2009.4.11
同行:ピイさん
今年初のコルリクワガタ(P.acuticollis)の産地で採集。
結果:自身コルリ1♂、ルリ1♂で終了。

 2008年11月末から先週まで、シーズンオフを挟んで思う存分の登山採集を楽しむことが出来ました。
 先週で、このシリーズの採集は一旦終了。
 今週はピイさんに現地までご一緒していただき、全く別目的の採集をすることが出来ました!
 新ピイさん号で5:00に我が家まで来ていただき、今回はB4で出発!
 今回は、今年初のコルリクワガタ(P.acuticollis)の棲息地での採集となりました!
 
 地方高速道の一律\1,000スタート以降、明らかに交通量は増えた印象で、SAも混雑気味です。
 近付いてきたGWの渋滞は相当に心配…。


 40km/hr位までスピードが落ちる瞬間はありましたが、大した時間ロスもなく現地着。
 やはり関東南部とは違う積雪の山々…。
 素晴らしい晴天!

 今回、単独で雪山登山に挑まれるピイさん、こちらは訳ありで低標高の斜面でのコルリゲットをひたすら目指すことになります。
 残念ですが、仕方ない状況…。

 身支度を整え8:00過ぎ、ピイさんが進まれる登山道とは逆方向の斜面に入りました。

 この近くでは、かつて2桁のコルリ成虫を出したことがあり、数頭のコルリなら余裕で出るだろうと、斜面に入った時点では余裕モードでしたが…。

 (・)マーク材を1つ確認しただけで、山道に出てしまい、そのまま山道を下山。

 斜面によっては相当な積雪。


 (・)マーク材は数本の確認で終了。
 ゲットしたのは、コルリと思われる幼虫1頭。
 このポイントをなめていました…。
 厳しすぎ…。

 この辺り、相当に標高が下がっていますが、この先での採集は諦め、もう一度今来た急斜面を登り、別の沢沿いの急斜面を下ることにしました。
 滑り台のように斜面を下ったら楽だろうと遊んでみたら、ブレーキが効かず、ちょっと焦った瞬間も。

 幼虫はパラパラと出るものの、成虫は出ない…。
 この環境でもコルリ成虫を出すレベルにならないと、この秋に目指す新たなチャレンジの山々で、結果を出すのは難しいのでしょう…。
 コルリ幼虫数頭をゲットで終了。

 滑り下りた急斜面を再び登り、B4の駐車場へ。
 11:00少し前。今日は成虫ボーズ?な予感が出始めました。


 ピイさんはまだ雪山登山を楽しまれていらっしゃるよう。
 留守電にメッセージを入れ、一旦標高を下げます。

 乾燥がこんなにきつかったとは…。
 そして、急斜面にも悩まされますが、先週までの登山採集で経験した滑落の恐怖を感じるような斜面を思い出すと、なんとかなりそうな感じで、斜面に突入することが出来ました。
 しかし、何故に、コルリ成虫は出ない?

 やがて、ピイさんから下山とのご連絡!
 携帯電話が繋がるエリア、ありがたいです。

 B4を飛ばしてお迎えに。
 かなりの積雪があった登山道と格闘され、ピークに到達されたとのこと。
 羨ましい!
 いつか、自分も行けるかな…?


 もう一度、標高を下げて、急斜面にチャレンジ。
 ピイさんは、登山だけで、十分にご満足のよう。

 こちらは、まだ見ぬコルリ成虫ゲットをとにかく目指します。

 どうしても成虫が採れない…。
 時計は13:00を回ったのに…。



 仕方なく標高を上げてみます。
 結果的にこれでかろうじて結果が出ました。

 13:49。
 埋没材を引き摺り出して削って、成虫が出た!
 コルリと決め込みましたが、やたらと大きい。

 まさかの落ち枝からのルリ♂でした…。

 そう言えば、「車横付け」と言えるような採集は久し振り。
 しかし、斜面をひたすら歩き続けるのはきつかった…。


中央にB4

 この画像の撮影直後。
 直径2cm位の細材を指で崩して、ようやくコルリ(♂)が出ました!
 14:09。
 長かった…。
 今回も嬉しいというより、「ホッ」。

 気温は大分上がっている感じ(20℃近く?)。
 ペットボトルの飲み物は想定以上に速いペースで消費。

 乾燥斜面から突然噴き出す水を思わずゴクゴク飲んでしまい…、

 15:30過ぎにB4の駐車ポイントへ。
 相当に気合を入れたつもりなのに、追加をすることは出来ませんでした…。


 成虫は、ルリ1♂にコルリ1♂ゲットで終了。
 最後は、近くに寄っても逃げないニホンザルに今日の貧果を馬鹿にされた感じ…。


 コルリ採集、奥が深過ぎ…。
 まだまだコルリ中心のルリクワガタ属採集は続きそうです!

 ピイさん、今回もご一緒させていただき、ありがとうございました!


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