2009.5.9
単独、トウカイコルリ狙いの新芽採集。
結果:またしても新芽採集は惨敗…。材から出たホソツヤルリ1♂+1♀のみ。
関東周辺で初めてルリクワガタ属の採集にチャレンジしたのが2001年5月19日。
無謀にも、トウカイコルリクワガタの新芽採集でした。
当時は、ブナの新芽を見つければ容易にコルリをゲット出来ると思い込んで採集に臨んだものの、ボーズ…。
あれから8年、2002年は出動しませんでしたが、毎年5月中に1回は「トウカイコルリの新芽採集」に挑んできました。
しかし、惨敗の連続で、新芽にコルリ成虫の姿を見たことすらなし。
材採集の方が遥かにその地のラベルのコルリ成虫をゲットする効率は高いはずですが、何とかトウカイコルリを新芽でゲットしたい!
ということで、トウカイコルリ狙いの新芽採集に向かうことにしました!
今までの反省点として、朝型の自分、いつも気温が上がりきる前に現地を発っていた。
今回は、帰りの渋滞は恐れず、夕方まで、徹底的に新芽を見ることにしました!
昨日は雨だったので、朝一番で新芽を見ても期待薄。
ということで、この時期の単独出動としてはかなり遅い5:30に自宅発!
第1ポイント
7:30に到着。
素晴らしい青空、でも新芽採集には時期的に少し早かったようです。
気温は12℃とまだ低め。
林道を少しだけ歩いて、芽吹き加減の良いミズナラとトネリコを確認した後、まだ登頂したことの無い近くの山を目指してみることにしました!
気温が上がるまでの時間つぶし的登山です。
標高差は大したことなく、数十分で登頂出来そう!
最初は、正直、この山の登山道をなめていました。
最初の勾配はそれほど大したことはありません。
順調に標高を上げていたら…。
突然斜面左側から獣の足音。
そして、黒い何かが近付いてきた…。
熊??
一瞬凍りつきました。
熊避け鈴を鳴らしながら登ってきているのに。
やがて、黒い獣は、10m位先でピタッと止まりました。
じっくり見たら、ニホンカモシカでした…。
ホッ。
鈴を大きく鳴らしても、咳払いをしても、撮影しても逃げようとしません。
熊でこんなことがあったら、本当にどうすれば良いのか?
熊の場合、音を出していれば、寄って来ないと決め付けています。
熊でなくて本当に良かった!
登山道を進むと、ロープに体重を預けないと登れないような急斜面になりました。
まじですか?
ここを登ってきました
上から撮影する余裕が無く、岩を下りてから撮影
山頂はシンプル。
でも想像以上に厳しい登山道を登って辿り着きました。
木々の間から絶景!!
飛んでいた無数の虫も写ってしまっていますが、コルリの姿は無し。
三角点に腰掛けて休憩した後、下山…。
いよいよ、新芽との格闘開始です。
そう言えば、採集に夢中で、撮影を全くしていなかった…。
今日の本命と決めた、ミズナラ数本とトネリコ数本の間を行ったり来たり。
ルッキングを基本にしながら、時々、スイーピング。
でも入るのは、コメツキとジョウカイの仲間ばかり…。
気温は20℃以上に上がっているのに。
11:30にギブアップ。
第2ポイントに移動することに。
第2ポイント
高速を少しだけ使ってみたら、地方高速は短距離区間の場合、土日祝は半額ということが判りました。
これなら、下道で向かえそうな距離でも高速を使ってしまう感じです。
この第2ポイントの方が、標高差を十分に稼げます。
コルリが飛ぶには最高の時間帯!
色々なパターンでチャレンジ。
周囲が完全新緑状態にある標高で、ミズナラ・トネリコ・トチの良い感じの新芽を確認。
まだ高木が芽吹き始めの状態の標高で、ベストの感じのミズナラ・トネリコ・ブナ・トチの新芽を確認。
その中間の標高でも丁寧に車を停めて確認したつもりです。
しかし、コルリ成虫がネットの中に入ることは無し。
何故??
高標高の場所から眺めると、周辺にコルリは多数生息していそう。
今、何処に居るのか??
第3ポイント
今日は第4ポイントまでイメージしていましたが、明らかに時間切れ。
第3ポイントを飛ばして第4ポイントに向かうか?、第3ポイントで終了とするか?
悩んだ末、当初イメージしていた第3ポイントに向かうことにしました。
チャレンジ出来る標高差は今ひとつですが、かつてトウカイコルリ成虫を材でゲットしたことがあるポイント。
ここにかけます!
距離があるので、現地着は15:30過ぎ。
陽は西に傾き、気温も少し下がって来ました。
飛ぶ虫も減った感じ。
林道を歩いてみるものの、相変わらずコルリの姿はなし。
そして、最後に期待した尾根。
ブナは葉ですが、ミズナラの芽吹き具合は最高!
でも、やはりコルリは確認出来ず。
16:35、ギブアップです…。
無念…。
GWは終わったようで、3km10分の渋滞が一箇所あっただけ。
明るい内に定点撮影。
自宅着は18:50。