をもたげ始めています。
 一方で、先週の登山でふと気になってチェックした、このエリアの山岳救助の状況が記されたWebページを見てしまった…。
 何故あそこで、というような所で、悲惨な滑落事故が複数起こっています…。
 やはり、山をなめることは出来ません。

 単独の登山、自己満足以外の何物でもないですが、とにかく他人に迷惑を掛けることだけは絶対にしない、という意識で臨むことを、改めて肝に銘じました。


 目指す山は、1週間前に登った山。
 ただ、自身初のルートからチャレンジすることにします!

 満月+大接近中の火星を追いかけるように現地へ。
 路面が凍結していて焦りましたが、速度を落とし慎重に進みました。 

 ダートの林道を進み、最終的には登山口に駐車出来ました!
 ありがたい!

 気温は、先週と同じ-2℃。
 
 今回は、コンクリートの階段からスタートです!
 時刻は6:55。

 まずはお決まりの針葉樹植林。
 それでも、先週より、確実に明るさの増加を感じられます。

 古くからの信仰の対象だったよう。
 鳥居を潜る時は、帽子を脱ぐようにしています(笑)。

 7:14、太陽と対面!

 このルート、植林が続きます。
 単調過ぎ…。
 左にカラマツ、右にヒノキ。

 ようやく、広葉樹林に出ましたが、カラッカラッ。


 ブナ巨木が出てきた辺りで、ようやくルリと思われる(・)マークを確認出来ました!



 この先、背丈位にスズタケが生い茂っていました。

 標高を大分上げ、幼虫すらゲット出来ないまま、(・)マーク付きミズナラ立ち枯れを確認。

 8:29。
 ついに、ホソツヤルリ♂が出ました!!!
 ありがたい!
 登山よりきつかった…。

 気を取り直して、登山道を進みます。
 水場のはずが、枯れていた…。

 尾根に辿り着きました!!
 ずっと歩きたかった防火帯の尾根!

 振り返れば、南アルプスがクッキリ!!!
 この方角、先週より視界は良いようです。




 登ってきた尾根!

 標高が高いので、雪が残っています。
 山頂、近いようで、中々近付かない…。

 8:56山頂着!!
 採集をしながらほぼ2時間。
 三角点タッチの瞬間が嬉しい!
 前回は右側、前々回は左側からここに辿り着いています。 

 今回、残念ながら、江ノ島と相模湾は見えませんでした。
 富士山は綺麗!

 先週登ってきた尾根。
 雪は、大分少なくなりました。


 山頂では、おにぎりと冷え冷えのコーラを味わい、9:03に下山開始!


 体力を温存した登山になったので、下山では、ルリ属成虫の追加を狙います。

 まずは、登山道沿いの笹薮から引きずり出した落ち枝。
 (・)マークがあり、恐らくホソツヤルリが産卵後、落ちたものと思ったら…。
 出た成虫は、コルリ♀でした!
 材凍結で、落ち枝の多くが動かせない中でのコルリゲット、嬉しいです!



 
 そして、カピカピの立ち枯れから、ホソツヤルリ♀!
 藪を漕げば、ホソツヤルリの更なる追加も出来るのかも知れないですが、きついです。

 こうなったら、ルリも採って、3目ゲットとしたい!

 標高を下げて、立ち枯れから、ルリ♀をようやく出すことが出来ました!
 きつかった…。




 この季節、初チャレンジのポイントでルリ属3種をプロット出来たのは嬉しすぎ!
 神様に感謝しながらの下山となりました!


 11:56、集落先にあるB4の駐車ポイント着。
 標高差770m、沿面距離:片道4.0km、車で標高を稼げるので、この山への登山ルートとしては、最も楽な印象でしたが、ルリ属採集という意味では、最もきついルートに感じました。
 特にコルリ、斜面の乾燥とスズタケ群生のため、材凍結が無くても追加出来る気がしません。




 時間制約の中、素晴らしい登山になりました!


 帰宅後は最寄り駅から、都内へ。
 今年の幾つかのテーマが確定!



ホソツヤルリ♂+♀


左:コルリ♀、右:ルリ♀


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