2007.11.23 山梨県
同行:きっちゃさん
結果:まさかの結果。自身、ホソツヤルリ9♂+15♀、コルリ4♂+2♀をゲット。
この一週間、日本列島は一気に冬に突入したしまったみたいです。
北日本では11月としては記録的な大雪。
ラニーニャ現象が続いていて、一昨年と同じような寒く、雪の多い冬になる可能性があるとか。
そう言えば、去年の今頃は暖冬で、12月末までコルリ採集に熱中出来たのですが、今年は厳しそう。
高所に通える回数もあとわずか。
高山での材採集シーズンはあっと言う間に終わってしまいます。
残された僅かな出動チャンス、今回はきっちゃさんと山梨県で合流採集をさせていただくことになりました!
きっちゃさんはホソツヤルリ狙い、私はルリ属採集なら何でもOKという感じで決まったのは、きっちゃさん初チャレンジ、私はまだホソツヤは1頭しか持ってなく、コルリも目標数に達していない場所になりました。
きっちゃさんは山梨県内に前泊。
こちらは4:30過ぎに出発。
今回の行程で、ついにB4の走行距離は70,000kmを越えてしまいました。
きっちゃさんとの採集行は毎回晴れ。
今回もしっかり快晴です。
甲府盆地に着く頃、夜明けを迎えました。
最寄の道の駅には6:30に到着。
きっちゃさんも程なくして登場されました。
今回、最大の話題はこれ。
昨日到着。ギリギリで間に合いました。
今回は、久し振りにきっちゃさん号の助手席に座らせていただきました。
ホソツヤルリ♂!
こんな所で出るなんて…。
カラカラに乾燥した斜面ですが、枝が落ちて、何とか棲息し得る湿度が保たれたのでしょうか?
この材は当り材!
その後も、とにかく出る出る。
長さ60cm位の材だったのに、11頭のホソツヤルリ成虫が採れました!
幼虫は1頭も出ていません。
こんなラッキーあって良いのか?
きっちゃさんも、直ぐにホソツヤ♀をゲット!
ボーズ覚悟の採集だったのに、ボーズが無くなって、二人とも安心です。
その後、カラマツ林でホソツヤ1ペアを追加して、いよいよ本命の広葉樹斜面へ。
20〜30頭は余裕でいたと思われるニホンザルの大群がお出迎えです。
喧嘩をして奇声を上げたり、目前の倒木に腰掛けて身繕いしたり、人間を舐めているのか?
でも、こちらがお邪魔している身なので、文句は言えません。
群れが去るのを待っていたら、きっちゃさんがホソツヤルリの当り材を発見!
6頭の成虫が出たようです!
今回も、きっちゃさんは遠征の一発チャレンジで、しっかりホソツヤルリ成虫を多数ゲットされました!
毎回、本当に凄い!
広葉樹の斜面、細かい石で覆われていて滑る滑る…。
苦労しながら移動して、パラパラとホソツヤルリ成虫を追加することが出来ました。
時間経過と共にホソツヤも大分数が揃ったので、コルリを狙ってみたものの、全然駄目。
前回、確かにコルリ成虫が採れているのですが…。
きっちゃさんはホソツヤ成虫の合間に、しっかりコルリ1♀をゲットされました。
こちらは、コルリ成虫を1頭も採ることも出来ないまま、昼食を取り、後半戦に。
斜面を歩き回り続けているため、足が重くなっています。
今回は細い立ち枯れでした。
カラカラかと思ったものの、ホソツヤ♀が出てくれました!
結局、この材からは5頭のホソツヤ成虫が出てくれました。
一方で、こんな(・)マーク材があっても完全スカ(食痕すらない)だったり…。
極細材から出るコルリって、凄く不思議な感じです。
その後は、コルリ狙いに徹して何とか、合計4♂+2♀のコルリ成虫をゲットすることが出来ました!(大顎を飛ばした1♂と、上翅を飛ばした1♀は未カウント)。
数えてみれば、ホソツヤルリ9♂+15♀、コルリ4♂+2♀。
ホソツヤ成虫を20頭以上採ったのは初めての経験。
30頭のルリ属成虫を材採集で採ったのも、実に久し振り!
出来すぎの結果でした。
きっちゃさんも、ホソツヤ21頭にコルリ4頭。
私のコルリ♂1頭ときっちゃさんのコルリ♀1頭をトレードしていただきました。
大大大満足で下山。
信じられないほど冷たい山水で顔を洗いました。
月…、