2010.1.23
単独、お気軽登山&採集のつもりが、結構キツイ登山&採集に。
それでも2010年初、コルリ1♂+1♀、ホソツヤルリ2♂+2♀、ルリ1♀と3目をゲット!!
今年は、冬らしい冬という感じで来ているのでしょうか?
スキー場は積雪十分、関東平野、異常に暖かい日があったものの、基本的には冬らしいカラカラの快晴が続いています。
自身、記録更新の「19週連続となる高所出動」、目的地は先週の下山後、直ぐに決まりました!
初チャレンジの登山道を登り、ルリ属初プロットを刻む!
コルリしか棲息していない山の場合、この時期の材は凍結していて、採集効率は相当に悪くなりますが、今回イメージした目的の山周辺では、十分に(材凍結の影響が少ない)ホソツヤルリとルリが狙えそうです。
気合が入り4:40に自宅発。
高速道を下りて、下道も全く順調。
明らかに早すぎるので、ちょっとルートを変えて大好きな夜明け前の町を撮影。
人の姿がありません。
登山口は集落。
地図を見ても「P」の文字はありませんが、もしかしたら、周辺に迷惑をかけずにB4を駐車出来る場所があるのか?、と思って行ってみたら、ありました!
これで、最悪の場合歩くことを想定していた、片道1.5km、標高差60mの歩行を短縮することが出来ました!
標高差850m、片道4kmの登山ということになりそうです。
広葉樹2次林に出た頃、大分明るくなってきた!
日の出前後の明るさの変化、激変です!
思い出の山のシルエットを見ながら太陽と対面!
7:10過ぎ、背後からようやく陽の光を浴びました。
この登山道、広葉樹林が続きます。
でも、ルリ属の棲息を思うと、乾燥し過ぎ…。
やはり(・)マークは確認出来ず。
ルリ属の棲息を確認出来ないまま、第1の山頂着は7:30丁度。
標高も十分なので、コルリマークの確認位なら出来ると思っていましたが、ゼロ…。
想像以上に、平坦で広い山頂でした。
今日の最終目的地、第2の山頂を目指して進みます。
しかし、(・)マークが全く認められない…。
標高を大分上げ、ルリによるものと思われる(・)マークをようやく確認出来ましたが、食痕は走らず…。
木々の合間から富士山が見えた!
更に標高を上げ、ブナ巨木が出てきた頃、広葉樹ヒコバエの少し下に落ちていた樹皮付の枝を見つけた!!
(・)マークは確認出来ませんでしたが、これは!と思い引き摺り出し、手で折ってみました!
凄い食痕の中、いきなり左にホソツヤルリ♂、右にホソツヤルリ♀!!!
新プロットの追加、本当に嬉しい!
結局、この小さな材からホソツヤルリ成虫1ペア+2幼虫を追加することが出来ました!!!
この辺りなら、ホソツヤルリの追加は狙えそう。
一方で、今日の最終目的地に設定した、2番目の山頂は結局確認出来ず…。
地図を見てじっくりチェックしたところ、どうやらその2つ目の山頂は過ぎてしまっているようです。
ふと見上げると、あの衝撃的絶景を拝める究極の山頂はもう少しの位置だった…。
一方で、この辺りで粘ればルリ属の追加は出来そう。
留まって徹底的ルリ属採集をするか、想定していなかった究極の山頂を目指してしまうか…。
悩んだ末、究極の山頂を目指すことにしました!
このエリア、スズタケは何処も鹿の食害で壊滅的ダメージを受けていますが、初めて見たような印象の生きたスズタケ群生が残っていました!
一方で、スズタケのトンネルは壊滅間近…。
9:17、この山の王道的、防火林を走る登山道に到着!
山頂が見えてきたけれど、まだ先。
南アルプス!
そして、富士山!
山頂の、あの標識がようやく見えた!
今まで登ったことのあるルートの反対側から山頂着…。
時刻は9:32。
採集(そして撮影)をしながら登ったのに、3時間を切れた!
今日は全く想定していなかったピークに行ってしまいました。
標高差1124m、累積標高差1223m、そして沿面距離は片道6.6km…。
これなら、絶対に無理と諦めていたあの山に、この冬シーズンに向かってしまうことも可能?
関東南部は雲が多い感じです。
江ノ島と三浦半島は今日も確認。
富士山は相変わらず綺麗…。
下山ではルリ属を狙い、かろうじて持ち上げられた凍結材からコルリ1♂+1♀をゲット!
そしてルリ♀もゲット出来て、まさかのこの時期の3目達成!!
2010年初です!
左から、コルリ♂、コルリ♀、ルリ♀
ホソツヤルリ♂
ホソツヤルリ♀
コルリ♂交接器内袋