2009.6.7
単独、山梨県の標高2000m越えの山に早朝登山。
結果:大絶景に大満足!
    更に自身初、トウカイコルリを材起こしで2♂+1♀ゲット!

 先週のきっちゃさん、ピイさんとの新芽採集、今シーズン初めて「新芽」を思う存分に楽しめ、想像以上の結果を残すことが出来ました。
 先週の出動が出来なかった場合の予備日となっていた6月第一週の週末、単独で出動することになりました。
 今週もまだかろうじて新芽採集が出来そうなポイントはありそうです。
 しかし、登山をしたくて仕方ない状況。
 この趣味、自分にとって新しい領域に入った感じがします。

 目的地は「雪国の山」としたいところでしたが、「雪国」は土日共にどうもスッキリしない天気予報…。
 どうせ登山するなら、晴天下で登りたい。
 関東周辺、天気は早く回復し、日曜日なら晴れそう。
 ということで日曜日、採集では何度も訪れたものの、まだ到達したことの無い山頂を目指すことにしました!
 この趣味にはまってから初めての標高2000mオーバーの山になります!


 気合が入り、自宅発は2:30少し前。
 雲が多いものの、晴れ間には星が見えます。

 ガラガラの中央道を西へ。
 相模湖を過ぎた辺り、かなり激しい霧に…。
 しまった…。

 ガスの中の登山、極力避けたい感じです。
 下りる予定のICを通り過ぎ、次のPAに入り停車。
 今日の目的地、どうするか考えます。
 カーナビに目的地を入れてみると、今週もホソツヤルリ狙いの新芽採集に向かわれているきっちゃさんが目指す山は230km先。
 意外に近い!
 7:00過ぎには着けそう。
 思い切って合流採集とさせていただく?
 一旦、カーナビの目的地をその地に切り替え、高速道本線に戻りました。
 
 周囲は白々と夜明けを向かえ、今日目指していた山がミラーに写りました!
 山頂は雲の上!!

 戻ることにしました!


 高速道を下りなければ料金は増えませんが、一旦下りてUターンしたことで、プラス\300かかりました。

 先行車の無い林道を進みます。
 やはり、ガスっていない!

 4:40に駐車スペース着!
 気温は10℃。
 今日は新芽採集でなく、登山目的なので、逆に快適で嬉しい気温です!


 身支度を整え、4:50に登山開始!
 もう直ぐ夏至なので周囲は明るい。
 この時期限定で、早朝に一気に山頂に
行ってしまうことが出来ます!

 富士山がクッキリ!
 この感動、久し振り!

 ツツジもかろうじて間に合った感じ。


 5:40、かつて1回だけ来たことのあるポイント着!
 登山というより、林道歩きのような感じ。
 こんなだったっけ?

 振り返ると雲の上!!
 遠くに南アルプスがクッキリ!

 何か、登山っぽくなってきた! 

 再び富士山が見えた!!

 こんな青空、いつ以来だろう?

 雲海を背景に、鹿と目が合った!


 奥から標高1200m台、1400m台、1500m台の山。
 それぞれの山の山頂を思い出してみて満足!

 6月にこれだけクッキリ見える富士山は貴重?
 雪は大分上の方に衰退した感じです。




 相変わらず、雲海の上!

 6:17、誰も居ない山頂着!
 今日の一番乗り?
 この趣味にはまってから初めてとなる標高2000mオーバーの山!
 結構嬉しいです!

 遠望はなく、三角点にタッチして直ぐに下山開始!


 20分位で、雲が間近まで迫ってきていてビックリ!
 山が雲に呑まれてゆく…。 

 下山では、別のルートを使いました。
 こっちの方が、より「登山」という感じか。

 ちょっと遅い感じのミズナラの新芽があり、観察してみましたが、コルリの姿は無し。
 しかし、綺麗な色…。

 更に、意外にも良い感じのトネリコが複数ありましたが、今日初めてとなる網を出して掬ってみたものの駄目でした。
 気温が上がれば、コルリ(まさかのホソツヤルリ)が飛んでくるのか?と思ったものの、気温が上がるまで待つ根性はありませんでした…。


 7:30過ぎに下山。
 素晴らしい登山になりました!



 下山では、登山道沿いの立ち枯れ、枯れ枝、そして落ち枝もチェックしましたが、ルリ属成虫は確認出来ず。

 B4に荷物を置き、一服。
 軽装になってから、もう一度周辺でルリ属を探してみることにします。

 標高は下がり、周辺は全て若葉。
 ミズナラやトネリコの「新芽」は確認出来ません。

 ならば、材に付くコルリを探してみよう!
 かつて、熊に遭遇した林道に入ってみました。
 ガードレールに石を当てて、大きな音を出し、自分的に熊を追い払います!

 今日は、斜面には入らないつもり。
 林道沿いの材を起こしたら新しいマーク!
 中央の・を静かに剥いたら、コルリの卵! 

 まだ膨らんでなく、最近産んだようです。
 近くにコルリ♀は居る?
 接地面も探しますが、姿は無し…。

 仕方なく移動。
 引き続き、周辺の材を起こして裏側を観察します。

 そしてそして、トウカイコルリのペアが材の裏側に付いていた!!


 産卵中で無く、交尾中です!
 やはり、「コルリ産卵材」は、♂と♀の出会いの重要な場所になっているようです!


 数十m離れた材ではコルリ♂を確認!
 ♀が来るのを待っているのか?、気温が上がって飛び立つまでの間、休んでいるのか?


 斜面には入らず、舗装された林道沿いに落ちている数材をチェックしただけ。

 そう言えば、これまで何度か挑んだこのポイントのコルリの材採集、毎回、苦労して数頭しかゲット出来ていませんが、材起こしなら、もっと効率良くゲット出来る気がして来ました!
 でも、自分的にどうしても苦手な材起こし…。


 新緑の色って、本当に素晴らしい!


 10:00過ぎに都庁を確認。
 自宅には10:28に到着することが出来ました!

 素晴らしすぎる、半日になりました!


ゲットしたコルリ2♂+1♀


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