採集記
 (2004年12月23日)

 
 目 的  :山梨産トウカイコルリクワガタの採集
 結 果  :材割でトウカイコルリ成虫1♂+1♀、多数の幼虫をゲット!
      

 2004年も残すところあと僅か…。
 ふと今年の成虫採集数(ジャンプ)を見直してみると、ルリ属の中でトウカイコルリが1♂+1♀しか採れていない!
 そんなはずはないと思って採集記を確認してみたものの、やはり2/28に山梨で1♀、3/17に山梨で1♂をゲットしたのみだったのでした。

 ということで、今回はトウカイコルリ狙いの材採集を試みてみることにしました。
 自宅発は、5:30過ぎ、現地着は8:00少し前となりました。途中、舗装路面が凍結していて、慎重に運転してきました。


 まずは雄大な景色を拝むことが出来ました。山が幾重にも重なっています!
 気温は間違いなく氷点下。でも気合が乗っていると寒さも気になりません。

  山に入って直ぐに発見!


 かなり乾燥した材に(・)が付いています。
 でも間違いなくトウカイコルリのものだと思われます。
 材は凍っていましたが、厳寒期のように地面に凍り付いているものは少なく、狙った材を思ったように引きずり出すことが出来ました。


 今回は成虫を中心に狙いたいと思ったため、(・)マークを意識するよりは、落ち葉の下に埋もれた適当な腐朽状態の材を探すことを意識しましたが、やはり(・)マークに気を取られてしまいます。


右上に2つの(・)マーク、中央に2頭の2令幼虫

 幼虫は採れるのですが、成虫が出ません。



 今回のポイントでは、(・)マークが多く見つかる場所とほとんど見当たらない場所がはっきりと分かれていました。

 採集開始から2時間が経過、多数の幼虫をゲットしたものの、今日は成虫は採れないのかなぁと思い始めた頃…。
 径15cm×長さ1mほどの埋没材から、ようやく
緑色の宝石が出ました!!


 緑色の強いトウカイコルリが黒枯れ材から出た瞬間、改めて綺麗だと思いました。
 でも確率的に背中を上にして出てくれる個体は少ないように感じます。


 同じ材を削ってゆくと…。
 次は
♀成虫です!


 トウカイコルリ♀としては大型でした。


 その後は、周辺で探索をしたものの、幼虫数頭を追加したのみに終わりました。

 このポイントは、比較的若い木が中心ですが、冬にしか味わえない明るい高所の広葉樹林。
 やはり爽快です!



 最近のパターンで、現地を早めに発ち、14:00過ぎに帰宅しました。 


左:トウカイコルリ♂、右:トウカイコルリ♀(紫が強い) 

 (本日の成果)
  トウカイコルリ成虫:1♂+1♀+幼虫多数
  スジ成虫1♀+幼虫

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