採集記
 (2004年2月15日)

 
 同行者:まちまちさん、いしさん
 ターゲット:山梨産オオクワガタ
 結果 :ミヤマ成虫1♀

      (まちまちさん、いしさん:不明幼虫数頭、ミヤマ大型幼虫、ノコギリ♂成虫、など)

 山梨県にオオクワ狙いの採集に行きました。
 今冬3度目、自身初の3人での採集です。
 
 いしさんは、なんとご自宅を1:00に出発して、待ち合せ場所まで来て車内で休憩していたとのこと。私も予定より早く3:30に自宅を出たのですが、既にお待ちでした。
 まちまちさんをお迎えに行った後、中央道経由で、まずは第一ポイントへ。7:00前には到着しました。
 2000年に見つけたやや高標高のオオクワが居そうな場所で採集を開始です。
 昨日、春一番が吹き荒れたためか、到着時は暖かく感じるような状況でした。1/24の採集時には積もっていた雪も、僅かしか残っていませんでした。採集条件としてはベストに近い状態です。
 富士山も綺麗。甲斐駒ケ岳や八ヶ岳には雪雲らしき雲がかかっていました。
 




 ここではでは、コクワ幼虫ばかり認められる状況でしたが、まちまちさんは、エノキのカワラ材からコクワ成虫・幼虫の他、ノコ幼虫、そして不明幼虫(顔はノコほど赤くなく、顎も真っ直ぐ気味、コクワにしては大型♀、ただし、オオクワ幼虫に特徴的な亀裂線内の点刻が少ない)を採集しました。
 オオクワとして羽化してくれればいいのですが…。
 また、まちまちさんは、見事な天然レイシ(マンネンタケ)を見つけました。

 




 その後、数箇所のポイントを攻めるも成果は無く、時計が13:30を回った頃、本日の最終ポイントへ。
 昨年、12/9そして1/24の採集時から目をつけていた台場クヌギの立ち枯れを3人で倒すと、根部から多数のミヤマ幼虫が…。
 大型のミヤマ幼虫も多数採集できました(まちまちさん宅で計測すると、最大10.5g!)。
 また、根部周辺の土中からは、ノコ♂新成虫(まちまちさん発見、いしさん持ち帰り)と、自身初のミヤマ♀新成虫を採集することができました。



 
 ノコ♂も、ミヤマ♀も土中(地表より10〜20cm)に頑丈な蛹室を作り、その中で越冬していました。この季節にノコやミヤマ成虫を採集出来たのは、やはり感動的でした。
 今回も、オオクワと断定出来る個体を採集することは出来ませんでしたが、楽しく、充実した一日を過ごすことが出来ました。


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