2008.6.14 新潟周辺で新芽採集。
結果:4ポイント回ったものの、天候に恵まれずコルリ19♂+9♀をゲット。

 今シーズン、コルリを新芽で初採集したのが5月17日。福島県でした。
 まだ1ヶ月経っていないのに、早くも新芽採集シーズンは終了目前となっています。
 毎年のことながら、ピークは短い…。

 多少天気が悪くても出動したいところ。
 関東平野は土日共に好天で夏日になる予報ですが、今週出動するなら、と考えていた新潟県は、「曇り」との予報。
 金曜日の気温もあまり上がっていないようです。

 今日も目覚ましなしで2:30に起床。
 雨雲の様子をチェックすると、新潟周辺は覆いつくされている感じ。
 幸い、降水量が記録されている地点はないようですが…。

 ということで、3:00過ぎに出発。
 関東平野は晴れています。


 空き空きの関越道を北上。
 これまでにも何回か体験しましたが、トンネルを抜けるとそこは「曇より空」でした…。
 群馬側は、そろそろヘッドライトを消そうかと思う位、晴れて明るかったのに、新潟側は薄暗い朝です。逆方向に走る人はまぶしいだろうなぁ〜。


 高速道を下りて、目的地が近付くと雨が落ち始めました。
 周囲の山はどこもガスの中…。選択失敗か…。

 実は、今日は登山採集を目論んでいました。
 標高を上げて新芽の状態の良い場所で粘るつもり、あわよくば頂上まで行ってみたいと…。
 この状況では、リスクが大きすぎ。
 近くの車横付けポイントに向かうことにしました。
 潜り込み個体が採れれば○ということで。


第1ポイント

 急遽向かうことになった第1ポイント着は6:00過ぎ。
 3時間近くかかっています。遠い。

 自宅から267kmです。


 幸い、雨は上がりましたが、標高を上げても一面の若葉。

 完全にタイミングを外しました。
 気温も9℃。長袖シャツ一枚では寒い。

 かろうじてあった感じのブナ、ミズナラ、トネリコの新芽を掬ってみるものの×…。
 ここから登山道を歩けば標高を稼げますが、このポイント、ベスト状態であってもコルリはパラパラとしか採れないようです。
 6:20。あっさりギブアップ!


 そう言えば、かつてコルリをゲットしたブナ幼木があった場所に道が出来ていた…。
 その思い出のブナ幼木は無くなっていた…。
 右側がかつての道、舗装道です!
 左側に少し見える斜面の延長にブナ幼木があったのですが。
 山奥にこの道をつくることに、何の意味があるのか????
 信じられない…。


 怒りを静めて、さて、どうしよう。
 天気さえ良ければ、近くにハシゴしたいポイントがありましたが、雨の中のショボイ採集になりそう。標本は十分数持っているし…。
 ならばと、まだ数頭しかコルリを採っていないポイントをカーナビにセットしてみると…。
 一般道利用で110km。
 下道の110kmは結構ありますが、時間も早いので、のんびり向かうことにしました。

 目的地の天気のことは全く判りません。
 町に下りても、雨はパラパラ…。

 雪国の商店街…。

 目的地に近付いたら、やはりガス…。


 カメラの故障ではありません。
 幻想的な風景で、車を停めてしまいました。

 目的地までは、2つのルートがあるのですが、やや遠回りの道を選択したら…。
 一瞬、ニホンザルかと思いましたが…。




 ハクビシンのようです。
 初めまして!
 遠回りして良かった!!


第2ポイント

 さて、肝心の第2ポイントですが…。
 やはり、新芽は開き切っています。

 かろうじて確認したトチを見たものの×。
 ここのコルリ追加には数年かかるかもしれません…。


 実は、第3ポイントのチャレンジとして、この先を更に進んでみようかと思ったのですが、その方向には厚い雨雲。
 チャレンジは将来です。

 結局、以前1日で3桁のコルリ成虫をゲットしたポイントに向かうことにしました。


第3ポイント

 晴れてきましたが、気温が低い。

 標高を上げたら、新芽の感じは良くなってきた!

 結局、ブナ、ミズナラ、トネリコの新芽に潜り込んだコルリ成虫19♂+8♀をゲット出来ましたが、気温はずっと12〜13℃。
 飛翔する個体や、枝を歩く個体の確認はゼロでした…。



 コルリの新芽採集、新芽に潜り込んだ個体を採集するだけでなく、飛翔個体を確認してそれをネットで受けたり、その個体が枝に付いて歩く所をネットに入れたりするのが、相当に喜びを感じる、ということを痛感することが出来ました。

 時々、日が差しても気温は上がらず。

 12:00過ぎ、移動することに。
 標高を下げると、安定して晴れるのですが…。


第4ポイント

 ここでもかつて3桁のコルリを新芽でゲットしたことがあります。
 でも、寒すぎる感じのガス…。

 ガス…。

 13:00を回ったのに、気温は上がりません。

 長袖シャツで来て良かった。
 霧雨も降り出しました。
 下草や枝は、濡れていて藪漕ぎをする根性も出ません。
 道路沿いで潜り込みコルリを探しますが、全く見付かりません。
 雰囲気の良い新芽にはネットを当ててみますが、やはりコルリは入りません。

 思い起こせば、雨の中の新芽採集は経験していましたが、低温下での新芽採集は初めてだった気がします。
 自分なりに試行錯誤して、ようやくブナ新芽でコルリ1♀をゲット!

 結局第4ポイントでは、コルリ1♀をゲットしたのみで、追加はありませんでした。


 ちょっと消化不良気味な一日でしたが、貴重な経験を積むことが出来た気がします。

 見慣れたコンビニの銀行看板ですが、関東とは違うようでした。

 

関東平野は晴れ!

 高速は空き空きでした。

 気温は、27℃。
 数時間前に居た山と16℃も違います!
 風邪を引かないようにせねば…。

 結局、帰宅は17:11。
 走行距離は739kmでした。


 高速道の走行距離は約405km。
 下道&林道走行は、334kmということになりました。

 これで、今年の新芽採集は終了のつもり。
 来週も、採れるポイントはありそうですが…。

 今日の走行時間&走行距離を考えると、、高速道の比率を増やせば、気になるあそことか、まだゲットしたことの無いあの種の採集にも行けそう…。
 いやいや、自主規制を継続して設けることにします(笑)。

 秋は、関東地方での材採集から、シーズンインとなるのでしょうか?

 このルリクワガタ属採集への情熱が継続するのかどうか、自分にも判りません。

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