2009.11.28
同行:ねほさん
現地合流:初対面のHさん
新規ポイントで、ルリ属狙いの登山材採集。
今年1,2を争うきつい採集の末、自身、コルリ1♂+2♀をゲット!
今回は、ねほさんと初チャレンジのポイントで、ルリ属狙いの登山材採集にチャレンジすることが出来ました!
目的地は以前から、ルリ属狙いの採集でチャレンジしたいと話していた山。
この周辺の山々での採集経験から、相当にきつい採集が予想されます。
前夜、ねほさんと最終打ち合わせ。
22:00を過ぎていましたが、ねほさんのお知り合いのHさんに声を掛けてみることになりました。
二つ返事で現地合流OKとのこと!
実は11/14に別のポイントで計画していたHさんとの合流採集、悪天候で延期になっていたのでした。
ルリ属採集の大ベテランで、その採集技術の高さを何度も何度も目の当たりにさせていただいてきたねほさんが、ルリ属採集で「仙人級レベル」の評価をされているHさん。
その採集結果、お聞きするたびに、凄い方が世の中にはいらっしゃる、とずっと思っていました。
いつものようにねほさんをお迎えに伺いB4で目的地へ。
初対面のHさんとの合流も楽しみ!
関東平野は快晴でしたが、現地が近付くにつれて、周囲の山々はガスの中に埋もれてしまいました。
7:30過ぎに無事Hさんと合流。
「幅員狭く、要注意」とWebに出ていた林道をHさん号と一緒に進みました。
身支度を整え、8:00ちょっと過ぎに登山開始!
気温は6℃位のようです。
想定外、登山開始直後(というより駐車ポイント以下の標高でも)コルリなら狙えそうな植生!
登山道をちょっとだけ進み、早速斜面に入ってみます!
噂に聞いていたHさんの採集法。
想像以上に意外な感じでした。
凄いスピード、でも確実に材のチェックをされています!
「仙人級」の意味が判りました。
自分には一生真似は出来そうもありません。
ただ、植生は十分なのに、このエリアではコルリの(・)マークを確認することは出来ませんでした。
登山再開。
ねほさん発見のマーク
しかし、食痕が続かない…。
標高を上げるにつれてガスは更に濃くなり、視界は30〜40m位になってしまいました。
はぐれないように、時々声を出し合いながら、3人の位置を確認。
斜面を登ったら、まさかの今日目指した山頂に着いてしまいました。
9:54。
晴れていても絶景は期待できない感じ。
ここまでゲット出来たのは、自身コルリ初令幼虫1頭、ねほさんコルリ終令幼虫数頭、Hさんコルリ終令幼虫数頭…。
(・)マーク材はそれなりに確認出来るのに、とにかく食痕が走りません。
気合を入れ直して、もう一度斜面へ。
Hさんのご提案でちょっと標高を下げてみます。
10:15、ようやく自身初のコルリ終令幼虫をゲットすることが出来ました。
お二方との採集レベルの違い、歴然…。
とにかくVIP待遇で羽化まで管理することになる幼虫に決定です!
その直後、あり得ないことが起こってしまいました!
同じ材からコルリ♀成虫が出てしまった!!!!
2009年の秋以降のシーズンでゲットしたコルリで、間違いなく一番嬉しい個体です!
成虫が採れて、本当に良かった!
その後、斜面を変えて歩き回れども、自身、幼虫すらゲット出来ず…。
ねほさん、Hさんもかなり苦戦されているようです。
相変わらずのガスの中。
正直、コルリ♀成虫1頭にコルリ初令幼虫1頭、終令幼虫1頭採れただけで、今日の自分は◎!!
一旦、標高を下げたものの話にならず、再度登山。
この時期の日没時刻を考えると、下山開始は余裕を見て14:00が最終リミット。
限られた時間、Hさんから「もう少し左に行きませんか?」とご提案いただいた斜面。
Hさんの「仙人級」を再再実感!!
今日一番の、コルリが濃いエリアに到達することが出来ました!
そして、絶対にあり得ない結果…。
コルリ♂が出てしまった…。
コルリ1♂+2♀成虫をゲット!!
今回の経験、今後のきついエリアでのコルリ材採集の参考にしたいところですが、まぐれ以外の何物でもないことが判ります。
自身の持ち帰り幼虫は、最後に追加出来た終令幼虫を含め、初令1頭、終令2頭で終わりました…。
山頂付近では霧氷が成長中…。
寒いはずです。
14:10、下山開始。
ガスのかかるエリアの下に入ったら、晴れ間も見えました。
歴史を感じる山でした。
Hさんとは現地でお別れ。
ねほさん、Hさん、「半端でなく寒かった」ものの、「半端でなく素晴らしい1日」になりました!!
Hさんの凄すぎる採集法を目の当たりに出来たのは、今後の採集において貴重な経験になりました!
ありがとうございました!
ねほさんに教えていただいた天然ミツバ
自宅には19:45着。
左から、コルリに間違いない終令幼虫2頭、初令幼虫1頭