採集記
 (2005年5月1日)


 目 的  :山梨県にてコルリクワガタの新芽採集
 結 果  :成虫はゼロ。ルリとコルリの幼虫のみ…。
      

 今日は午後、用事があったのでフィールドには出ない予定だったのですが、きっちゃさんが4/29に滋賀で、koruriさんが4/30に兵庫で、それぞれキンキコルリの新芽採集にご成功されたとのこと…。
 生のお話をお聞きするとやはり刺激を受けてしまいます。

 気が付けば6:30過ぎに、トウカイコルリの新芽採集チャレンジということで車を走らせていました。
 午前中の限られた時間での勝負です。

 これまでトウカイコルリの新芽採集は何度か試みていましたが、いずれも惨敗。
 最近になって、多雪地域での原名コルリの採集方法ではトウカイコルリの新芽採集は難しく、長い網を使ってスイーピングで採るのが一般的な方法と聞き、可能な範囲でチャレンジしてみようと思ったのです。
 ポイントは有名産地ではないながら、材採集を試みて(・)マークが比較的多く認められていた山梨県のポイントに決めました。


 現地着はは9:00少し前。午前中では、更に厳しいかなと思いながら、尾根にある登山道に入りましたが…。
 新芽が開ききっています…
 それなのに虫が飛んでいる気配がありません。
 気温も20℃近くあるのですが…。

 良く見ると、林内の背の低い木ほど、新芽の開き具合が早い感じで、高木の上の方は丁度良い感じの芽開きだったりしています。
 豪雪地帯では雪で冷え切った地面に近い木より高木の方が芽開きが早いのに対し、雪の少ない地域では地面に近い場所の方がより早く暖かくなるということなのでしょうか?
 今回、初めて実感しました。





 とりあえず、適当な新芽を網ですくってみるものの、入るのはハエの仲間ばかり…。
 たまに甲虫が入ってもハムシの仲間のようでした。

 新芽が駄目なら、材の裏側に付く成虫がいないものかと、コルリ材を起こしてみるもののやはり甘くはありません…。
 ボロ材にマークがあったので割ってみても、やはり幼虫が出てきました…。
 今、このポイントのコルリ成虫はどこにいるのでしょうか?



 尾根を歩き回ってこのポイントでは初めてまともなルリ材を確認出来たものの、やはり出てきたのは幼虫のみでした。



 いつかトウカイコルリの新芽採集に成功する日が来るのでしょうか?
 こうしてまたしても行ってしまった高所での贅沢な時間は終わりました。


 (本日の成果)
  ルリクワガタ幼虫、コルリクワガタ幼虫
 

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