採集記
 (2006年3月25日)


 同 行:ねほさん
 目 的:山梨県でコルリ狙いの材採集。
 結 果:自身:コルリ10♂+12♀、ホソツヤ1♂+1♀、ツヤハダ2♀をゲット!
      ねほさん、コルリだけでなく落ち枝から衝撃のホソツヤ16頭をゲット!

 今回は、ねほさんと山梨県の高所にコルリ狙いの採集に行きました。
 当初は関東北部への今年の初アタックも考えたのですが、安全を見ました。
 ねほさんのおニュー・デジカメのデビュー戦。気合も入って、待ち合わせ時間は5:30に繰り上がりました。
 ピイさんは、単独遠征されているとのこと。そちらの結果も気にしながらの採集になりました。


 今回は登山採集。
 車を停めて急斜面の登山道を登ります。
 時計は7:30を回ったところ。

 ガーン!
 標高を上げるに連れて一面の雪景色。
 どうやら昨晩積雪があったようです。
 南斜面なら材の凍結こそ少ないものの、地上材を狙うコルリ採集には大きな痛手です。



@第1ポイント 
 とりあえず、以前にコルリ成虫の実績のあったブナ林に到着。
 斜面に挑みます。
 直ぐにマーク材は確認。
 でも雪が数cm積もっていて、適当な材が中々見つかりません。

 それでも、しばらくして、その時はやって来ました。
 出た!

 今日の私の第1号はコルリ♂でした。
 とりあえずボーズが無くなって一安心。
 
 その後、直ぐ近くの材からは…。
 ♀!


ピンボケ

 更に、雪の上に♂も飛んでいた!
 雪の上の採集は、採りこぼしが減るというメリットが確かにあります。



 この2頭は、当然、コルリのペアと決め込んで毒瓶に。
 まさか、これが今日のねほさんの驚異的な結果の前兆とは。

 しばらく斜面を徘徊するものの、雪が多く採集は困難と判断。

 この時点でねほさんもコルリ1ペアのゲットに留まっていました。

 迷った挙句、下山してもう少し低標高の雪の無いポイントでコルリ採集にチャレンジしてみることになりました。
 晴れてきた雪の積もるブナの森は綺麗なのですが、コルリ採集には効率が悪すぎます。

 下山途中、ねほさんが落ち枝からなんとコルリではなくホソツヤ1♂+3♀をゲット!
 この時も、少し驚いたものの、ホソツヤの枯れ枝が落ちたものと軽く考えていました。

 車に戻って場所を移動する前に、私の毒瓶の中の「コルリ」2♂+1♀を確認してみようと取り出してみたら…。
 緑のコルリ♂が2頭…、のはずが…。
 あれっ?
 ん〜。
 えぇ〜。
 1頭は確かにコルリ♂ですが、もう1頭はホソツヤ♂…。

 もしかして♀も?
 メタリック・グリーン…。

 
ガーン!

 2番目の落ち枝で採った「コルリ・ペア」はホソツヤのペアに化けていました。
 ここのホソツヤを採ったことはないので、本来なら喜ぶべきなのに、今日は完全なコルリモードだっただけに、かなりのショックでした…。

 ねほさんも苦笑されています。



A第2ポイント 
 再び車を運転し、登ってくる途中に見つけたちょっと雰囲気の良い沢沿いの斜面に挑んでみることにしました。
 
 ブナ、ミズナラもあるし、湿度も高くコルリには最高。
 標高も下がって雪も少ないので、これならコルリは楽勝?と思いながら斜面に入ってみると…。

 標高は十分なのに、マークがない…。
 材の腐朽状態は最高なのに、マークが全くない…。
 
 結局、ねほさんもマーク材はひとつも確認出来なかったとのこと。
 こんなこともあるからコルリ採集は面白いのかもしれません。

 車に戻り、遠く離れた別のポイントに行くという案もあったのですが、時計はまだ10:30。気温も上がり、雪も大分融けて来たように思われたので、もう一度第1ポイントを目指すことになりました。


B再び第1ポイント 
 
 車を停め、再び登山を開始。
 下山してから再び、急斜面の登山に挑むのはかなりの物好きかもしれません。

 息切れしながら現地到着。
 確かに、さっきとは全く違った風景が広がっていました。
 春の南斜面の雪解けは相当に早いようです。


 気合も入って、コルリ材にアタック!
 やがて、死骸と一緒にコルリ♀が出ました!
 今度は間違いなくコルリです。


 その後も追加は順調。
 コルリが続きます。 






 その頃、ねほさんも離れた場所で成虫を立て続けに出したようですが、何か様子が変です。

 何と、コルリ材(=埋没材)からホソツヤ成虫が立て続けに出ているとのこと。
 今日の私の2〜3頭目、ねほさんの下山前の3頭のホソツヤ…。
 信じられないような結果です。
 

 こちらは、その後も成虫を追加出来たものの、ホソツヤはゼロ。
 全てコルリです。
 何故?
 




 直径8cm程の当たり材から出た7〜8頭の成虫も全てコルリ。





 15:00には採集終了!

 ねほさんは、その後も埋没コルリ材からホソツヤを追加され、何と今日のホソツヤは9♂+7♀、コルリは4ペアとのことでした。
 ご本人は、コルリ狙いでのホソツヤゲットにご不満な様子でしたが、ホソツヤをこの地で16頭も採れる方はそうは居ないのではと、つくづく思いました。


 ほとんど雪のなくなった登山道を下って帰途に着きました。 


 久し振りの蕎麦を食べて帰宅しました。 
 ねほさん、今回もありがとうございました!
 これだけのコルリが採れるようになったのもこの1年弱の間のねほさんのご指導のお陰だと思います。



 遠征されていたピイさんは、しっかりと36頭ものコルリを採集されたとのことでした。
 一発勝負でしっかり結果を残されています。

 次に3人で採集に挑めるのは、4/15以降になりそうです。


最上段右2頭のみホソツヤルリ、その他はトウカイコルリ


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