2009.11.7
 時間制約のある中、単独出動。
 自身初の埼玉県産のコルリ狙いの登山材採集。
 コルリ2♂+3♀に加えて、ホソツヤルリ2♂+6♀、ルリ1♂+1♀をゲット!

 今週末は所用があり、時間制約のある中、単独出動を試みることになりました。
 近場でのルリ属狙いの採集、どうしよう?
 色々イメージした結果、面白いテーマが残っていた!
 埼玉県民でありながら、埼玉ラベルのルリ属は、ほとんど持っていません。
 かろうじて手元にあるのは、県境の反対側から登山してきた尾根の先(埼玉県側)でゲットしたホソツヤルリのみ。
 何故、埼玉ラベルのルリ属採集を意識して来なかったのか…、自分にもよく判りません。
 埼玉県民になって17年経っているのですが…。

 埼玉県のルリ属情報はほとんど知りません。
 有名林道、時間制約のある中では遠過ぎ。

 ということで、かつて(無謀な)コルリ新芽採集に挑んで惨敗したものの、車横付けの斜面で(・)マークを確認した地域の山に登り、コルリメインで狙ってみることにしました!


 時間制約があるのに、想定外の迂回(往復90km)を強いられることに…。
 しかも林道を相当走行した場所…。
 迂回路走行中はかなりショックを受けて、凹んでいましたが、これも良い思い出になるのでしょう。


 過去、最長の迂回。
 登山開始は8:25になってしまいました…。

 標高を上げると、冬枯れの明るい林床が戻っています。

 ただ、スズタケの茂る二次林の林床でコルリを探すのは、今の自分には不可。
 スズタケの切れ目を探しますが…、ありません。
 一方で、鹿によると思われるスズタケの枯れ枝も多数!
 鹿害は埼玉県でも深刻なようです。

 尾根に出て標高を上げたら良い雰囲気になってきた!

 ただ、コルリは絶望的。
 埼玉2産地目となるホソツヤルリ成虫ゲットを意識しながら尾根を歩くことにします。


 今日の目的の山が見えてきた辺り。


 ミズナラの細い立ち枯れを削ったら、出た!!
 埼玉県産、ホソツヤルリの♀でした!!!

 結構、緑色!

 この材からはホソツヤルリ♂も出た!!
 こちらは結構ブルー。

 登山開始から1時間も経っていない状況。
 本当に嬉しい!


 ホソツヤルリ1ペアゲットのまま、登山道を進み、今日の目的の山頂にはあっさり着!
 最近、登山と採集の両立に悩んでいますが、今日の感じの登山なら、採集にも気合を入れられそうです!

 戻りながら徹底的にコルリを狙うか、まだ時間が早いので進むか…。
 迷った末、気合を入れてもう少し、進んでみることにしました。

 植生はガラッと変わります。


 スズタケがちょっとだけ切れた斜面。
 「これなら」と期待して拾上げた細材、削ったらあっさりと緑に輝くコルリ♂が出た!
 自身、初の埼玉産コルリ!
 本当に嬉しい!


 この細材、裏側からも1♂!

 近くでは、ホソツヤルリの当たり材にも恵まれました!


一撃のホソツヤルリ2♀


結構ブルーなホソツヤルリ♂

 二つ目のピーク、この登山道が江戸時代の重要な道であったことが記されていました。
 何も考えずに歩いている登山道、進めば何処でも山頂に確実に導いてくれますが、それぞれに半端でなく重い歴史が秘められていることを実感…。

 このピークの北斜面でチャレンジ。
 
 こんな枯れ枝だったので、ホソツヤルリの食痕に間違いないと削って出た♂。

 自身初、埼玉産のルリ♂でした!
 関東周辺のルリ…、
 ポイントによっては最も採り易い種に感じますが、棲息しているとされていてもその確認が難しいと思うポイントも多数。
 期待していなかった埼玉県のポイントで出たのは本当にラッキー!

 しかも、♀が続きました!


 ここまで、埼玉産ホソツヤルリ♂♀、コルリ♂、ルリ♂♀をゲット!
 あとコルリ♀。
 こうなったら「3目パーフェクト」を達成するしかない!

 こんな「ひこばえ」から引き摺り出した細材。

 通常ならホソツヤルリ、と思いますが、出てきたのはコルリ♀でした!!!

 自分的に「あり得ない結果」。
 久々の3目パーフェクトを、材採集(実質)初チャレンジの埼玉県で達成することが出来ました!!


 朝は快晴だったのに、雲が出てきました。

 ルリ属ゲットを期待しているこの山へのチャレンジ、来春までに必ず!


 紅葉のピークは標高1000m以下に下がってきました。


 時間制約がある中で、自身初の埼玉産コルリにルリゲット、そして2産地目のホソツヤルリゲットで大満足!



hid左から、ルリ、ホソツヤルリ、コルリの♂


左から、ルリ、ホソツヤルリ、コルリの♀


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