2006.12.10 関東地方
結果:コルリは惨敗、ルリ1♂をゲット!

 この週末の関東平野は、土曜日に冷たい雨が降ってしまいました。
 これでは、関東周辺の高所はまとまった積雪になってしまったんだろう、と思いつつ、所用で西に向かいながら関東周辺の山並みを確認すると…。
 標高1267mの大岳山も、標高1405mの御前山も、雪は被っていない様子…。

 ならば短時間でも高所へ行きたいということで、用事を済ませてから向かうことにしました。


 低地でも紅葉は終了して、茶枯れという感じ…。


 出発時間が遅かったこともあり、現地着は11:00過ぎになりました。
 陽が高く昇っていて、意外に寒くない。
 実は急な出動だったので、防寒態勢が十分ではなかったのですが、助かりました。

 このポイントでは、ルリは複数ゲットしたものの、コルリは2004年2月にゲットした6幼虫のみ。
 どんな状況でも良いから、コルリ成虫を採りたい!

 まずは、かつてコルリ幼虫をゲットした低標高の北側斜面を探索してみます。
 しかし、マーク材の確認はゼロ。
 材の凍結は皆無なのに…。
 時間も無いので、思いきって標高を上げることにしました。

 林道を車で登ることが出来れば、目的地までそれなりの時間で行けるはずですが、この林道、入り口近くで崩落が起きて通行止になっているとのこと。
 ゲート手前に車を停めて、歩き出すことにしました。
 時計は11:20を回った状況。急がねば…。
 
 直ぐに、噂の崩落…。

 これでは、しばらく復旧は難しそう…。

 テクテクと林道を歩きます。
 かつて甲胄屋さんとおしゃべりに夢中になりながら終点まで歩いたことがありましたが、単独だと長いこと長いこと…。

 それでも、意外に身体は軽く、12:00過ぎには目的の北斜面に到着することが出来ました!

 帰りの歩きもあるので、とにかくルリ材は無視してコルリモードで臨むことにしました。
 一応、遅くとも14:00には、帰途につくことに決めました。

 そう言えば、この斜面には雪が積もった時しか来たことがなかった…。
 材の凍結はやはり皆無で、今回初めて、林床の材のチェックを思う存分に出来そうです!


 でも、コルリと思えるようなマーク材はほとんどない。
 明らかにルリと判る大型の幼虫とマークは直ぐに確認出来ましたが…。

 とにかく良い朽ち具合の落ち枝が少ない。
 腐朽が進んでいるとフカフカ状態のものばかり…。
 ならば、やや堅めに朽ちている太材に切り替えてみるものの、マークが全くなし。
 食痕もなし。

 あの手、この手、考えながら、コルリ材を探すものの、時間が経過するばかり…。

 結局、何とかコルリと思われる幼虫が出ましたが、成虫の姿は最後まで見ることが出来ませんでした。
 この細材からは4頭の幼虫が出ましたが、今日確認出来たコルリと思われる幼虫はこれが全てとなりました。


 斜面を這い上がり、再び林道に到着。
 予定通り14:00少し前でした。

 ひたすら下りが続きますが、遠い…。


 それでも下の方から聞こえてくる沢の音を心地よく感じならがら、深呼吸を繰り返し、爽快気分を味わうことが出来ました!

 往路には目にも留まらなかった看板も発見!


 車に戻っても気力が残っていたので、もう一度最初の低標高の斜面にチャレンジ。

 コルリマークは、やはり皆無でしたが、落ち材からルリ♂成虫が1頭出てきました!
 何とかボーズは回避…。

 このポイント、間違いなくコルリは生息しているので、成虫ゲットの目的を果たすためには、まずはコルリマークの濃い場所を見つけることが必要そうです。

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