2009.8.14
単独、今年最大のテーマにしていた標高2000m越えの登山を決行!
24年振りに山頂に立つことが出来て大満足!!!

 今回は、1985年8月8日に初めて山頂に立った標高2000m越えの山に24年振りにチャレンジすることが出来ました!
 昨年、「登山病」に感染して以来、どうしても登りたかった山。
 冬季、澄んだ空気の関東平野からその山容を眺め、今年、必ず山頂に立とうと思っていた山です。
 ただ、登山ガイドやWebでチェックすると、アクセスがあまり良くありません。
 どのルートを使っても、山頂まで軽く4時間以上。
 しかも、1985年に使った最もアクセスの良いとされるルートは、落石のため、本来の駐車ポイントの7kmも手前で通行止とのこと。
 出来ればこのルートを使いたかったものの、往復14kmの林道を歩いた上、そこから日帰りで登山するなんて根性はありません…。

 悩んだ末、かつてルリ属狙いで途中まで入ったことのある登山道を使って、山頂を目指してみることにしました!
 ガイドで示される登山時間は4時間20分。


 2009年の夏は、異常な天候。
 梅雨が明けたとは思えない不順な天候が続いています。
 前回7/26のカミキリ狙いでの出動後、晴れれば次はこの山を目指そうと思っていたものの、そのタイミングはなし…。
 本命の8月8日(土)も、大気の状態が不安定でギブアップ…。

 このまま、夏の登山は出来ずに終了?
 8月14日(金)、関東平野の天気予報は、夕方から山沿いで雨が降る可能性があるものの、日中は晴れそうとのこと。
 このまま、待っていても最高の条件での登山は見込めないと判断し、思い切って決行することにしました!

 自宅発は4:00少し前。

 空は晴れていない。
 現地が近付くと、連続ワイパーの使用が必須な状況に…。

 一時、登山を止めることも考えましたが、雨が上がったことから、行ける所まで行ってみることにしました!
 雨は落ちていないとは言え、目指す方向は怪しい雲行き…。

 5:59、最初は谷に向かって杉林を下ります。

 6:09、この吊り橋の標高は948m。
 ここから、標高2000mを目指す登山が始まります。


 水量が多く、熊避け鈴の音がほとんど聞こえない状況。
 誰も居ない登山道、不安が募ります。
 これだけ標高差のある登山は2ヶ月振り…。
 体力的にも不安に。
 とにかく飛ばしすぎないことを意識しました。 

 勾配のきつい場所が続き、汗だく…。
 腰にセットしたペットボトルのジュースがどんどん消費されてしまいます。

 やがて、針葉樹林に。
 標高が大分上がったようです。 

 今度は若いダケカンバ林。
 植林?

 再び針葉樹林。
 背の低い笹が足を濡らします。
 この辺り、登山道はかろうじて刻まれている感じ。

 7:59、まさかの時間で、目安にしていた別の登山道と合流。
 時計を疑いました。
 この先は、くっきりした登山道になります!


 ガスの中、青空を拝むことの出来た瞬間もありました!!!

 24年前に歩いた登山道と合流、そしてあっさりと「山頂」の目印にしていた山小屋が見えた…。


 24年前の記憶とは微妙に一致しない感じでした。
 あの日は遠望はないものの晴れていた。
 晴れた日の登山なら、また別の印象になるのでしょうか?

 標高2000m越えの山頂!!!
 完全に貸切! 



 登山で費やした所用時間はピッタリ2時間15分。
 信じられません…。

 山小屋に戻り、前回は流し読みをしただけで書くことの出来なかった「ノート」に今日の感動を記入しました。

 誰も居ない山小屋。

 名残惜しいと思いつつ下山を開始。
 下山では登山とは別ルートを使いました。


 「日帰り」の自己規制が無かったら、一度は泊まってみたい山荘。
 24年前は、ここで決して冷たくは無い、沢で冷やした「ジュース」を味わいました…。

 登山ルートとは雰囲気が全く違う…。


 下山ルートは、沢が近い感じです。

 下山中、流れる沢で顔を洗ってビックリ!
 顔も手もヌルヌル、アルカリの強い水のようです。
 口に含んでみたら、少し苦味を感じました。

 やがて、左に急斜面、右に急な谷。
 この状況をずっと進むことになりました。


 いつになったら終わるのか、と言う感じ…。


 結局、一時間近く…。

 別の沢を渡る橋が出てきて一安心!


 10:38、B4の駐車ポイント着!!


 雨が降って来ましたが、降り始めは、登山道沿いの巨木の葉が雨を吸収してくれる感じで、身体が濡れることはありませんでした。
 登山とは完全に違うルートを利用したことで、登山を始めてから一度も同じ道を歩くことなく、逆方向からB4に到達!
 縦走登山気分を少しだけ味わうことが出来ました!

 あれから24年…、2009年最高の目標を達成することが出来ました!

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