2007.03.03 関東地方南部
目的:単独、コルリ狙いの材採集
結果:2ポイント回って、コルリ3♂をゲット!

 3月になりました。
 週末の好天は続いています。
 8週連続の高山種採集…。
 この時期、自分でも信じられません…。

 自宅発は単独の場合の定刻の5:00。

 今回もどこへ行くのか、考えに考えましたが、今日は雲が多そうなので、方向感覚に悪影響が出そうな新規ポイント開拓は諦め、ルリ属、特にコルリの追加をしたい関東南部に向かうことにしました。


 現地着は7:00前…。
 雲は多いものの雨の心配はなさそう。
 素晴らしい日の出!
 神秘的な朝です!
 これがあるから高山種採集は止められません!

 今日は横付け採集に決めていたので、直ぐに準備完了。
 3月になったばかりとは信じられない位、寒くありません…。
 半分春モードのスタイルです。
 この時期に、高山種採集が出来るのは嬉しいのですが、異常なこの「冬」の暖冬、心配になる所も大です。

 とりあえず、枯れ沢へ…。
 起こした1番目の材にいきなり(・)マーク!
 コルリによるものと思われます。

 でも、この材は幼虫のみ…。
 やはり、マークが新しい感じです。

 若木が多く、林床は笹に覆われています。
 標高は1000mあるものの、よくこんな環境にコルリが生息していると感心してしまいます。

 笹藪を漕ぎながら、登ってゆくと…、出ました!
 2週間ぶりの成虫です。

 

 何と、直ぐに歩き出してしまいました。
 このままでは、あと一ヶ月位で羽脱してしまいそうです。

 引き続き藪漕ぎ…。
 沢の規模は小さく狙う材もほとんどない感じ…。


 

 それでも、更に2頭の♂を追加することが出来ました!
 ラッキーです。




 時刻はまだ8:00過ぎ。
 チャレンジできるような材も見つからなくなり、移動を決意しました。

 リュックも背負わずに臨める横付け採集は本当に気楽です。
 直ぐに車に戻って給水。

 ゆっくり車を進めてみたら、登山道の案内が見えたので、ちょっとだけ登ってみることにしました。
 明治時代には多数の外国人が、絶景の富士山見たさに登っていたとの看板がありましたが、現在は背丈の高い笹に覆われていました…。
 笹のトンネル状態です。

 結局、富士山が臨める「峠」も現在は笹薮。
 もう少し登ったところでゴルフ場が見えましたが、とてもルリクワガタ属採集は不可能…。

 時計は10:00前。
 周辺を車で少しだけうろうろするものの、雰囲気の良い場所は見つからず、今日のこのポイントでの採集は終了することにしました。

 このまま昼過ぎに帰宅、というパターンも考えましたが、折角なので、大幅に離れた別のポイントに移動してみることに。

 11:00少し前、ポイントに到着。
 初めて登る登山道でしたが、立派なブナが多数あり驚きました。

 ただ、コルリのマークは少ない…。
 ガスが出てきたので、登山道を進むのは諦め、車横付けの枯れ沢にチャレンジしましたが、結局、コルリと思われる幼虫2頭をゲットしたのみ…。

 雰囲気は良いのに、不思議なほどコルリが薄い感じでした。


 ここは、もう一度気合を入れてコルリ採集に臨みたいと思いました。
 熊に注意しながら…。 

 気温は何と12℃…。
 信じられないような春の高所を味わうことが出来ました!




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