2008.6.28 関東周辺
同行:ピイさん

結果:少しだけ期待していた材起こし採集で、自身コルリ2♂+2♀、
    そして、予想外のオオルリ1♀をゲット!

 先々週、低温に泣かされたコルリ狙いの新芽採集で今シーズン前半のルリ属採集は終了したつもりでした。
 先週は、関東周辺は「雨」と決め込み出動せず(実際は晴れたポイントもあったようですが…)。

 そして、梅雨も真っ只中となったこの週末、土曜は天気がもちそうです。
 前夜、ピイさんに連絡を入れると、出動OK。
 カミキリ狙いで何処かに出掛けましょうと、目的地も決めないまま就寝しました。

 5時過ぎにいつものようにピイさんに我が家まで来ていただき、B4に荷物を移動。
 さて、どうしましょう。
 第1候補は、魅力的なカミキリが採れる地となりましたが、天気が悪そう。
 ということで、少しは天気予報の良さそうな第2候補の地に向かうことになりました。
 2種類のカミキリをゲットすることが最大の目標となります。
 

 ポイント到着!

 目的の樹種が茂るポイントを目指して、山道を歩きます。
 雲は多いものの晴れ!

 ピイさんと、もしかしたらコルリの材起こし採集、あるいはオオルリの立ち枯れ観察採集が可能でしょうか? と話をしていましたが、この時期では半信半疑。
 コルリマークが増えてきた湖畔で、ちょっとだけ探してみることになりました。

 何本目の材だったか。
 材をひっくり返したら、あっさり付いている
コルリ♂!!!


 湖畔の砂浜の上です(材に砂が付いています)。
 こんな所に、そしてこの時期にコルリ成虫が居るなんて…。


 ピイさんも一気に、コルリモード!
 こちらも、完全にルリ属採集シーズンに戻りました。
 そして、この風景を撮影した1分後に奇跡??
 何と、起こした材の下にオオルリ♀が居た!!!

 立ち枯れや、その樹皮の下にオオルリが居ることは想定していましたが、まさか、起こした材の裏側に、コルリと同じ状況でオオルリが居るなんて…。

 予想外の出来事に興奮して、撮影を忘れ、後から戻ってその材を撮影しましたが、このオオルリ♀が居た材の接地面はこんなマークが付いていました。
 やはり砂浜です。

 オオルリの多産地での材採集では、コルリ狙いの接地材からオオルリ成虫が出ることが珍しくありませんが、それは、オオルリが産卵した立ち枯れ(枯れ枝)が、その後、地上に落ちたものと思い込んでいました。
 もしかしたら、コルリ♀のように接地材に産卵する個体もあるのでしょうか?

 このオオルリ♀が採れた材の近くでは、つい先日、材の裏で息絶えたようなコルリ♂の姿もありました。


 ピイさんも立て続けにコルリ成虫をゲット!


 こちらもコルリ♂1頭と♀1頭をゲット出来ました!
 湖畔から離れた山側にも入ってみましたが駄目。何故か成虫をゲット出来たのは砂浜近くのみでした。



 材の裏に付く砂って、今までの感覚では異様過ぎる…。
 何故、こんな所にばかり…。



 当初の本命だったカミキリ採集の方は2種ともさっぱりでしたが…。


 

 砂浜で、コルリ1♀を追加することが出来ました!

 湖面まで、2mも無い位の位置の落ち枝にコルリ♀が付いています。
 材起こし採集で毎回不思議に思いますが、材に付くコルリ成虫、ちょっとの振動では落ちません。



 カミキリ狙いの採集に出かけたことによって、幸運にもルリクワガタ属の生態に関する新しい経験を積むことが出来ました!
 
 一方で、カミキリ採集の方は、ルリクワガタ属採集より遥かに遥かに難しいケースが多いということも痛感。

 ピイさん、素晴らしい一日になりました!
 ありがとうございました!!!


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